C#のByte構造体とは?主なフィールド・メソッドと使い方を実例で解説
C#のByte構造体は、8ビットの符号なし整数(0〜255)を表す値型です。ファイル入出力やバイナリデータの処理など、バイト単位でデータを扱う場面で頻繁に利用されます。
この記事では、Byte構造体が提供する主なフィールドとメソッドを整理し、実際のコード例を通して基本的な使い方をわかりやすく解説します。
Byte構造体の主なフィールド
| No. | フィールドと説明 |
|---|---|
| 1 | MaxValue Byteが表現できる最大値(255)を表す定数フィールドです。 |
| 2 | MinValue Byteが表現できる最小値(0)を表す定数フィールドです。 |
Byte構造体の主なメソッド
| No. | メソッドと説明 |
|---|---|
| 1 | CompareTo(Byte) このインスタンスを指定された8ビット符号なし整数と比較し、相対的な大小関係を示す値を返します。 |
| 2 | CompareTo(Object) このインスタンスを指定されたオブジェクトと比較し、相対的な大小関係を示す値を返します。 |
| 3 | Equals(Byte) このインスタンスと指定されたByteオブジェクトが同じ値を表しているかどうかを示す値を返します。 |
| 4 | Equals(Object) このインスタンスが指定されたオブジェクトと等しいかどうかを示す値を返します。 |
| 5 | GetHashCode() このインスタンスのハッシュコードを返します。 |
| 6 | GetTypeCode() 値型ByteのTypeCodeを返します。 |
例1:文字列をByteに変換する
Byte.Parseメソッドを使うと、数値を表す文字列をbyte型に変換できます。変換対象の値が0〜255の範囲外の場合はOverflowException、数値として解釈できない文字列の場合はFormatExceptionがスローされるため、try-catchによる例外処理を組み合わせるのが安全です。
using System;
public class Demo {
public static void Main() {
string str = "186";
try {
byte val = Byte.Parse(str);
Console.WriteLine(val);
}
catch (OverflowException) {
Console.WriteLine("{0} は byte の範囲外です。", str);
}
catch (FormatException) {
Console.WriteLine("{0} は数値として認識できません。", str);
}
}
}
実行結果
186
例2:書式指定子を使って表示する
ToStringメソッドに書式指定子を渡すことで、値をさまざまな形式の文字列に整形できます。「D4」は4桁の10進数表記、「X4」は4桁の16進数表記(大文字)に変換する指定です。
using System;
public class Demo {
public static void Main() {
byte[] arr = { 0, 10, 50, 90, 100, 150 };
foreach (byte b in arr) {
Console.Write(b.ToString("D4") + " ");
Console.WriteLine(b.ToString("X4"));
}
}
}
実行結果
0000 0000 0010 000A 0050 0032 0090 005A 0100 0064 0150 0096
まとめ
Byte構造体は、0〜255の範囲の8ビット符号なし整数を扱うための基本となる型です。MaxValue・MinValueといった定数フィールドに加え、比較や等価判定のためのメソッドが用意されており、Byte.Parseによる文字列からの変換や、ToStringと書式指定子を組み合わせた柔軟な文字列化も簡単に行えます。バイナリデータを扱うプログラミングの基礎として、ぜひ押さえておきましょう。
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