MySQLで列名に「from」を使うとエラーになる?予約語をバッククォートで正しく扱う方法
MySQLで「from」を列名として使えない理由
MySQLでは「from」は予約語(reserved word)として登録されているため、列名としてそのまま使用することはできません。そのまま記述すると構文エラーが発生します。
しかし、どうしても「from」という列名を使いたい場合は、バッククォート(`)で囲むことで回避できます。バッククォートは、キーボードのShiftなしでTabキーの上あたりにある記号です。シングルクォーテーション(')とは異なるので注意してください。
バッククォートを使ったテーブル作成例
まず、「from」を列名に含むテーブルを作成してみましょう。
mysql> create table DemoTable
(
Id int NOT NULL AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
`from` varchar(100),
Name varchar(10)
);
Query OK, 0 rows affected (0.92 sec)このように、列名「from」をバッククォートで囲むことで、テーブルの作成が正常に完了します。
データの挿入
次に、INSERT文を使ってレコードを挿入します。ここでも「from」は必ずバッククォートで囲みます。
mysql> insert into DemoTable(`from`,Name) values('US','John');
Query OK, 1 row affected (0.20 sec)
mysql> insert into DemoTable(`from`,Name) values('UK','Carol');
Query OK, 1 row affected (0.14 sec)
mysql> insert into DemoTable(`from`,Name) values('AUS','David');
Query OK, 1 row affected (0.12 sec)データの確認とSELECT文での注意点
SELECT文ですべてのレコードを表示してみましょう。
mysql> select * from DemoTable;
実行結果は以下の通りです。
+----+------+-------+ | Id | from | Name | +----+------+-------+ | 1 | US | John | | 2 | UK | Carol | | 3 | AUS | David | +----+------+-------+ 3 rows in set (0.00 sec)
予約語「from」を列名としてSELECTする
特定の列だけを取り出す場合も、同様にバッククォートが必要です。以下のクエリでは、列名の「from」のみをバッククォートで囲み、テーブル名の後ろにある「from」(SQLの句)はそのまま記述している点に注目してください。
mysql> select `from` from DemoTable;
実行結果:
+------+ | from | +------+ | US | | UK | | AUS | +------+ 3 rows in set (0.00 sec)
まとめ
MySQLの予約語を列名やテーブル名として使いたい場合は、必ずバッククォート(`)で囲む必要があります。ただし、予約語をそのまま識別子に使うと、毎回バッククォートを付け忘れるリスクがあり、可読性も低下します。可能であれば「from_country」や「origin」など、予約語と衝突しない名前を選ぶことをおすすめします。
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