C#のリテラルで使える小文字のサフィックス(u・l・ul・f)の使い方を解説
C#では、リテラルに「u」「l」「ul」「f」などの小文字のサフィックス(接尾辞)を付けることで、そのリテラルの型を明示的に指定できます。
// l は long 型を表す long a = 29876l;
サフィックスは数値リテラルに対して使用でき、コンパイラに対して「このリテラルが特定の型であること」を伝える役割を果たします。これにより、意図しない暗黙的な型変換を防ぎ、コードの意図を明確にできます。
主なサフィックスの種類
- u / U:uint 型(符号なし整数)
- l / L:long 型
- ul / UL:ulong 型(符号なし長整数)
- f / F:float 型(単精度浮動小数点数)
- d / D:double 型
- m / M:decimal 型
コード例
以下は、小文字のサフィックスを使用した実際のコード例です。
using System.IO;
using System;
public class Program {
public static void Main() {
long a = 29876l;
float b = 95.10f;
Console.WriteLine(a);
Console.WriteLine(b);
}
}
上記の例を実行すると、次の出力が得られます。ただし、同時に「The `l' suffix is easily confused with the digit `1' (use `L' for clarity)」という警告メッセージも表示されます。これは「小文字の l サフィックスは数字の 1 と紛らわしいので、可読性を高めるために大文字の L を使ってください」という意味です。
このように、小文字の「l」は数字の「1」と視覚的に見分けにくいため、C#では long 型のリテラルには大文字の「L」を使用することが推奨されています。
出力結果
29876 95.1
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