MySQLストアドプロシージャでテーブルにアクセスする方法
MySQLのストアドプロシージャを使えば、データベース内の特定のテーブルやすべてのテーブルに対して柔軟にアクセスできます。本記事では、テーブル名をパラメータとして受け取り、呼び出すとそのテーブルの全データを結果セットとして返すストアドプロシージャの作成方法を、具体的な例とともに解説します。
ストアドプロシージャの作成例
まず、テーブル名を受け取るためのパラメータを持つストアドプロシージャを定義します。内部では動的SQLを組み立てて実行する仕組みです。
mysql> Delimiter //
mysql> Create procedure access(tablename varchar(30))
-> BEGIN
-> SET @X := CONCAT('Select * from',' ',tablename);
-> Prepare statement from @X;
-> Execute statement;
-> END//
Query OK, 0 rows affected (0.16 sec)プロシージャの処理内容
- SET @X := CONCAT(...):渡されたテーブル名をもとに「SELECT * from テーブル名」というSQL文を文字列として組み立てます。
- Prepare statement from @X:組み立てたSQL文をプリペアドステートメント(準備済みステートメント)として登録します。
- Execute statement:準備したステートメントを実行し、結果セットを返します。
プロシージャの呼び出し方
次に、アクセスしたいテーブル名を引数として指定し、CALL文でプロシージャを呼び出します。デリミタを元の「;」に戻すことを忘れないようにしてください。
mysql> Delimiter ;
mysql> Call access('student_info');
+------+---------+----------+------------+
| id | Name | Address | Subject |
+------+---------+----------+------------+
| 101 | YashPal | Amritsar | History |
| 105 | Gaurav | Jaipur | Literature |
| 125 | Raman | Shimla | Computers |
+------+---------+----------+------------+
3 rows in set (0.02 sec)
Query OK, 0 rows affected (0.04 sec)このように、Call access('student_info'); を実行すると、student_infoテーブルの全行・全カラムのデータが結果セットとして取得できました。
ポイントまとめ
- ストアドプロシージャ内でテーブル名を可変にしたい場合は、PREPARE / EXECUTE構文による動的SQLを利用します。
- 通常のSQL文はプロシージャ作成時に固定されるため、テーブル名などのオブジェクト名を変数化するにはCONCAT関数などでSQL文を文字列として組み立てる必要があります。
- 同じプロシージャを別のテーブル名で呼び出せば、どのテーブルにも対応できる汎用的なアクセス手段になります。
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