Linux初心者・管理者必見!無料で読めるシェルスクリプト電子書籍4選
システム管理とは何か
システム管理(System Administration)は情報技術(IT)の一分野であり、マルチユーザーのコンピュータシステムやサーバーを安定的に稼働させ続けることを担います。この安定稼働に責任を持つ人物をシステム管理者(System Administrator)と呼びます。
専門分野がLinuxであるシステム管理者は「Linuxシステム管理者」と呼ばれます。その役割は非常に多岐にわたり、ハードウェアの保守、システムメンテナンス、ユーザー管理、ネットワーク管理、システムパフォーマンスの監視、リソース使用状況のモニタリング、バックアップ、セキュリティの確保、システム更新、ポリシーの実装、ドキュメント作成、アプリケーションのインストールなど、挙げればきりがありません。
「無名の管理者」であれ――IT業界の格言
IT業界にはこんな格言があります。
「プログラマーは良いことをすれば名を知られ、管理者は悪いことが起これば名を知られる」
管理者にとって「無名」であることこそが理想です。なぜなら、名前が知られるということは、環境が本来あるべき状態で動いておらず、トラブル対応のために頻繁に呼ばれている証拠だからです。
すべてのシステム管理者が守るべき3つの鉄則
- ルール1: すべてをバックアップする
- ルール2: コマンドラインを極める
- ルール3: シェルスクリプトなどのスクリプト言語でタスクを自動化する
ルール1の解説:なぜすべてをバックアップするのか
サーバーやファイルシステムがいつ異常動作を始めるか、ストレージがいつ限界を迎えるかは、誰にも予測できません。すべてのデータのバックアップを保持していれば、障害が発生しても慌てる必要はなく、復元するだけで済みます。
ルール2の解説:コマンドラインの力
本物のLinux管理者なら、コマンドラインを使うことで得られる強大なパワーを理解しているはずです。コマンドラインからはシステムコールに直接アクセスできます。GUIを持たないヘッドレスサーバーでの管理業務では、コマンドラインが唯一の相棒となります。そしてその力は、あなたが思っている以上に強力です。
ルール3の解説:なぜタスクを自動化するのか
優秀な管理者は、いわば「賢い怠け者」です。バックアップのような定型的な作業を自動化し、毎回手作業で介入しなくても済むようにします。バックアップやログ収集など、自動化できるものはすべてスケジュール化するのが理想的です。システム管理のレベルが上がるほど、スクリプティングは単なるタスク自動化にとどまらず、設定ファイルの確認や解析のためにも必要になります。シェルスクリプトとは、UNIX/Linuxのシェル上で実行できるコンピュータプログラムのことです。
シェルスクリプトの学習
シェルスクリプト(bashスクリプト)は、学ぶのが簡単で楽しい言語です。他のプログラミング言語の経験があれば、ほとんどのシェルスクリプトはすぐに理解でき、自分で書き始めるのも早いでしょう。プログラミング経験がゼロでも、スクリプトの学習は決して難しくありません。
Python、Perl、Rubyなど、より多くの機能を備えたスクリプト言語もありますが、初心者が最初の一歩として始めるなら、シェルスクリプトが最適です。
無料で読めるシェルスクリプト電子書籍4選
ここでは、無料でダウンロードでき、シェルスクリプトのスキル向上に役立つ4冊の書籍を紹介します。ベテランでも初心者でも、Linuxに携わる人なら手元に置いておきたい一冊ばかりです。
1. Bash Guide for Beginners(初心者のためのBashガイド)
全12章・165ページ。著者はMachtelt Garrels氏。UNIX系環境で仕事をするすべての人にとって必携の一冊です。日々の業務を楽にしたいシステム管理者に最適で、経験豊富なLinuxユーザーにとってはシステムへの深い洞察を与えてくれる内容となっています。幅広いトピックを平易な言葉で丁寧に解説しており、自分でスクリプトを書く力を養える点も大きな魅力です。

ダウンロード:Bash Guide for Beginners
2. Advanced Bash-Scripting Guide(高度なBashスクリプティングガイド)
全38章・901ページ。著者はMendel Cooper氏。学ぶべき内容をすべて詳細に、しかも分かりやすい言葉で解説しています。実用的なサンプルが豊富で、前提知識ゼロを想定した構成ながら、中級・上級レベルまで着実にステップアップできるのが特徴です。詳細な解説により、独習用テキストとしても完成度の高い一冊です。

ダウンロード:Advanced Bash-Scripting Guide
3. Shell Scripting: Expert Recipes for Linux(Linuxシェルスクリプティング エキスパートレシピ)
著者はSteve Parker氏。書籍全体の無料ダウンロードはできませんが、最初の40ページは無料で読むことができます。本書の内容をつかむには十分なボリュームです。豊富な実例、分かりやすい理論解説、そして著者独自の提示スタイルは特筆に値します。原本は大部ですが、まずは40ページのガイドをダウンロードして、スクリプティングが自分に合っているか試してみるとよいでしょう。

ダウンロード:Shell Scripting: Expert Recipes for Linux
4. Linux Shell Scripting Cookbook, Second Edition(Linuxシェルスクリプティングクックブック 第2版)
全9章・40ページ。著者のShantanu Tushar氏は幼い頃からのGNU/Linuxユーザーです。理論と実践のバランスが取れた内容で、ページ数は少ないながらも、状況を打開する「救世主」になりうる一冊です。ダウンロードして、その有用性を実際に確かめてみてください。

ダウンロード:Linux Shell Scripting Cookbook, Second Edition
ダウンロード方法について
提携サイトから書籍をダウンロードする際は、簡単なフォームへの入力が必要です。入力された情報は安全に保護され、迷惑メール(SPAM)が送りつけられることもありません。登録は一度だけでよく、以降は何度でも無料でダウンロードできます。登録後は、さまざまな分野の書籍をまとめてライブラリから選べるようになります。
なお、当サイトは非営利で運営されており、ダウンロードごとに提携先からわずかな報酬をいただき、それが帯域費用やホスティング費用の支払いに充てられています。つまり、書籍をダウンロードすることは、あなた自身の知識とスキルを高めると同時に、私たちがサービスを続けていくための支援にもなるのです。
今回紹介したシェルスクリプト関連の書籍は、あなたのスキルを大きく変え、次のレベルへと引き上げてくれるはずです。Linuxでのキャリアを目指す方も、スキルのブラッシュアップを望む方も、ぜひこの機会にダウンロードしてみてください。
どの書籍をダウンロードしたのか、期待していたものが得られたのか、ぜひあなたの体験談をお聞かせください。いただいた声をもとに、コンテンツとサービスの改善に努めてまいります。それでは、また次回!
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ShellCheckとは?シェルスクリプトのバグや問題点を検出できる静的解析ツールの使い方
ShellCheckは、bash/shシェルスクリプトに含まれる問題のあるコードに対して、警告や改善提案を表示してくれる静的解析ツールです。利用方法は複数あります。たとえば https://www.shellcheck.net にアクセスし、オンラインエディタ(Ace – JavaScript製のスタンドアローンコードエディタ)にスクリプトを貼り付ければ、即座にフィードバックを得られます。このサイトは常に最新のgitコミットに同期されており、ShellCheckを手軽に試せる最も簡単な方法です。 また、自身のマシンにインストールしてターミナルから実行したり、テキストエディタやビルド・テストスイ
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Linuxのシェル初期化ファイルとユーザープロファイルを徹底解説
Linuxはマルチユーザー・タイムシェアリング方式のOSであり、複数のユーザーが同時に1台のシステムへログインして利用できます。そのため、システム管理者は、ソフトウェアのインストール・更新・削除、ユーザーが実行できるプログラム、閲覧・編集できるファイルなど、ユーザーごとの操作範囲を管理する役割を担っています。 Linuxでは、ユーザー環境の構築や維持を「システム全体(グローバル)」と「ユーザー固有(個人)」という2つの方法で行えます。通常、Linuxシステムを操作する基本手段はシェルであり、シェルはユーザーのログイン成功後に初期化処理として特定のファイルを読み込み、それに基づいて環境を構築しま