MongoDBで最初と最後のドキュメントを最も効率的に取得する方法($first・$last活用)
MongoDBでコレクション内の最初のドキュメントと最後のドキュメントを一度に取得したい場合、aggregate()メソッドと$first・$last演算子を組み合わせるのが最も効率的です。この記事では、実際のコード例を通じてその手順をわかりやすく解説します。
1. サンプルコレクションの作成
まずは動作確認用のコレクションを作成し、複数のドキュメントを挿入してみましょう。
> db.demo73.insertOne({"Name":"Chris"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e29c41b71bf0181ecc4226c")
}
> db.demo73.insertOne({"Name":"Bob"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e29c41e71bf0181ecc4226d")
}
> db.demo73.insertOne({"Name":"David"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e29c42271bf0181ecc4226e")
}
2. 登録済みドキュメントの確認
find()メソッドを使うと、コレクション内のすべてのドキュメントを表示できます。
> db.demo73.find();
実行すると、以下のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e29c41b71bf0181ecc4226c"), "Name" : "Chris" }
{ "_id" : ObjectId("5e29c41e71bf0181ecc4226d"), "Name" : "Bob" }
{ "_id" : ObjectId("5e29c42271bf0181ecc4226e"), "Name" : "David" }
3. aggregate()で最初と最後のドキュメントを同時に取得する
ここからが本題です。$groupステージで_idをnullに設定して全ドキュメントをひとつのグループにまとめ、そこに対して$firstと$lastを適用することで、最初と最後のドキュメントを1回のクエリで取得できます。
> db.demo73.aggregate({
... $group: {
... _id: null,
... first: { $first: "$$ROOT" },
... last: { $last: "$$ROOT" }
... }
... }
... );
ポイント:$$ROOTを指定することで、ドキュメント全体(すべてのフィールド)がそのまま取得されます。特定のフィールドだけが必要な場合は、$first: "$Name"のようにフィールド名を指定することも可能です。
上記の集計パイプラインを実行すると、次のような結果が出力されます。
{
"_id" : null, "first" : { "_id" : ObjectId("5e29c41b71bf0181ecc4226c"), "Name" : "Chris" }, "last" : {
"_id" : ObjectId("5e29c42271bf0181ecc4226e"), "Name" : "David"
}
}
まとめ
- MongoDBで最初と最後のドキュメントを取得するには、
aggregate()の$groupステージで$firstと$lastを使用する。 _id: nullでグループ化すれば、コレクション全体を対象にできる。$$ROOTを使えば完全なドキュメントを、フィールド名を指定すれば必要なデータのみを取得できる。- 1回のクエリで両方の結果が得られるため、個別に
findOne()を実行するよりも効率的。
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