情報セキュリティモデルの主なアプローチとは?6つの方式と特徴を徹底解説
情報セキュリティモデルとは
セキュリティモデルとは、セキュリティポリシーの分析や適用(強制)に用いられるコンピュータモデルのことです。事前の特別な準備を必要とせず、アクセス権モデル、計算検査モデル、あるいは計算モデルのいずれかに基づいて構成できます。
セキュリティモデルは、セキュリティポリシーが生成されるための仕組みであり、ポリシーの策定は特定の環境設定やポリシーの一例に基づいて規定されます。
セキュリティポリシーとの関係
セキュリティポリシーは認証に依存しますが、その構築はセキュリティモデルの枠組みの中で行われます。たとえば、認証と認可に基づいてセキュリティモデルを設計することができます。さらに、認証・認可・可用性・信頼性を含む「4要素モデル」として捉えることも可能です。
セキュリティモデルは、一般的なセキュリティ課題を検証するための外部コンポーネントを提供し、実装やアプリケーションを含むデータベースアプリケーションに対して文脈を与えます。
情報セキュリティモデルは、セキュリティポリシーの宣言同士のギャップを埋め、「どの利用者がどの情報にアクセスできるのか」を明示的に表現します。オペレーティングシステムの実装によって、管理者はアクセス制御を体系的に管理できるようになります。
これらのモデルは、分析上の目標を数値的な関係へマッピングし、採用したい実装をより強固なものにします。それでは、情報セキュリティモデルにおける代表的なアプローチを見ていきましょう。
情報セキュリティモデルの6つのアプローチ
1. No Security(無防備)
最も基本的なアプローチで、「セキュリティを一切施さない」という判断を選択する方式です。
2. Security through Obscurity(隠蔽によるセキュリティ)
この方式では、システムは「その存在や構成要素が誰にも知られていない」という理由だけで保護されています。しかし、攻撃者がシステムの存在を知る手段はいくらでも存在するため、長期的には機能しません。
3. Host Security(ホストセキュリティ)
このモデルでは、ホストごとに個別のセキュリティ対策が必要となります。安全性は高いものの、スケールしにくい点が難点です。近年のサイトや組織の複雑化・多様化に伴い、運用はさらに困難になっています。
4. Network Security(ネットワークセキュリティ)
組織が大規模化・多様化するにつれて、ホスト単位でのセキュリティ確保は困難になります。このアプローチでは、個々のホストのセキュリティではなく、複数のホストとそのサービスへのネットワークアクセスを管理することを目標とします。非常に効果的で拡張性の高いモデルです。
5. Information Systems Security(INFOSEC:情報システムセキュリティ)
保存・処理・伝送のいずれの段階においても、データへの不正アクセスや改ざんから情報システムを守り、正規ユーザーに対するサービス拒否(DoS)からも防御することを指します。加えて、こうした脅威を識別・記録・説明するために必要な対策も含まれます。
6. Technical Reference Model(TRM:技術参照モデル)
サービス要素とその機能の提供を実現するための標準や技術を表す、要素駆動型の技術フレームワークです。ビジネスの境界の外側に位置する重要なセキュリティフレームワークであり、IA(情報保証)およびIA認証済み製品、セキュリティ体制、リスク管理計画を提供します。
まとめ
情報セキュリティモデルには、無防備から高度な技術参照モデルまで、さまざまなアプローチが存在します。組織の規模や目的に応じて適切なモデルを選択することが、効果的なセキュリティ運用の第一歩となります。
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