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MySQLのGROUP BY句はどのようにDISTINCT句と同じように動作するのか?

GROUP BY句がDISTINCT句のように動作する仕組み

MySQLのSELECT文において、GROUP BY句集計関数(SUM、COUNTなど)なしで使用した場合、その動作はDISTINCT句と同じになります。つまり、指定したカラムの重複した値が取り除かれ、一意な値だけが返されます。

ここでは、次のようなテーブル「testing」を使って、その挙動を確認してみましょう。

mysql> Select * from testing;
+------+---------+---------+
| id   | fname   | Lname   |
+------+---------+---------+
|  200 | Raman   | Kumar   |
|  201 | Sahil   | Bhalla  |
|  202 | Gaurav  | NULL    |
|  203 | Aarav   | NULL    |
|  204 | Harshit | Khurana |
|  205 | Rahul   | NULL    |
|  206 | Piyush  | Kohli   |
|  207 | Lovkesh | NULL    |
|  208 | Gaurav  | Kumar   |
|  209 | Raman   | Kumar   |
+------+---------+---------+
10 rows in set (0.00 sec)

DISTINCT句を使用した場合

まず、「Lname」カラムに対してDISTINCT句を使用すると、MySQLは以下の結果セットを返します。

mysql> select Distinct LNAME from testing;
+---------+
| LNAME   |
+---------+
| Kumar   |
| Bhalla  |
| NULL    |
| Khurana |
| Kohli   |
+---------+
5 rows in set (0.00 sec)

GROUP BY句を使用した場合

続いて、同じカラムにGROUP BY句を使用してみます。すると、DISTINCT句を使った場合と本質的に同じ結果セットが得られます。

mysql> Select LNAME from testing GROUP BY Lname;
+---------+
| LNAME   |
+---------+
| NULL    |
| Bhalla  |
| Khurana |
| Kohli   |
| Kumar   |
+---------+
5 rows in set (0.04 sec)

両者の違い:結果の並び順

両方のクエリの結果セットを比較すると、一つ重要な違いがあることに気づきます。それは並び順(ソート順)です。

  • GROUP BY句を使用した場合:結果セットはソートされた状態で返されます。
  • DISTINCT句を使用した場合:結果セットはソートされず、内部的な処理順序のまま返されます。

このように、GROUP BY句を集計関数なしで使えばDISTINCT句の代わりとして機能しますが、GROUP BY句は暗黙的にソートを行う点で異なります。ただし、大量のデータを扱う場合はソートのコストが発生するため、単純に重複を除去したいだけであればDISTINCT句の方が効率的です。また、MySQL 8.0以降ではGROUP BYの暗黙的なソートは保証されなくなっているため、確定的な順序が必要な場合はORDER BY句を明示的に指定することをおすすめします。

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