C#における再帰的なメソッド呼び出し(再帰処理)とは?基本と実装例を解説
C#の再帰的なメソッド呼び出しとは
C#において、メソッドが自分自身を呼び出す仕組みのことを「再帰(Recursion)」と呼びます。再帰を活用すると、繰り返しの処理を簡潔で読みやすいコードとして表現できる場合があります。
ここでは、再帰を利用して数値のべき乗を計算する例を見ていきましょう。
再帰の基本的な考え方
べき乗の計算では、指数(p)が0でない限り、関数が自分自身を呼び出し続けます。これが再帰処理です。
if (p != 0) {
return (n * power(n, p - 1));
}上記のコードでは、nは基数そのものです。メソッドが呼び出されるたびに指数pが1ずつ減っていくため、最終的にpが0になった時点で再帰が終了します。
サンプルコード
以下は、5の2乗を再帰的に計算する完全なプログラム例です。
using System;
using System.IO;
public class Demo {
public static void Main(string[] args) {
int n = 5;
int p = 2;
long res;
res = power(n, p);
Console.WriteLine(res);
}
static long power(int n, int p) {
if (p != 0) {
return (n * power(n, p - 1));
}
return 1;
}
}実行結果
25
処理の流れ
このプログラムでは、power(5, 2) が呼び出されると、以下のような流れで処理が進みます。
- power(5, 2) → 5 × power(5, 1)
- power(5, 1) → 5 × power(5, 0)
- power(5, 0) → 1(再帰の終了条件)
これらの結果を掛け合わせることで、5 × 5 × 1 = 25 という答えが得られます。
再帰を使う際の注意点
再帰処理では必ず「終了条件(ベースケース)」を設定する必要があります。終了条件がないと、メソッドが無限に自分自身を呼び出し続け、最終的に StackOverflowException が発生してしまいます。「p が 0 になったら 1 を返す」という部分が、このプログラムにおける終了条件に相当します。
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