SQLでVarcharをDouble(数値)に変換する方法!CAST()関数の使い方を徹底解説
SQLでVarchar(文字列)をDouble(数値)に変換する方法
MySQLでは、CAST()関数を使うことで、varchar型(文字列型)のカラムをdoubleに相当するDECIMAL型(数値型)へ変換できます。金額データなどが誤って文字列として保存されていても、この方法を使えば数値として正しく並べ替えや計算ができるようになります。
CAST()関数を使った変換の基本構文
varcharをdoubleに変換するには、CAST()関数を利用します。基本的な構文は次のとおりです。
SELECT カラム名1, カラム名2, ......N,
CAST(対象カラム名 AS DECIMAL(全体の桁数, 小数点以下の桁数)) AS 別名
FROM テーブル名
ORDER BY 別名 DESC;
ここで指定する DECIMAL(TotalDigit, DigitAfterDecimalPoint) の第1引数は「全体の桁数」、第2引数は「小数点以下の桁数」を意味します。たとえば DECIMAL(10,2) なら、整数8桁+小数2桁の合計10桁の数値として扱われます。
サンプルテーブルを作成する
構文の理解を深めるために、実際にテーブルを作成してみましょう。テーブル作成用のクエリは以下の通りです。
mysql> create table VarcharToDouble
-> (
-> Id int NOT NULL AUTO_INCREMENT,
-> Name varchar(10),
-> Amount varchar(10),
-> PRIMARY KEY(Id)
-> );
Query OK, 0 rows affected (0.67 sec)
このテーブルでは、Name(名前)とAmount(金額)がどちらもvarchar型として定義されています。続いて、INSERTコマンドでレコードを挿入していきます。
テストデータを挿入する
mysql> insert into VarcharToDouble(Name,Amount) values('John','456.78');
Query OK, 1 row affected (0.14 sec)
mysql> insert into VarcharToDouble(Name,Amount) values('Larry','8465.98');
Query OK, 1 row affected (0.18 sec)
mysql> insert into VarcharToDouble(Name,Amount) values('Mike','9083.45');
Query OK, 1 row affected (0.12 sec)
mysql> insert into VarcharToDouble(Name,Amount) values('Sam','46475.50');
Query OK, 1 row affected (0.19 sec)
mysql> insert into VarcharToDouble(Name,Amount) values('Carol','10003.35');
Query OK, 1 row affected (0.17 sec)5件のレコードを挿入できました。SELECT文ですべてのレコードを表示して確認してみましょう。
mysql> select *from VarcharToDouble;
実行結果は以下の通りです。
+----+-------+----------+
| Id | Name | Amount |
+----+-------+----------+
| 1 | John | 456.78 |
| 2 | Larry | 8465.98 |
| 3 | Mike | 9083.45 |
| 4 | Sam | 46475.50 |
| 5 | Carol | 10003.35 |
+----+-------+----------+
5 rows in set (0.00 sec)
CAST()でvarcharをdoubleに変換して並べ替える
いよいよ、CAST()関数を使ってAmountカラム(varchar型)をDECIMAL(10,2)に変換し、金額の降順で並べ替えてみます。
mysql> select Id,Name, CAST(Amount AS DECIMAL(10,2)) TotalAmount from VarcharToDouble
-> order by TotalAmount desc;
実行結果は以下の通りです。
+----+-------+-------------+
| Id | Name | TotalAmount |
+----+-------+-------------+
| 4 | Sam | 46475.50 |
| 5 | Carol | 10003.35 |
| 3 | Mike | 9083.45 |
| 2 | Larry | 8465.98 |
| 1 | John | 456.78 |
+----+-------+-------------+
5 rows in set (0.00 sec)
このように、CAST()で変換した別名(TotalAmount)をORDER BYに指定することで、文字列だったAmountが数値として認識され、金額の大きい順に正しくソートされます。
CAST()を使う理由:文字列のままソートするとどうなる?
もしCAST()を使わずにvarchar型のまま ORDER BY を実行すると、値は先頭の文字から辞書順(文字列比較)で評価されます。そのため、たとえば「9999.99」が「10003.35」より大きいと判定されるなど、桁数が異なる数値では意図しない順序になってしまうことがあります。
数値として扱いたいデータがvarchar型で保存されている場合は、CAST()やCONVERT()で明示的に数値型へ変換するのが安全で確実な方法です。また、根本的な対策としては、テーブル設計の時点で金額などの数値データはDECIMAL型やDOUBLE型のカラムに保存しておくことをおすすめします。
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