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Androidスマホを高速化する方法:本当に効果があるテクニックと、逆効果になるNG対策まとめ

誰もがスマホをもう少し速くしたいと考えているはずです。3年前の端末を使っていても、最新のハイスペックAndroidスマホを使っていても、気持ちは同じ——スピードは速ければ速いほど良いのです。

Androidを高速化する方法は世の中に数多く存在しますが、残念ながら、そのすべてが効果を発揮するわけではありません。

幸いなことに、私たちはさまざまな方法を実際に検証済みです。この記事を読めば、スマホを速くするために本当に有効な手段と、避けるべきNG対策の両方がわかります。

Androidを高速化する基本テクニック

速度を優先するなら、Androidの標準アプリや初期設定が必ずしもベストとは限りません。ほんの少し設定を変更し、端末を整理された状態に保つだけで、動作性能は大きく向上します。

1. ホーム画面を整理する

プロセッサが非力だったり、RAMが少なかったりする端末では、ホーム画面をシンプルに保つことが高速化につながります。ライブ壁紙やウィジェットはリソースを消費し、ウィジェットによってはバックグラウンドで更新を続けるものもあります。

その影響が最もわかりやすいのが「ホーム画面の再描画」と呼ばれる現象です。ChromeのようにRAMを大量に消費するアプリからホームへ戻ると、画面が一瞬真っ白になり、アイコン・ウィジェット・壁紙が再読み込みされるまで数秒待たされることがあります。これを防ぐには、ホーム画面を常に整頓しておくことが大切です。

2. 別のランチャーを使う

各メーカーの標準ランチャーは、端末の魅力を演出するために設計されていることが多く、必ずしも軽量・高速であるとは限りません。

Google Playストアにはサードパーティ製ランチャーが多数あり、その多くは動作速度を最適化しています。定番のおすすめは「Nova Launcher」ですが、いくつか試してみて、自分に合うものを見つけるのが理想です。

3. ブラウザを変更する

Androidの標準ブラウザであるChromeは、比較的リソースを消費するアプリです。設定を工夫して改善することもできますが、より確実なのは別のブラウザへ乗り換えることです。

ベンチマークテストで高速性を評価されてきたブラウザとして「Puffin」が知られています(現在はサービス形態が変わり、評価が分かれる点には注意)。Chromeに近い使い心地が好みなら、データ圧縮機能でページ表示を高速化できる「Opera」も有力な選択肢です。近年は「Firefox」や「Brave」など軽量志向のブラウザも人気を集めています。

4. 動作の重いアプリをアンインストールする

スマホが遅くなる原因は、問題を起こすアプリにあることが少なくありません。しかも、無名のアプリだけでなく、超有名どころのアプリが犯人であるケースも珍しくありません。

SnapchatはAndroid上で動作が重いことで昔から有名ですし、Facebookをアンインストールするだけで動作が最大15%程度改善したという報告もあります。代わりにサードパーティ製の代替アプリを試してみるのも一つの手です。また、主要なGoogleアプリにはメモリ消費を抑えたライト版(Go版)が用意されている場合もあるので、チェックしてみてください。

5. アンチウイルスソフトを削除する

アンチウイルスアプリは安心感を売りにしていますが、実はほぼ不要です。むしろスマホの動作を遅くし、バッテリーを消耗させる原因になります。Google PlayストアやAmazon Appstoreといった公式ストアからのみアプリをインストールしていれば、マルウェアに遭遇する可能性はごくわずかです。

6. アプリの自動同期を止める

SNS、ニュース、天気予報など、多くのジャンルのアプリは自動同期が有効になっています。デフォルト設定では15分に1回程度の頻度で通信するものもあり、こうしたアプリを多数入れていると、スマホはたちまち重荷を抱えてしまいます。

すべてのアプリの同期設定を見直し、数時間に1回、あるいは1日1回など間隔を広げましょう。思い切って同期をオフにし、手動で更新する運用に切り替えるのも効果的です。

7. アップデートを確認してインストールする

Androidの新バージョンは、前世代よりパフォーマンスが改善される傾向にあります。端末にアップデートが配信されているなら、常にインストールしておきましょう。ただし、すべてのメーカーが長期間アップデートを提供しているわけではないため、次の買い替え時の判断材料にもなります。

アプリも同様です。Playストアで自動更新をオンにしておけば、リソースを浪費したりバッテリーを消耗させたりする不具合が修正された時点で、すぐに最新版を入手できます。「設定 > アプリの自動更新」から設定可能です。

8. 定期的に再起動する

最後に挙げる基本テクニックは、定期的な再起動です。これだけでOSをスムーズな状態に保つことができます。

毎日行う必要はありませんが、時々再起動するだけで驚くほど快適になります。特に、端末の動作が極端に遅くなったり、いつもより熱を持ちやすくなったりしたときには効果絶大です。

これらの対策をすべて試しても改善しない場合は、工場出荷状態へのリセット(初期化)を検討するのも一つの方法です。その際は、必ず事前にデータのバックアップを取ってください!

上級者向け:さらに高速化するテクニック

もっと踏み込んだ対策をお探しの方へ。隠し設定をいじるのが好きな方や、端末をroot化している方には、さらに多くの高速化の選択肢があります。

9. アニメーション速度を上げる

Androidには洗練された操作感を生み出すアニメーションやトランジションが数多く組み込まれています。実は隠し設定でこのアニメーションの速度を調整でき、スマホの(少なくとも体感)速度を向上させられます。

「設定 > 開発者向けオプション」(Android 8.0 Oreo以降は「設定 > システム > 開発者向けオプション」)を開き、「ウィンドウアニメスケール」「トランジションアニメスケール」「Animator duration scale」をすべて0.5xに設定します。これでアニメーションの長さが半分になります(完全にオフにすることも可能ですが、動作がぎこちなく見えるので推奨しません)。

「開発者向けオプション」が表示されていない場合は、先に有効化する必要があります。「設定 > デバイス情報」(Oreo以降は「設定 > システム > デバイス情報」)を開き、「ビルド番号」を7回連続タップすると、メニューが表示されるようになります。

10. カスタムROMを試す

カスタムROMとは、Android OSの完全なビルドを指し、端末にプリインストールされたソフトウェアを丸ごと置き換えるものです。ROMによっては外観や機能が異なり、パフォーマンス重視で最適化されたものもあります。

純正ソフトウェアの出来が今ひとつな端末では、カスタムROMの導入は有効な手段です。多くのメーカーは余計なアプリや機能を詰め込みすぎており、それが動作の重さや不具合の原因になっています。「LineageOS」のようなブロートウェア(不要なプリインストールアプリ)を排除したROMに置き換えれば、即座に速度改善を実感できるでしょう。

11. カスタムカーネルを導入する

カーネルは、スマホのソフトウェアとハードウェアの間のあらゆるやり取りを管理する中核部分です。カスタムカーネルを使えば、ハードウェアの振る舞いを細かく調整できます。たとえば、CPUが最高速度へ到達するまでの速さや、追加コアを作動させる負荷のしきい値などを変更可能です。

さらに、アプリごとの設定に対応したカーネルもあり、特定のゲームを遊ぶときだけ最大パフォーマンスで動作させ、終了したら自動的に通常モードへ戻す、といった運用もできます。

12. Greenifyでバックグラウンドアプリを制御する

後述のとおり、タスクキラー系アプリはスマホを速くしません。Greenifyは一見タスクキラーのように聞こえます(バックグラウンドでのアプリ動作を防ぐため)が、決定的な違いがあります。

Greenifyはシステムレベルで動作し、単にアプリを強制終了するだけでなく、ユーザーが必要とするまでアプリ自体を起動させないようにします。その結果、自動同期の抑制や、端末起動時のアプリ読み込み防止といった効果も得られます。

Android 8.0以降はOS側のリソース管理が大幅に改善されたため、その有用性は低下しました。しかし、古い端末を使っているなら、root化する価値のある最強アプリの一つと言えます。

Androidの高速化で「やってはいけない」こと

効果のあるテクニックがある一方で、実はまったく意味がない、あるいは逆効果になる定番の高速化手法も存在します。スマホを劇的に速くすると大言壮語するアプリには、十分注意してください。

1. タスクキラーを使う

タスクキラーはGoogle Playで最も人気のあるユーティリティカテゴリの一つですが、その効果は皆無です。むしろ、スマホを遅くすることさえあります。

タスクキラーはRAMを解放するためにバックグラウンドアプリを強制終了します。「空きRAMが多いほどパフォーマンスが上がる」という発想に基づいていますが、これは誤りです。AndroidはアプリをRAMに保持しておくことで素早く復元できるように設計されており、リソースが必要になったときは、OSが賢く自動的にアプリを終了します。

さらに重要な点として、バックグラウンドでの動作が必須のアプリは、強制終了されるとすぐに再起動します。この終了と起動の無限ループこそが、Androidの自動管理に任せている場合以上にスマホを重くする原因なのです。

2. 手動でアプリを閉じる

同じ理由から、アプリをこまめに手動で閉じる必要もありません。繰り返しますが、Androidは自動的にリソースを管理しています。容量が不足すれば、しばらく使っていないアプリから順にOSが終了してくれます。

必要がなければ、アプリは開いたままにしておきましょう。メモリに常駐していても、パフォーマンスにもバッテリー持ちにもほとんど影響はありません。むしろ、次にアプリを開くときの起動が速くなるというメリットさえあります。

3. スピードブースターやデフラグアプリを使う

一般論は避けたいところですが、root権限なしで「スマホの性能を向上させる」と謳うアプリは、すべて避けるべきだと断言できます。RAMブースター、SDカード高速化ツール、そしてPlayストアにある類似のアプリすべてが該当します。

こうしたアプリはほとんど効果がなく、過剰に侵入的な広告を表示することが多く、場合によってはスマホを遅くすることさえあります。

また、Android用のデフラグアプリは絶対に使用しないでください。スマホはフラッシュメモリを採用しており、断片化(フラグメンテーション)の影響を受けません。つまり、デフラグはそもそも不要です。Google Playにあるすべてのデフラグアプリは、あなたのスマホを速くしません。良くても効果ゼロ、最悪の場合は詐欺アプリの可能性すらあります。

究極の高速化方法

もちろん、ソフトウェア面での高速化には限界があります。整理とチューニングである程度快適な状態を保つことはできますが、遅かれ早かれハードウェアの限界に行き当たります。そんなときに残された究極の解決策——それは、新しい端末に買い替えることです。

さらに詳しい情報については、Androidで実現できるiPhone限定機能を再現する方法についての記事もぜひチェックしてみてください。

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