C言語の左辺値(lvalue)と右辺値(rvalue)の違いをわかりやすく解説
左辺値(lvalue)とは?
左辺値(lvalue:locator value)とは、メモリ上の識別可能な場所を占有しているオブジェクト、つまり「アドレスを持つ」対象を表す式のことです。
右辺値(rvalue)とは?
右辺値(rvalue)は、左辺値ではないものとして定義されます。すべての式は必ず左辺値か右辺値のどちらかに分類されるため、右辺値とは「メモリ上の識別可能な場所を占有するオブジェクトを表さない式」ということになります。
代入には左辺値が必要
C言語では、代入演算子の左側のオペランドには左辺値が求められます。そのため、次のようなコードは正しく動作します。
int i = 10;
しかし、次のように数値を左辺に置いたコードは無効です。
int i; 10 = i;
なぜ「10 = i;」はエラーになるのか
この理由は、変数 i がメモリ上に明確なアドレスを持つ左辺値(lvalue)であるのに対し、数値リテラルの 10 は識別可能なメモリ上の場所を持たない右辺値(rvalue)だからです。アドレスを持たない値に別の値を代入しても意味がないため、「10 = i;」のような記述はコンパイルエラーとなります。
まとめ
- 左辺値(lvalue):メモリ上にアドレスを持つオブジェクトを指す式で、代入の左辺に配置できます。
- 右辺値(rvalue):アドレスを持たない一時的な値や式で、代入の左辺には配置できません。
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