MySQLで一意の値の数を取得する方法:DISTINCTキーワードの使い方
MySQLであるカラムの一意(ユニーク)な値の件数をカウントしたい場合、DISTINCTキーワードを使用します。この記事では、実際にテーブルを作成しながら、DISTINCTを使った一意値のカウント方法を具体的に解説します。
サンプルテーブルの作成
まずは動作確認用のテーブルを作成しましょう。以下のクエリを実行して、IPアドレスごとのアクセス情報を管理するテーブルを作成します。
mysql> create table UniqueCountByIPAddress
-> (
-> Id int NOT NULL AUTO_INCREMENT,
-> UserHits int,
-> UserIPAddress varchar(50),
-> PRIMARY KEY(Id)
-> );
Query OK, 0 rows affected (0.69 sec)
テーブルが正常に作成されました。「Id」は自動採番される主キー、「UserHits」はヒット数、「UserIPAddress」はユーザーのIPアドレスを格納するカラムです。
テストデータの挿入
次に、INSERT文を使ってサンプルデータを挿入します。同じIPアドレスや同じヒット数を持つレコードを意図的に複数登録することで、DISTINCTの効果が分かりやすくなります。
mysql> insert into UniqueCountByIPAddress(UserHits,UserIPAddress) values(10,'127.0.0.1'); Query OK, 1 row affected (0.20 sec) mysql> insert into UniqueCountByIPAddress(UserHits,UserIPAddress) values(10,'127.0.0.1'); Query OK, 1 row affected (0.20 sec) mysql> insert into UniqueCountByIPAddress(UserHits,UserIPAddress) values(20,'127.0.0.1'); Query OK, 1 row affected (0.20 sec) mysql> insert into UniqueCountByIPAddress(UserHits,UserIPAddress) values(20,'127.0.0.1'); Query OK, 1 row affected (0.17 sec) mysql> insert into UniqueCountByIPAddress(UserHits,UserIPAddress) values(20,'127.0.0.2'); Query OK, 1 row affected (0.13 sec) mysql> insert into UniqueCountByIPAddress(UserHits,UserIPAddress) values(20,'127.0.0.2'); Query OK, 1 row affected (0.20 sec) mysql> insert into UniqueCountByIPAddress(UserHits,UserIPAddress) values(30,'127.0.0.2'); Query OK, 1 row affected (0.17 sec) mysql> insert into UniqueCountByIPAddress(UserHits,UserIPAddress) values(30,'127.0.0.2'); Query OK, 1 row affected (0.28 sec) mysql> insert into UniqueCountByIPAddress(UserHits,UserIPAddress) values(30,'127.0.0.2'); Query OK, 1 row affected (0.14 sec)
登録データの確認
SELECT文ですべてのレコードを表示し、データが正しく登録されているか確認しましょう。
mysql> select *from UniqueCountByIPAddress;
実行結果は以下のとおりです。
+----+----------+--------------+ | Id | UserHits | UserIPAddress| +----+----------+--------------+ | 1 | 10 | 127.0.0.1 | | 2 | 10 | 127.0.0.1 | | 3 | 20 | 127.0.0.1 | | 4 | 20 | 127.0.0.1 | | 5 | 20 | 127.0.0.2 | | 6 | 20 | 127.0.0.2 | | 7 | 30 | 127.0.0.2 | | 8 | 30 | 127.0.0.2 | | 9 | 30 | 127.0.0.2 | +----+----------+--------------+
合計9件のレコードが登録されています。同じIPアドレスが複数回出現していることが確認できます。
DISTINCTを使って一意の値をカウントする
それでは本題です。「UserHits」ごとに「UserIPAddress」カラムの一意な値の件数をカウントするには、count(distinct カラム名)を使用し、GROUP BY句と組み合わせます。
mysql> select UserHits,count(distinct UserIPAddress) as TotalHits -> from UniqueCountByIPAddress group by UserHits;
実行結果は以下のとおりです。
+----------+-----------+ | UserHits | TotalHits | +----------+-----------+ | 10 | 1 | | 20 | 2 | | 30 | 1 | +----------+-----------+ 3 rows in set (0.05 sec)
結果の解説
この結果から、以下のことが読み取れます。
- UserHits = 10 の場合:使用されているIPアドレスは「127.0.0.1」のみなので、一意の値は 1件
- UserHits = 20 の場合:「127.0.0.1」と「127.0.0.2」の2種類が存在するため、一意の値は 2件
- UserHits = 30 の場合:使用されているIPアドレスは「127.0.0.2」のみなので、一意の値は 1件
このように、COUNT(DISTINCT カラム名) を使うことで、重複を除外した上での件数を簡単に取得できます。アクセスログの分析などで「ユニークユーザー数」を集計したい場合に非常に便利なテクニックですので、ぜひ活用してみてください。
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