C#でスレッドを作成する方法:初心者向けサンプルプログラム
C#では、ThreadクラスとThreadStartデリゲートを使うことで、簡単にマルチスレッド処理を実装できます。この記事では、最も基本的なスレッドの作成方法を、実際のコード例とともにわかりやすく解説します。
1. スレッドで実行するメソッドを定義する
まず、スレッド上で実行したい処理をメソッドとして定義します。ここでは「My Thread」という文字列を3回出力するだけのシンプルなメソッドを作成します。
public void myThread() {
for (int i = 0; i < 3; i++) {
Console.WriteLine("My Thread");
}
}2. ThreadStartデリゲートでスレッドを生成する
次に、作成したメソッドを呼び出すための新しいThreadStartデリゲートを生成し、それをThreadクラスのコンストラクタに渡します。
Demo d = new Demo(); Thread thread = new Thread(new ThreadStart(d.myThread));
デリゲートには、スレッドが開始されたときに実行されるメソッドを指定します。これにより、メインスレッドとは別の実行フローでmyThread()メソッドが動作するようになります。
完全なサンプルコード
以下は、これまでの手順をまとめた完全なサンプルプログラムです。thread.Start()を呼び出すことで、スレッドの実行が開始されます。
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading;
class Demo {
public void myThread() {
for (int i = 0; i < 3; i++) {
Console.WriteLine("My Thread");
}
}
}
class NewThread {
public static void Main() {
Demo d = new Demo();
Thread thread = new Thread(new ThreadStart(d.myThread));
thread.Start();
Console.Read();
}
}実行結果
プログラムを実行すると、新しいスレッド上でmyThread()メソッドが実行され、以下のように文字列が3回出力されます。
My Thread My Thread My Thread
ポイントのまとめ
- スレッドで実行する処理は、引数なし・戻り値なし(void)のメソッドとして定義します。
new Thread(new ThreadStart(メソッド名))の形式でスレッドオブジェクトを生成します。Start()メソッドを呼び出して初めてスレッドが実行されます。コンストラクタで生成しただけでは動作しない点に注意しましょう。Console.Read()は、スレッドの処理が完了する前にプログラムが終了しないようにするために入れています。
なお、C#のモダンな開発ではTaskやasync/awaitを使った非同期処理が推奨される場面も多くありますが、スレッドの基本概念を理解するうえで、このようなシンプルなThreadクラスの使い方を知っておくことは非常に重要です。
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