CSSのattr()関数で選択した要素の属性値を取得・表示する方法
CSSには、HTML要素が持つ属性の値を動的に取得して表示できるattr()関数が用意されています。attr()は主にcontentプロパティと組み合わせて使用され、リンク先URLやカスタムデータ属性などの値を、CSSだけで画面上に反映させることができます。
attr()関数の基本的な使い方
attr()関数の構文は非常にシンプルです。
attr(属性名)
引数に指定した属性の値が文字列として返され、::beforeや::after疑似要素のcontentプロパティなどで利用できます。これにより、HTMLを変更することなく、属性の内容を自動的に表示に組み込むことが可能になります。
実装例:リンクのURLを自動表示する
以下のコードでは、a:beforeセレクタとattr()関数を組み合わせて、リンクのhref属性(URL)をリンクテキストの後ろに括弧付きで表示しています。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
a:before {
content: " (" attr(href) ")";
}
</style>
</head>
<body>
<h2>情報リソース</h2>
<p>
リソース:<a href="https://www.qries.com">Welcome to Qries</a>
</p>
</body>
</html>
出力結果
このコードをブラウザで実行すると、リンクテキスト「Welcome to Qries」の直後に「(https://www.qries.com)」という形式でURLが自動的に表示されます。HTML側でURLを手動で記述する必要がないため、メンテナンス性が向上します。
活用のポイント
- 印刷用スタイルシート: 紙媒体ではクリックできないため、印刷時にリンクURLを表示させる用途でよく使われます。
- ツールチップ風の表示:
data-*カスタム属性と組み合わせれば、補足情報を疑似要素として表示できます。 - 注意点: attr()は基本的に
contentプロパティ向けの機能であり、他のプロパティでの利用には対応が限られるため、使用場面を選びましょう。
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