MongoDBで部分的なデータを削除する方法【remove()とskip()を活用】
MongoDBで部分的なデータを削除するには?
MongoDBでは、条件に一致した一部のドキュメントだけをまとめて削除したいケースがあります。そのような場合には remove() メソッドを使用します。本記事では、find() と skip() を組み合わせて、特定範囲のドキュメント(部分的なデータ)を削除する手順を解説します。
1. サンプルコレクションの作成
まずは動作確認用に、複数のドキュメントを含むコレクション「demo488」を作成します。
> db.demo488.insertOne({"Name":"Chris"});{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e8351e0b0f3fa88e22790b2")
}
> db.demo488.insertOne({"Name":"David"});{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e8351e8b0f3fa88e22790b3")
}
> db.demo488.insertOne({"Name":"Bob"});{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e8351ebb0f3fa88e22790b4")
}
> db.demo488.insertOne({"Name":"Mike"});{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e8351eeb0f3fa88e22790b5")
}
> db.demo488.insertOne({"Name":"Sam"});{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e835202b0f3fa88e22790b6")
}
> db.demo488.insertOne({"Name":"John"});{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e835207b0f3fa88e22790b7")
}
> db.demo488.insertOne({"Name":"Robert"});{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e83520cb0f3fa88e22790b8")
}これで7件のドキュメントが登録されました。
2. 現在のドキュメントを確認する
find() メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示してみましょう。
> db.demo488.find();
実行すると、次のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e8351e0b0f3fa88e22790b2"), "Name" : "Chris" }
{ "_id" : ObjectId("5e8351e8b0f3fa88e22790b3"), "Name" : "David" }
{ "_id" : ObjectId("5e8351ebb0f3fa88e22790b4"), "Name" : "Bob" }
{ "_id" : ObjectId("5e8351eeb0f3fa88e22790b5"), "Name" : "Mike" }
{ "_id" : ObjectId("5e835202b0f3fa88e22790b6"), "Name" : "Sam" }
{ "_id" : ObjectId("5e835207b0f3fa88e22790b7"), "Name" : "John" }
{ "_id" : ObjectId("5e83520cb0f3fa88e22790b8"), "Name" : "Robert" }3. 部分的なデータを削除するクエリ
以下が、MongoDBで部分的なデータを削除するためのクエリです。ここでは「先頭4件をスキップし、残りの3件を削除対象」としています。
> var deleteData = db.demo488.find({}, {_id : 1}).skip(4).toArray().map(function(d) { return d._id; });
> db.demo488.remove({_id: {$in: deleteData}})
WriteResult({ "nRemoved" : 3 })処理の流れを解説します。
- find({}, {_id : 1}):全ドキュメントから _id フィールドのみを取得します。
- skip(4):先頭の4件を読み飛ばし、5件目以降を対象にします。
- toArray().map(...):結果を配列化し、_id のリストとして変数 deleteData に格納します。
- remove({_id: {$in: deleteData}}):$in 演算子を使い、deleteData に含まれる _id を持つドキュメントを一括削除します。
結果として nRemoved : 3 が出力され、3件のドキュメントが削除されたことがわかります。
4. 削除後の状態を確認する
再度 find() メソッドを実行して、コレクション内のすべてのドキュメントを表示します。
> db.demo488.find();
実行すると、次のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e8351e0b0f3fa88e22790b2"), "Name" : "Chris" }
{ "_id" : ObjectId("5e8351e8b0f3fa88e22790b3"), "Name" : "David" }
{ "_id" : ObjectId("5e8351ebb0f3fa88e22790b4"), "Name" : "Bob" }
{ "_id" : ObjectId("5e8351eeb0f3fa88e22790b5"), "Name" : "Mike" }先頭の4件(Chris、David、Bob、Mike)だけが残り、後半の3件(Sam、John、Robert)が正常に削除されていることが確認できます。
補足:最新バージョンでの注意点
MongoDB 5.0以降では、remove() メソッドは非推奨となっています。代わりに deleteMany() や deleteOne() の使用が推奨されます。上記の例を新しい構文に置き換える場合は、次のように記述できます。
> db.demo488.deleteMany({_id: {$in: deleteData}})このように、find()・skip()・$in 演算子を組み合わせることで、「何件目以降を削除する」といった柔軟な部分削除が簡単に実現できます。
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