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偽画像にだまされないために:加工・合成された写真を見分ける実践テクニック

偽りと誤解に満ちた現代において、巧妙に作られた偽物の微細な兆候を見抜くには、鋭い観察眼が必要です。

画像処理技術と機械学習アルゴリズムの目覚ましい進歩により、高品質な写真の作成・編集・生成は格段に容易になりました。しかし一方で、これらの技術が悪用され、偽の画像や歪められたコンテンツが拡散されるケースが後を絶ちません。

2017年のハリケーン「ハービー」襲来時、テキサス州ヒューストンの冠水した高速道路を巨大なサメが悠々と泳いでいるという拡散画像を覚えていますか?あれは完全なフェイクでした。

残念ながら、ネット上で共有される画像や話題になる画像が、すべて「本物」とは限りません。このサメ画像は、実は2011年8月のプエルトリコでの出来事をもとに作られたもので、サメ自体はフォトショップで後から合成されたものです。それにもかかわらず、この偽サメ画像は繰り返し拡散され続け、2015年のテキサス州の洪水時、さらには2016年のハリケーン「マシュー」の際にも再び話題となりました。実際、大きな嵐のたびに、同じ画像がインターネット上に出回っているのです。

何年も前に否定されたはずなのに、依然として悪質な投稿者たちがこの画像をバイラル化させてしまう――これは驚くべきことです。

そして正直に言えば、誤った情報の拡散には、私たち一人ひとりも加担しています。偽画像を1回リツイートしたりシェアしたりするだけで、他の人が本物と偽物を見分けることが難しくなるのです。

偽画像にだまされないために:加工・合成された写真を見分ける実践テクニック

追記:災害発生時には、食料の寄付や医療物流・避難所の支援など、私たちにできることはたくさんあります。どうかお願いですから、あのサメの写真だけはシェアしないでください!

Google、誤情報対策へ一歩前進

実写と偽画像の違いを見分けることは決して簡単ではありません。しかし、政治関連の偽コンテンツが増え続ける昨今、それを正確かつ迅速に検出することの重要性は、かつてないほど高まっています。

最近、Googleの親会社Alphabet傘下にあるテクノロジーインキュベーター「Jigsaw」が、AIによって生成されたものを含む加工画像を識別するための無料ツールを発表しました。その名は「Assembler(アセンブラー)」です。

偽画像にだまされないために:加工・合成された写真を見分ける実践テクニック

仕組み:既存の複数の画像改ざん検出技術を組み合わせたツールです。明るさの変化や、ピクセルのコピーアンドペーストによる隠蔽などを識別できます。さらに、ディープフェイク(AIで改変された、本物そっくりの画像)を見抜く専用の検出機能も搭載しています。

ただし、このツールはまだ開発の初期段階にあるため、現時点では一般には公開されていません。

そうした中でも、ユーザー自身が実写と偽写真を見分けるために試せる方法はいくつかあります。

オンライン上の偽・加工写真を見分けるポイント

写真の真贋を見極めるのは確かに難しいことですが、加工や改変が施された画像を避けるための方法は確実に存在します。

【基本編】誰でもできるチェックポイント

ポイント1:影に注目する

写真編集の知識が浅い悪質な投稿者は、影の処理を忘れがちです。怪しい画像の中に影が写っていて、まだ疑問が残る場合は、画像内の複数の物体について、物体上のある一点から対応する影上の点まで線を引いてみましょう。すべての線は光源の位置で交わるはずです!

偽画像にだまされないために:加工・合成された写真を見分ける実践テクニック

ポイント2:画質のムラに警戒する

画像の加工された部分は、輪郭がわずかにぼやけて見えることがあります。こうした編集箇所を目立たなくするため、編集者は画像全体の品質を下げることがあります。ただし、品質は不均一に下げられるため、結果的に加工部分だけが、写真の他の部分より低画質に見えてしまうのです。

偽画像にだまされないために:加工・合成された写真を見分ける実践テクニック

ポイント3:同一のパターンを観察する

自然界の物体が完全に同じ形で繰り返されることはほとんどありません。Photoshopの初心者は、要素をクローン(複製)する際に、同じパターンをそのまま残してしまうことがあります。

偽画像にだまされないために:加工・合成された写真を見分ける実践テクニック

ポイント4:色調・色彩を評価する

不自然な色が使われている場合は、その写真の信憑性を疑うべきです。かつて、体中にさまざまな色が混ざったアメリカのヘビの画像が話題になり、世界中の人々を魅了しましたが、実際はもともと白いヘビだったのです。

偽画像にだまされないために:加工・合成された写真を見分ける実践テクニック

ポイント5:奇妙な体の部位を見逃さない

これは、Photoshop初心者が犯しがちな最も典型的なミスの一つです。こうした欠陥は比較的見つけやすく、例えばポスターでは女優が両手を持っているのに、偽画像では片手が消えている、といったケースがあります。有名モデル兼女優のココ・ロシャ氏も、SNSで「画像を編集するときは、腕と脚がちゃんと2本ずつあるか数えてね」と冗談交じりに注意を促しました。

偽画像にだまされないために:加工・合成された写真を見分ける実践テクニック

【上級編】さらに踏み込んだ検証テクニック

ポイント1:すでに否定された画像ではないか確認する

あなたが分析しようとしている偽画像は、実は過去にすでに否定されている可能性があります。GoogleやTinEyeの「逆画像検索」を活用すれば、その写真のオリジナルの出所を特定したり、他の場所で使用・公開された履歴がないかを調べたりできます。

もし検索エンジンで何もヒットしなければ、その画像は新しいか、まだ広まっていないことを意味します。

偽画像にだまされないために:加工・合成された写真を見分ける実践テクニック

ユニークで奇妙な生物種を見つけることに誰もが憧れますが、だからといってPhotoshopで作り出す必要はないはずです!

ポイント2:写真のメタデータ(EXIFデータ)を確認する

画像の真正性をチェックするもう一つの有効なアプローチが「技術的分析」です。具体的には、写真に保存されているデータを抽出することで、画像ファイルに関する幅広い情報を把握できます。残念ながら近道はなく、写真の真正性を分析するには専用ソフトウェアに頼る必要があります。

「Photos Exif Editor」を活用すれば、画像ファイルのメタデータやEXIF情報を簡単に閲覧できます。撮影日時、位置情報(GPS)、カメラの機種、ファイルサイズなど、さまざまな詳細を確認可能です。

偽画像にだまされないために:加工・合成された写真を見分ける実践テクニック

偽画像は通常、EXIFデータが削除された状態で保存されています。たとえば、偽画像のメタデータをチェックすると、「カメラ情報が見つかりません」「EXIFデータが見つかりません」といった表示が出ます。一方、オリジナルの写真であれば、「Canon 90Dで○○(人物またはデバイス名)により撮影」というように、具体的な撮影情報が記録されているはずです。

ポイント3:専門ツールで画像の改ざんを分析する

市場には、写真をデジタル的に調査し、改ざんの痕跡がないかを検証できるツールが多数存在します。代表的なのが「FotoForensics」で、偽画像のURLをコピー&ペーストするだけで利用できます。同サイトは、隠れたピクセルの検出、色調整の痕跡、最終保存時の圧縮品質の解析、異常領域の検出といった「エラーレベル解析(ELA)」で特に知られています。画像をまったく新しい視点で可視化することで、よくある加工ミスを簡単に見つけられるでしょう。

また、ブラウザプラグインの「InVID Verification」も、偽の写真や動画の検証、さらには否定済みの偽ニュース情報の確認に非常に役立ちます。

さらに、「Snopes」のようなファクトチェックサイトも、偽画像・偽動画の検証に役立つ優れた情報源です。誤情報が真実を覆い隠し、読者が何を信じればよいのか混乱しているときこそ、Snopesが力になってくれます。同サイトの調査報道は証拠を丁寧に掘り起こし、主に文脈分析に基づいて真偽を判定しています。

誤情報と戦うために、できることから始めよう!

ネット上に出回っている画像に反応する前に、一度立ち止まって考えてみましょう。偽画像を見抜く最も簡単な方法の一つは、実は自分の常識を働かせることです。もしあなた自身が、あるいはあなたの知り合いに、Photoshopが得意な人や加工画像を見分けるのが上手な人がいるなら、ぜひこの記事をシェアしてください!

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