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Blowfish(ブローフィッシュ)アルゴリズムとは?データ暗号化と復号化の仕組みを徹底解説

Blowfish(ブローフィッシュ)アルゴリズムの概要

Blowfishは、1993年12月に暗号学者ブルース・シュナイアー(Bruce Schneier)によって考案された対称鍵ブロック暗号アルゴリズムです。ライセンス不要で自由に利用できることから、幅広い分野で採用されてきました。

Blowfishの主な特徴は以下の通りです。

  • ハードウェア実装に適しており、高速かつ効率的に動作する
  • 特許やライセンスが不要で、誰でも自由に利用可能
  • 基本演算がシンプル(テーブル参照、加算、排他的論理和XOR)
  • 内部テーブルは4つのSボックスとPアレイで構成される

BlowfishはFeistel(ファイスタル)ラウンドに基づく暗号方式であり、F関数の設計はDESの原理を簡素化したものです。これにより、ソフトウェア実装において同等のセキュリティを、より高い速度と効率で実現しています。

Blowfishの基本仕様

Blowfishは64ビットの対称ブロック暗号であり、32ビットから448ビット(最大56バイト)までの可変長鍵を使用します。64ビットの平文を効率的かつ安全に64ビットの暗号文へ変換するために設計されました。

32ビットプロセッサ上での暗号化・復号化にかかる時間を最小限に抑えるため、アルゴリズムにはテーブル参照、剰余加算、ビット単位の排他的論理和(XOR)といった軽量な演算が採用されています。

DESとの違い

DESと同様に、Blowfishも暗号化・復号化に16ラウンドのFeistelネットワークを使用します。ただし、DESが右側の32ビットのみを次ラウンドの左側32ビットへ渡すのに対し、Blowfishは毎ラウンドで左右の32ビットデータを入れ替える点が異なります。

また、Blowfishでは左側32ビットに対して、F関数による変換や次ラウンドへの伝播の前に、排他的論理和(XOR)演算を実行します。さらに、16ラウンド終了後には2つのXOR演算とスワップ処理が行われます。これはDESで実装されている置換関数とは異なる処理です。

暗号化のプロセス

暗号化プロセスでは、平文となる画像データと暗号化鍵の2つが入力として必要です。この手法では、元の画像データのビットストリームをBlowfishアルゴリズムのブロック長に分割して処理します。

画像ヘッダー部分は暗号化の対象外であり、ビットマップのピクセル配列はファイルヘッダーの直後から始まります。配列のバイト要素は左から右へ行単位で格納され、各行が画像の1スキャンラインに相当します。画像の行は上から下へ順に暗号化されます。

復号化のプロセス

復号化では、暗号化された画像をBlowfishアルゴリズムと同じブロック長に上から下へ分割します。最初のブロックを復号関数に入力し、暗号化に使用したものと同じ鍵で復号しますが、サブキーの適用順序は逆になります。この復号処理を、画像の各ブロックに対して上から下へ順番に繰り返していきます。

Blowfishの基本アルゴリズム

Blowfishの基本的な暗号化手順は以下の通りです。

  1. 入力xを2つの32ビット半分(xL、xR)に分割する
  2. i = 1から16まで、以下の処理を繰り返す
    • xL = xL XOR Pi
    • xR = F(xL) XOR xR
    • xLとxRを入れ替える
  3. 16ラウンド終了後、最後のスワップを打ち消すため、xLとxRを再度入れ替える
  4. 暗号文 = xLとxRの連結。ただし xR = xR XOR P17、xL = xL XOR P18 とする

まとめ

Blowfishは、シンプルな演算で構成されながらも高いセキュリティを提供する対称ブロック暗号です。可変長鍵に対応し、ライセンスフリーであるため、さまざまなソフトウェアやシステムに組み込まれてきました。暗号化・復号化の仕組みを理解することで、データ保護の基礎的な考え方を学ぶことができます。

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