DBMSにおけるエンティティの識別方法|問題文から特定する手順と具体例
DBMSにおけるエンティティとは
DBMS(データベース管理システム)におけるエンティティとは、実体を持つ現実世界のオブジェクトを指します。データベース設計の第一歩は、与えられた問題文の中から適切なエンティティを見つけ出すことです。
エンティティを識別するためのポイント
問題文をもとにエンティティを特定するには、以下の手順を試してみてください。
- 名詞を探す:「教師」「医師」など、問題文中に登場する名詞に注目します。
- 名詞を分類する:見つけた名詞を整理・分類することで、エンティティの全体像を把握できます。
- 問題文を繰り返し読む:読み返すたびに、見落としていたエンティティや関係性に気づくことがあります。
- 典型的なエンティティを意識する:「人物」「学生」「教師」「講座」などがエンティティの代表例です。
- 属性を確認する:エンティティには、それを特徴づける属性が存在します。例えば「教授」エンティティであれば、Professor_Name(氏名)、Professor_Address(住所)、Professor_Salary(給与)などが属性にあたります。
具体例:病院の診察システム
問題文
病院には医師と患者がいます。患者は診察を受けるために病院を訪れ、医師は患者の状態を把握するために検査を指示することがあります。
抽出されるエンティティ
この問題文からは、以下の4つのエンティティが識別できます。
- 病院(Hospital)
- 患者(Patient)
- 医師(Doctor)
- 検査(Tests)
各エンティティの属性
- 病院エンティティの属性:Hospital_Name(病院名)、Hospital_Location(所在地)、Hospital_Phone(電話番号)など
- 患者エンティティの属性:Patient_Id(患者ID)、Patient_Name(患者名)、Patient_Age(年齢)、Patient_VisitDate(来院日)など
- 医師エンティティの属性:Doctor_Id(医師ID)、Doctor_Name(医師名)、Doctor_Specialization(専門分野)など
- 検査エンティティの属性:Tests_Name(検査名)、Tests_Date(検査日)、Tests_Result(検査結果)など
このように、問題文から名詞を抜き出し、各エンティティに対応する属性を洗い出すことで、ER図作成につながるデータモデルの基礎を構築できます。
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