HTML DOM Geolocation coordinatesプロパティとは?使い方とサンプルコードを徹底解説
HTML DOMのGeolocation coordinatesプロパティは、ユーザーのデバイスの地球上における位置(緯度・経度)や高度を取得するために使用されます。このプロパティが動作するためには、事前にユーザーが位置情報の提供に同意する必要があります。これは、ユーザーのプライバシーを保護するために設けられた仕組みです。この機能を活用することで、さまざまなデバイスの位置情報を追跡することが可能になります。
coordinatesプロパティの一覧
coordinatesプロパティには、以下の7種類があります。
注意: これらのプロパティはすべて読み取り専用であり、戻り値の型はdouble(倍精度浮動小数点数)です。
| 番号 | プロパティと説明 |
|---|---|
| 1 | coordinates.latitude デバイスの位置の緯度を10進法の度数で返します。 |
| 2 | coordinates.longitude デバイスの位置の経度を10進法の度数で返します。 |
| 3 | coordinates.altitude 海面を基準とした位置の高度をメートル単位で返します。デバイスにGPSが搭載されていない場合はnullを返すことがあります。 |
| 4 | coordinates.accuracy latitudeおよびlongitudeプロパティの精度をメートル単位で返します。 |
| 5 | coordinates.altitudeAccuracy altitudeプロパティの精度をメートル単位で返します。 |
| 6 | coordinates.heading デバイスが進行している方向を返します。この値は度数で表され、真北からのずれを示します。0度が真北を表し、方向は時計回りに決定されます(東は90度、西は270度)。速度が0の場合、headingはNaNになります。また、デバイスが方位情報を提供できない場合、この値はnullになります。 |
| 7 | coordinates.speed デバイスの移動速度をメートル毎秒で返します。この値はnullになることがあります。 |
構文
Geolocation coordinatesプロパティの構文は以下の通りです。
coordinates.property
「property」の部分には、上記の表で紹介したプロパティ名のいずれかを指定します。
サンプルコード
それでは、Geolocation coordinatesプロパティの具体的な使用例を見ていきましょう。
<!DOCTYPE html>
<html>
<body>
<h1>Geolocation coordinates property</h1>
<p>下のボタンをクリックして座標を取得してください</p>
<button onclick="getCoords()">COORDINATES</button>
<p id="Sample">あなたの座標:</p>
<script>
var p = document.getElementById("Sample");
function getCoords() {
if (navigator.geolocation) {
navigator.geolocation.getCurrentPosition(showCoords);
} else {
p.innerHTML ="このブラウザはジオロケーションに対応していません。";
}
}
function showCoords(position) {
p.innerHTML = "Longitude:" + position.coords.longitude + "<br>Latitude: " + position.coords.latitude+"<br>Accuracy: "+ position.coords.accuracy;
}
</script>
</body>
</html>
出力結果
上記のコードを実行すると、次のような画面が表示されます。

COORDINATESボタンをクリックし、「位置情報へのアクセスを許可しますか?」というポップアップで「許可」を選択すると、以下のように座標が表示されます。

コードの解説
このサンプルコードの仕組みを順番に見ていきます。
まず、ユーザーがクリックするとgetCoords()メソッドが実行される「COORDINATES」ボタンを作成しています。
<button onclick="getCoords()">COORDINATES</button>
getCoords()関数では、navigatorオブジェクトのgeolocationプロパティを参照して、ブラウザがジオロケーションに対応しているかどうかを判定します。対応している場合はGeolocationオブジェクトが返され、navigator.geolocationプロパティのgetCurrentPosition()メソッドを使ってデバイスの現在位置を取得します。getCurrentPosition()メソッドはコールバック関数であり、JavaScriptではすべての関数がオブジェクトとして扱われるため、引数として関数を受け取ります。
ここでは、showCoords()メソッドをコールバックとして渡しています。showCoords()メソッドはpositionインターフェースを引数として受け取り、その情報をもとにid「Sample」が付与された段落要素内に経度・緯度・精度を表示します。段落のinnerHTMLプロパティを利用して、テキストを動的に追加しています。
function getCoords() {
if (navigator.geolocation) {
navigator.geolocation.getCurrentPosition(showCoords);
} else {
p.innerHTML ="このブラウザはジオロケーションに対応していません。";
}
}
function showCoords(position) {
p.innerHTML = "Longitude:" + position.coords.longitude + "<br>Latitude: " + position.coords.latitude+"<br>Accuracy: "+ position.coords.accuracy;
}
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