CSS3の3D変換(Transform)の使い方と主要関数一覧
CSS3の3D変換とは
CSS3では、transformプロパティを使用することで、HTML要素を3次元空間上で自由に操作できます。従来の2D変換に加えてZ軸(奥行き方向)が利用可能になったため、立体的な回転や奥行きのある演出など、これまでJavaScriptや画像に頼っていた表現をCSSだけで実現できるようになりました。
3D変換は、移動(translate)・拡大縮小(scale)・回転(rotate)の3種類の操作を基本とし、それぞれ軸ごとの個別関数と、複数の軸をまとめて指定できる3D用関数が用意されています。
主な3D変換関数の一覧
| 関数 | 説明 |
|---|---|
matrix3d(n,n,n,n,n,n,n,n,n,n,n,n,n,n,n,n) |
16個の値からなる4×4の行列を使用して、要素を3D変換します。複雑な変換を一括で定義したい場合に使用します。 |
translate3d(x,y,z) |
X軸・Y軸・Z軸の3つの値を指定して、要素を3次元空間上で移動します。 |
translateX(x) |
X軸(横)方向に要素を移動します。 |
translateY(y) |
Y軸(縦)方向に要素を移動します。 |
translateZ(z) |
Z軸(奥行き)方向に要素を移動します。 |
scale3d(x,y,z) |
X軸・Y軸・Z軸の3つの値を指定して、要素を3次元方向へ拡大縮小します。 |
scaleX(x) |
X軸方向に要素を拡大縮小します。 |
scaleY(y) |
Y軸方向に要素を拡大縮小します。 |
scaleZ(z) |
Z軸方向に要素を拡大縮小します。 |
rotate3d(x,y,z,angle) |
回転軸となるベクトル(x,y,z)と角度を指定して、要素を3次元上で回転します。 |
rotateX(angle) |
X軸を基準として、要素を回転します。 |
rotateY(angle) |
Y軸を基準として、要素を回転します。 |
rotateZ(angle) |
Z軸を基準として、要素を回転します。 |
記述例
以下のように、複数の変換関数を組み合わせて指定することもできます。
.card {
transform: rotateX(45deg) rotateY(30deg) translateZ(50px);
}
3D変換を見栄え良く表示するポイント
3D変換を実際に立体として表示するには、親要素にperspectiveプロパティを設定して視点(遠近感)を与えるのが基本です。また、子要素を3D空間に配置したい場合はtransform-style: preserve-3d;を指定します。これらを組み合わせることで、カードの反転アニメーションや立方体のような本格的な3D表現がCSSのみで実装できます。
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