【C言語】文字列の最長の接頭辞(プレフィックス)=接尾辞(サフィックス)となる長さを求める方法
この記事では、与えられた文字列の中から「接頭辞(プレフィックス)」と「接尾辞(サフィックス)」が一致する最長部分の長さを求めるC言語のプログラムを紹介します。
例えば、文字列 “abcab” の場合、先頭の “ab”(接頭辞)と末尾の “ab”(接尾辞)が一致しており、その長さは 2 です。これが「接頭辞と接尾辞が同一である最長の部分文字列」となります。
入力例と出力例
入力: str[] = { "aabbccdaabbcc" }
出力: 6
入力: abdab
出力: 2
一見すると、文字列の先頭と末尾にそれぞれポインタを置いて比較すればよさそうに思えます。しかし、その方法では途中でポインタが重なってしまい、正しく判定できません。
そこで本アルゴリズムでは、文字列を中央(n/2 の位置)から走査し、前方からの一致文字数(length)と後方の位置(i)を順に照合していきます。両者が一致すれば length と i を進めて一致長をカウントし、一致しなければ length を巻き戻して再試行します。最終的に残った length の値が、接頭辞と接尾辞が一致する最長の長さになります。
アルゴリズム
int longest(char str[], int n) START STEP 1 : 変数 length を 0、変数 i を n/2 として宣言する STEP 2 : もし n < 2 ならば 1 を返す STEP 3 : str[i] != '\0' の間ループを繰り返す もし str[i] == str[length] ならば、 length を 1 増やす i を 1 増やす それ以外の場合 もし length == 0 ならば、 i を 1 増やす それ以外の場合 length を 1 減らす END IF END IF END WHILE length を返す STOP
C言語による実装例
#include <stdio.h>
int longest(char str[], int n){
int length = 0, i = n/2;
if( n < 2 )
return 1;
while( str[i]!='\0' ){
// 接尾辞側の文字が接頭辞側の文字と一致した場合、
// 一致している接頭辞・接尾辞の長さを数えるために length と i を進める
if (str[i] == str[length]){
++length;
++i;
} else { // 接頭辞と接尾辞が一致しない場合
if(length == 0)
++i;
else
--length;
}
}
return length;
}
int main(int argc, char const *argv[]){
char str[] = {"abccmmabcc"};
int n = sizeof(str)/sizeof(str[0]);
int length = longest(str, n);
printf("Length = %d", length);
return 0;
}
実行結果
上記のプログラムを実行すると、以下の出力が得られます。
Length = 4
この例では、文字列 “abccmmabcc” に対して、接頭辞 “abcc” と接尾辞 “abcc” が一致しており、その長さ 4 が出力されます。
なお、この考え方は文字列検索アルゴリズム「KMP法(Knuth–Morris–Pratt法)」で使われる失敗関数(failure function)の計算にも応用できる重要なテクニックです。計算量は文字列長を n とすると O(n) 程度で効率的に動作します。
-
文字列の中から偶数の長さの単語を出力するPythonプログラム
本記事では、与えられた問題を解決するための考え方と実装方法について解説します。Pythonの基本的な文字列操作を組み合わせることで、初心者の方でも簡単に実装できる内容となっています。 問題文 文字列が与えられたとき、その中に含まれる単語のうち、文字数が偶数であるものをすべて画面に表示するプログラムを作成します。 例えば、「tutorial point」という文字列が入力された場合、「tutorial」は8文字(偶数)なので出力され、「point」は5文字(奇数)なので出力されません。 解決のアプローチ この問題は、以下の手順で解決できます。 split()関数を使って、入力文字列を空白区切り
-
Pythonで文字列がパングラムかどうかを判定するプログラムの作成方法
本記事では、与えられた文字列がパングラムであるかどうかを判定するPythonプログラムの解法とアプローチについて詳しく解説します。 問題の概要 文字列入力が与えられたとき、その文字列がパングラムであるかどうかを判定するPythonプログラムを作成します。 パングラムとは? パングラムとは、英語のアルファベット26文字すべてを少なくとも1回ずつ含む文章や一連の単語のことです。有名な例として「The quick brown fox jumps over the lazy dog」があります。 解法のアプローチ この問題は、以下の手順で解くことができます。 アルファベット全体を表す基準となる文字列