【MySQL】BETWEEN句で開始値・終了値を除外して取得する方法
はじめに
MySQLのBETWEEN句は、指定した範囲内のデータを抽出する際に便利な演算子ですが、デフォルトでは開始値と終了値の両方が含まれるという特徴があります。本記事では、境界値(開始値・終了値)を除外した状態で範囲検索を行う方法を、具体的なサンプルコードとともにわかりやすく解説します。
BETWEEN句で終了値を除外する基本構文
範囲内の値を取得しつつ、終了値を結果から除外したい場合は、BETWEENとNOT INを組み合わせて次のように記述します。
SELECT * FROM テーブル名 WHERE カラム名 BETWEEN 開始値 AND 終了値 AND カラム名 NOT IN (終了値);
この構文のポイントは、NOT INを使って不要な境界値を明示的に排除している点です。開始値だけを除外したい場合も同様の考え方で対応できます。
サンプルテーブルの作成
それでは、実際に動作を確認するためのテーブルを作成しましょう。以下のクエリを実行します。
mysql> create table BetweenWithoutEndPoints -> ( -> Id int NOT NULL AUTO_INCREMENT, -> Name varchar(20), -> Age int, -> PRIMARY KEY(Id) -> ); Query OK, 0 rows affected (0.54 sec)
このテーブルは、自動採番される「Id」、名前を格納する「Name」、年齢を格納する「Age」の3カラムで構成されています。
テストデータの挿入
次に、INSERT文を使ってサンプルレコードを登録します。
mysql> insert into BetweenWithoutEndPoints(Name,Age) values('Mike',23);
Query OK, 1 row affected (0.21 sec)
mysql> insert into BetweenWithoutEndPoints(Name,Age) values('Larry',25);
Query OK, 1 row affected (0.21 sec)
mysql> insert into BetweenWithoutEndPoints(Name,Age) values('David',28);
Query OK, 1 row affected (0.16 sec)
mysql> insert into BetweenWithoutEndPoints(Name,Age) values('Sam',26);
Query OK, 1 row affected (0.15 sec)
mysql> insert into BetweenWithoutEndPoints(Name,Age) values('Carol',21);
Query OK, 1 row affected (0.14 sec)
mysql> insert into BetweenWithoutEndPoints(Name,Age) values('John',29);
Query OK, 1 row affected (0.18 sec)
mysql> insert into BetweenWithoutEndPoints(Name,Age) values('James',20);
Query OK, 1 row affected (0.41 sec)
mysql> insert into BetweenWithoutEndPoints(Name,Age) values('Robert',26);
Query OK, 1 row affected (0.17 sec)
mysql> insert into BetweenWithoutEndPoints(Name,Age) values('Michael',30);
Query OK, 1 row affected (0.16 sec)登録データの全件確認
SELECT文ですべてのレコードを表示してみましょう。
mysql> select *from BetweenWithoutEndPoints;
実行結果は以下の通りです。
+----+---------+------+ | Id | Name | Age | +----+---------+------+ | 1 | Mike | 23 | | 2 | Larry | 25 | | 3 | David | 28 | | 4 | Sam | 26 | | 5 | Carol | 21 | | 6 | John | 29 | | 7 | James | 20 | | 8 | Robert | 26 | | 9 | Michael | 30 | +----+---------+------+ 9 rows in set (0.00 sec)
合計9件のレコードが登録されていることが確認できました。
開始値と終了値の両方を除外するクエリ
ここからが本題です。まずは、Id の 3 と 8 を両方除外しながら、3〜8の範囲内のデータを取得するクエリを見てみましょう。
mysql> select *from BetweenWithoutEndPoints -> where Id between 3 and 8 and Id not in (3, 8);
実行結果:
+----+-------+------+ | Id | Name | Age | +----+-------+------+ | 4 | Sam | 26 | | 5 | Carol | 21 | | 6 | John | 29 | | 7 | James | 20 | +----+-------+------+ 4 rows in set (0.04 sec)
通常のBETWEEN 3 AND 8であれば3〜8の6件が返るところ、境界値の3と8をNOT IN (3, 8)で除外したことで、Id 4〜7の4件のみが取得されました。
終了値のみを除外するクエリ
続いて、開始値は含めつつ終了値だけを除外したいケースです。この場合は、NOT INに終了値のみを指定します。
mysql> select *from BetweenWithoutEndPoints -> where Id between 3 and 8 and Id not in (8);
実行結果:
+----+-------+------+ | Id | Name | Age | +----+-------+------+ | 3 | David | 28 | | 4 | Sam | 26 | | 5 | Carol | 21 | | 6 | John | 29 | | 7 | James | 20 | +----+-------+------+ 5 rows in set (0.03 sec)
今度はId 8(Robert)が除外され、Id 3〜7の5件が取得できました。開始値である3(David)は結果に含まれている点に注目してください。
まとめ
- MySQLの
BETWEEN句はデフォルトで両端の値を含むため、境界値を除外したい場合はNOT INとの組み合わせが有効。 - 開始値と終了値の両方を除外する:
WHERE カラム名 BETWEEN 開始値 AND 終了値 AND カラム名 NOT IN (開始値, 終了値) - 片方の境界値のみ除外したい場合も、
NOT INにその値だけを指定すればOK。
なお、より直感的に記述したい場合は>=や<などの比較演算子を使う方法もあります。例えば「終了値を含まない」だけであればWHERE Id >= 3 AND Id < 8と書くことも可能です。用途に応じて使い分けると良いでしょう。
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