配列値に基づいて集計し、MongoDBドキュメントの値を合計する方法
MongoDBで配列内の値に基づいてデータを集計し、複数のドキュメントにまたがる数値を合計したい場合には、aggregate()メソッドを使用します。この記事では、実際のコード例を通じて、$unwindと$groupを組み合わせた集計の手順をわかりやすく解説します。
サンプルコレクションの作成
まず、ドキュメントを含むコレクションを作成しましょう。以下の例では、学生の詳細情報(StudentDetails)の中に、名前(Name)とスコア(Score)を持つ配列(OtherDetails)が格納されたドキュメントを挿入しています。
> db.demo126.insertOne(
... {
... "StudentDetails" : {
... "Number" : 1,
... "OtherDetails" : [
... {
... "Name" : "Chris",
... "Score" : 55
... }
... ].. }}
... );
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e304b3068e7f832db1a7f56")
}
>
>
> db.demo126.insertOne(
... {
... "StudentDetails" : {
...
... "Number" : 2,
... "OtherDetails" : [
... {
... "Name" : "Chris",
... "Score" : 35
...
... },
... {
... "Name" : "David",
... "Score" : 87
... }
...
... ]
... }}
... );
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e304b3068e7f832db1a7f57")
}
挿入したドキュメントの確認
find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示してみましょう。
> db.demo126.find();
このクエリを実行すると、次のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e304b3068e7f832db1a7f56"), "StudentDetails" : { "Number" : 1, "OtherDetails" : [ { "Name" : "Chris", "Score" : 55 } ] } }
{ "_id" : ObjectId("5e304b3068e7f832db1a7f57"), "StudentDetails" : { "Number" : 2, "OtherDetails" : [ { "Name" : "Chris", "Score" : 35 }, { "Name" : "David", "Score" : 87 } ] } }配列値に基づく集計クエリ
ここからが本題です。配列の値に基づいて集計を行うには、以下のようにaggregate()パイプラインを構築します。
> db.demo126.aggregate([
... {
... $unwind:"$StudentDetails.OtherDetails"
... },
... {
... $group:{
... _id:"$StudentDetails.OtherDetails.Name",
... quantity:{
... $sum:"$StudentDetails.OtherDetails.Score"
... }
... }
... }
... ])
クエリのポイント
- $unwind: 配列フィールド「OtherDetails」を展開し、各要素を個別のドキュメントとして扱えるようにします。これにより、配列内の各項目に対して集計処理を適用できます。
- $group: 「Name」フィールドをグループ化のキーとして指定し、$sum演算子によって「Score」の合計値を計算します。
実行結果
上記の集計クエリを実行すると、次の出力が得られます。
{ "_id" : "David", "quantity" : 87 }
{ "_id" : "Chris", "quantity" : 90 }この結果を見ると、Chrisのスコアは最初のドキュメントの55と2番目のドキュメントの35を合わせた90、Davidのスコアは87となっています。このように、異なるドキュメントに分散している配列要素の値も、$unwindと$groupを組み合わせることで簡単に合計できます。配列データを扱う集計処理において、非常に便利なテクニックなので、ぜひ活用してください。
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