CSSで要素のアスペクト比を維持する方法|padding-topとaspect-ratio徹底解説
Web制作において、画像・動画・カード型レイアウトなどで要素の縦横比(アスペクト比)を固定したい場面は非常に多くあります。ウィンドウサイズが変わってもレイアウトが崩れないようにするには、CSSの工夫が必要です。
基本の考え方:padding-topを使った手法
最も広く知られているのが「padding-top」を活用したテクニックです。paddingのパーセント指定は親要素の幅を基準に計算されるため、これを利用して高さを幅に連動させることができます。
例えば4:3の比率を維持したい場合は、padding-topに「75%」(3÷4×100)を指定します。同様に16:9なら「56.25%」、正方形(1:1)なら「100%」となります。
実装例:4:3のアスペクト比を維持する
以下のコードは、ウィンドウ幅に応じて常に4:3の比率を保つボックスを作成する例です。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
<style>
body {
font-family: 'Segoe UI', Tahoma, Geneva, Verdana, sans-serif;
}
.aspectContainer {
background-color: rgb(191, 66, 216);
position: relative;
width: 100%;
padding-top: 75%;
}
.aspectText {
position: absolute;
text-align: center;
top: 0;
left: 0;
bottom: 0;
right: 0;
font-size: 20px;
color: white;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>Aspect ratio example</h1>
<div class="aspectContainer">
<div class="aspectText">4:3 Aspect ratio</div>
</div>
<h2>Resize the window to see 4:3 aspect ratio in action</h2>
</body>
</html>
コードのポイント解説
- .aspectContainer:position: relative を指定し、絶対配置の基準となるコンテナを作成します。
- padding-top: 75%:幅に対して高さが常に75%になるよう設定し、4:3の比率を実現します。
- .aspectText:position: absolute で上下左右を0に指定することで、コンテナ全体に文字を中央表示します。
出力結果
上記のコードを実行すると、次のような表示になります。

ウィンドウをリサイズすると、要素は常に4:3の比率を保ちながら拡大・縮小します。

モダンな代替手段:aspect-ratioプロパティ
2021年以降の主要ブラウザでは、よりシンプルに記述できるaspect-ratioプロパティが利用可能です。
.aspectContainer {
background-color: rgb(191, 66, 216);
aspect-ratio: 4 / 3;
}
このプロパティを使えば、positionやpaddingを組み合わせたハックに頼ることなく、直感的にアスペクト比を指定できます。新規プロジェクトでは、ブラウザ対応状況を確認したうえでこちらの採用を検討するとよいでしょう。
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