MongoDBドキュメントからフィールドを完全に削除する方法
MongoDBドキュメントからフィールドを完全に削除する方法
MongoDBでは$unset演算子を使うことで、ドキュメントからフィールドを完全に削除できます。$unsetは単に値を空文字やnullにするのではなく、フィールドそのものをドキュメントから取り除く更新演算子です。
$unset演算子の基本構文
db.yourCollectionName.update({}, {$unset: {yourFieldName:1}}, false, true);この構文の各引数は次のような意味を持ちます。
- 第1引数
{}:更新対象を絞り込むクエリ条件(空オブジェクトの場合はすべてのドキュメントが対象) - 第2引数
{$unset: {yourFieldName:1}}:削除したいフィールド名を指定(値は通常1を指定) - 第3引数
false:upsertオプション(該当ドキュメントがなくても新規作成しない) - 第4引数
true:multiオプション(条件に一致するすべてのドキュメントへ一括適用)
サンプルコレクションの作成
実際の動作を確認するため、まずサンプルコレクションを作成します。以下のクエリでドキュメントを挿入してください。
>
db.removeFieldCompletlyDemo.insertOne({"StudentName":"Larry","StudentFavouriteSubject":
["Java","C","C++","Python"]});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c6ef55a6fd07954a48906a3")
}
>
db.removeFieldCompletlyDemo.insertOne({"StudentName":"Mike","StudentFavouriteSubject":
["Javascript","HTML5","CSS3"]});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c6ef57b6fd07954a48906a4")
}
>
db.removeFieldCompletlyDemo.insertOne({"StudentName":"Sam","StudentFavouriteSubject":
["MongoDB","MySQL","SQL Server"]});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c6ef59c6fd07954a48906a5")
}挿入したドキュメントの確認
find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示します。
> db.removeFieldCompletlyDemo.find().pretty();
実行結果は以下の通りです。
{
"_id" : ObjectId("5c6ef55a6fd07954a48906a3"),
"StudentName" : "Larry",
"StudentFavouriteSubject" : [
"Java",
"C",
"C++",
"Python"
]
}
{
"_id" : ObjectId("5c6ef57b6fd07954a48906a4"),
"StudentName" : "Mike",
"StudentFavouriteSubject" : [
"Javascript",
"HTML5",
"CSS3"
]
}
{
"_id" : ObjectId("5c6ef59c6fd07954a48906a5"),
"StudentName" : "Sam",
"StudentFavouriteSubject" : [
"MongoDB",
"MySQL",
"SQL Server"
]
}$unset演算子でフィールドを削除する
それでは、ドキュメントから「StudentFavouriteSubject」フィールドを削除してみましょう。実行するクエリは以下の通りです。
> db.removeFieldCompletlyDemo.update({}, {$unset: {StudentFavouriteSubject:1}}, false, true);
WriteResult({ "nMatched" : 3, "nUpserted" : 0, "nModified" : 3 })実行結果から、3件のドキュメントが条件に一致し(nMatched: 3)、3件すべてが正常に更新された(nModified: 3)ことがわかります。
削除結果の検証
これで「StudentFavouriteSubject」フィールドが削除されました。もう一度find()で全ドキュメントを表示して確認します。
> db.removeFieldCompletlyDemo.find().pretty();
実行結果は以下の通りです。
{ "_id" : ObjectId("5c6ef55a6fd07954a48906a3"), "StudentName" : "Larry" }
{ "_id" : ObjectId("5c6ef57b6fd07954a48906a4"), "StudentName" : "Mike" }
{ "_id" : ObjectId("5c6ef59c6fd07954a48906a5"), "StudentName" : "Sam" }ご覧のとおり、「_id」と「StudentName」だけが残り、「StudentFavouriteSubject」フィールドはドキュメントから完全に削除されています。
補足:MongoDB 3.0以降ではupdateMany()が推奨
上記のupdate()メソッドは従来からの書き方ですが、MongoDB 3.0以降ではupdateMany()メソッドの使用が推奨されています。multiオプションを明示的に指定する必要がなく、コードがより簡潔になります。
db.removeFieldCompletlyDemo.updateMany({}, {$unset: {StudentFavouriteSubject:1}});いずれの方法でも、条件に一致するすべてのドキュメントから指定したフィールドを一括で削除できます。用途や環境に合わせて使い分けてください。
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