MongoDBで大文字と小文字を区別せずに検索する方法($regexの使い方)
MongoDBで大文字と小文字を区別しない(ケースインセンシティブな)検索を実行したい場合は、find()メソッドの中で正規表現($regex)を使用します。基本となる構文は以下の通りです。
db.demo572.find({"yourFieldName" : { '$regex' : /^yourValue$/i}});正規表現のポイント
この構文で重要なのは、パターンの末尾に付ける「i」オプションです。このフラグを指定することで、マッチング時に大文字と小文字の違いが無視されます。また、^(先頭)と$(末尾)で値を囲むことで、部分一致ではなく完全一致の検索になります。
それでは、実際にサンプルコレクションを作成して動作を確認してみましょう。
サンプルコレクションの作成
> db.demo572.insertOne({"CountryName":"US"});{
"acknowledged" : true, "insertedId" : ObjectId("5e915f0e581e9acd78b427f1")
}
> db.demo572.insertOne({"CountryName":"UK"});{
"acknowledged" : true, "insertedId" : ObjectId("5e915f17581e9acd78b427f2")
}
> db.demo572.insertOne({"CountryName":"Us"});{
"acknowledged" : true, "insertedId" : ObjectId("5e915f1b581e9acd78b427f3")
}
> db.demo572.insertOne({"CountryName":"AUS"});{
"acknowledged" : true, "insertedId" : ObjectId("5e915f20581e9acd78b427f4")
}
> db.demo572.insertOne({"CountryName":"us"});{
"acknowledged" : true, "insertedId" : ObjectId("5e915f25581e9acd78b427f5")
}ここでは、「US」「UK」「Us」「AUS」「us」という5つの国名を持つドキュメントを挿入しました。あえて大文字・小文字の表記を揃えていない点に注目してください。
登録したドキュメントの確認
find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示します。
> db.demo572.find();
このコマンドを実行すると、次のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e915f0e581e9acd78b427f1"), "CountryName" : "US" }
{ "_id" : ObjectId("5e915f17581e9acd78b427f2"), "CountryName" : "UK" }
{ "_id" : ObjectId("5e915f1b581e9acd78b427f3"), "CountryName" : "Us" }
{ "_id" : ObjectId("5e915f20581e9acd78b427f4"), "CountryName" : "AUS" }
{ "_id" : ObjectId("5e915f25581e9acd78b427f5"), "CountryName" : "us" }大文字と小文字を区別しない検索クエリの実行
それでは本題の、大文字と小文字を区別しない検索のクエリです。$regexに「/^US$/i」を指定して実行してみます。
> db.demo572.find({"CountryName" : { '$regex' : /^US$/i}});実行結果は以下の通りです。
{ "_id" : ObjectId("5e915f0e581e9acd78b427f1"), "CountryName" : "US" }
{ "_id" : ObjectId("5e915f1b581e9acd78b427f3"), "CountryName" : "Us" }
{ "_id" : ObjectId("5e915f25581e9acd78b427f5"), "CountryName" : "us" }ご覧のとおり、「US」「Us」「us」という異なる表記のドキュメントがすべてヒットしました。一方で「UK」や「AUS」は値が異なるため除外されており、意図どおりの完全一致検索ができています。
補足:$optionsを使った書き方
正規表現のオプションは、$optionsフィールドを使って指定することもできます。こちらの書き方の方が可読性が高いと感じる場合もあるでしょう。
> db.demo572.find({"CountryName" : { "$regex" : "^US$", "$options" : "i" }});どちらの書き方でも結果は同じになります。用途やチームのコーディング規約に合わせて使い分けるとよいでしょう。
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