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Cockpit(コックピット)で実現するWebベースのLinuxサーバー管理 – インストールから使い方まで徹底解説

Cockpitは、GNU/Linuxサーバー向けの軽量で直感的に操作できるリモート管理ツールです。Webブラウザ経由で対話型のサーバー管理インターフェースを提供し、ライブのLinuxセッションをそのまま操作できます。

RHEL系およびDebian系を中心に、UbuntuLinux MintFedoraCentOSRocky LinuxAlmaLinuxArch Linuxなど、幅広いディストリビューションで動作します。

Cockpitを活用すれば、コンテナの起動、ストレージ管理、ネットワーク設定、ログの確認といった日常的なシステム管理タスクを、管理者が簡単かつ確実に実行できるようになります。

Cockpitの主な特徴

  • 1つのCockpitセッションで複数のサーバーを一元管理できる
  • ターミナルウィンドウ上でWebベースのシェルを利用可能
  • Docker経由でコンテナを管理できる
  • システムユーザーアカウントを効率的に管理できる
  • Performance Co-Pilotフレームワークでシステムパフォーマンス情報を収集し、グラフとして表示
  • sos-reportによるシステム構成・診断情報の収集に対応
  • KubernetesクラスタやOpenShift v3クラスタにも対応
  • ネットワーク設定の変更など、多彩な機能を搭載

LinuxへのCockpitのインストール方法

Cockpitは、多くのLinuxディストリビューションの公式リポジトリからインストールできます。以下、ディストリビューション別の手順を紹介します。

Fedora / CentOSの場合

Fedora系ディストリビューションにCockpitをインストールして有効化するには、次のコマンドを実行します。

# yum install cockpit
# systemctl enable --now cockpit.socket
# firewall-cmd --add-service=cockpit
# firewall-cmd --add-service=cockpit --permanent
# firewall-cmd --reload

Rocky Linux / AlmaLinuxの場合

Rocky LinuxやAlmaLinuxでも同様のコマンドでインストールできます。

# yum install cockpit
# systemctl enable --now cockpit.socket
# firewall-cmd --add-service=cockpit
# firewall-cmd --add-service=cockpit --permanent
# firewall-cmd --reload

RHEL(Red Hat Enterprise Linux)の場合

CockpitはRHEL 7.1以降、Extrasリポジトリに含まれています。

# yum install cockpit
# systemctl enable --now cockpit.socket
# firewall-cmd --add-service=cockpit --permanent
# firewall-cmd --reload

Debianの場合

Debianでは公式リポジトリにcockpitパッケージが用意されているため、以下のコマンドでインストールできます。

# apt-get update
# apt-get install cockpit
# mkdir -p /usr/lib/x86_64-linux-gnu/udisks2/modules
# ufw allow 9090
# ufw allow 80

Ubuntu / Linux Mintの場合

UbuntuやLinux Mintには標準で含まれていないため、公式のCockpit PPAからインストールします。

$ sudo add-apt-repository ppa:cockpit-project/cockpit
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install cockpit
$ sudo systemctl enable --now cockpit.socket

Arch Linuxの場合

Arch LinuxではAUR(Arch User Repository)からインストールできます。

# yaourt cockpit
# systemctl start cockpit
# systemctl enable cockpit.socket

Cockpitの基本的な使い方

インストールが完了したら、Webブラウザから以下のURLにアクセスします。

https://ip-address:9090
または
https://server.domain.com:9090

システムのユーザー名とパスワードを入力してログインしてください。

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CockpitのWebインターフェース

ログインすると、システム情報のサマリーと、CPUメモリディスクI/Oネットワークトラフィックのパフォーマンスグラフが表示されます。

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Linuxシステムのパフォーマンスサマリー

サービス管理

ダッシュボードメニューのServicesでは、Targets(ターゲット)、System Services(システムサービス)、Sockets(ソケット)、Timers(タイマー)、Paths(パス)の各ページを確認できます。

以下の画面は、システム上で稼働中のサービスを表示したものです。

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稼働中のサービス一覧

個々のサービスをクリックすると詳細を管理でき、ドロップダウンメニューから必要な操作を選択するだけで実行できます。

Cockpit(コックピット)で実現するWebベースのLinuxサーバー管理 – インストールから使い方まで徹底解説
サービスの詳細画面

ログの確認

Logsメニューではログページを開き、システムログを詳しく調査できます。ログはErrors(エラー)、Warnings(警告)、Notices(通知)、All(すべて)に分類されており、目的に応じて絞り込みが可能です。

さらに、「過去24時間」や「過去7日間」など、期間を指定してログを表示することもできます。個別のログエントリを確認するには、該当行をクリックするだけです。

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Linuxログのモニタリング

ユーザーアカウントの管理

Cockpitではシステムのユーザーアカウントも管理できます。ToolsAccountsを開き、ユーザーアカウントをクリックすると、そのアカウントの詳細情報が表示されます。

Cockpit(コックピット)で実現するWebベースのLinuxサーバー管理 – インストールから使い方まで徹底解説
ユーザーアカウントの管理

新しいユーザーを追加するには「Create New Account」ボタンをクリックし、必要なユーザー情報を入力します。

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新規ユーザーアカウントの作成

Webターミナルの利用

ターミナルウィンドウを開くには、ToolsTerminalを選択します。ブラウザ上から直接コマンド操作が行えるため、SSHクライアントを開き直すことなく作業を継続できます。

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CockpitのWebターミナル

LinuxサーバーをCockpitに追加する方法

重要: CockpitダッシュボードでリモートのLinuxサーバーを監視するには、対象となるサーバーすべてにCockpitをインストールしておく必要があります。新しいサーバーを追加する前に、必ずインストールを済ませてください。

サーバーを追加するには、dashboardをクリックし、表示された画面で(+)マークを押してサーバーのIPアドレスを入力します。追加された各サーバーの情報は、それぞれ固有の色で表示されるため、複数のサーバーを見分けやすくなっています。

Cockpit(コックピット)で実現するWebベースのLinuxサーバー管理 – インストールから使い方まで徹底解説
Cockpitへのサーバー追加 Cockpit(コックピット)で実現するWebベースのLinuxサーバー管理 – インストールから使い方まで徹底解説
リモートLinuxサーバーの監視

同じ手順を繰り返すことで、複数のLinuxサーバーを登録し、手間なく一元的に管理できます。

まとめ

Cockpitは、WebブラウザだけでLinuxサーバーの監視・管理を完結できる非常に便利なツールです。シンプルながら強力な機能を備えているので、ぜひインストールして、さまざまな機能を試してみてください。

公式ドキュメント: https://cockpit-project.org/guide/latest/

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