AndroidのSMSメッセージをバックアップ・復元・新機種へ移行する方法
SMSでよくやり取りをするなら、Androidのテキストメッセージをバックアップしておくのが賢明です。万が一トラブルが起きてもコピーがあれば安心ですし、新しいスマホへの機種変更時にもメッセージの移行が格段にスムーズになります。
この記事では、Android標準機能を使ったSMSバックアップの方法と、人気のサードパーティ製アプリをいくつかご紹介します。いずれも後からメッセージを簡単に復元できるので、自分に合った方法を選んでみてください。
1. Googleドライブの標準バックアップ機能
スマホでGoogleアカウントにログインしていれば、データは自動的にGoogleドライブへバックアップされます。バックアップが正常に動作しているか確認するには、「設定 > Google > バックアップ」または「設定 > システム > 詳細設定 > バックアップ」を開いてください。
手動でバックアップするには「今すぐバックアップ」をタップします。また、端末名をタップすると、アプリデータ、SMS、端末設定、通話履歴、連絡先がそれぞれ最後にいつバックアップされたかを確認できます。
ただし注意点もあります。古いバックアップは57日後に削除され、MMSには対応していません(Google Oneプラン加入者は除く)。さらに、バックアップは自由に閲覧できず、新しい端末へ機種変更するか、現在の端末を初期化したときにしか利用できない点にも留意しましょう。
それでも、Android端末全体をまとめてバックアップできる手軽な方法のひとつであることに変わりありません。
2. SMS Backup & Restore
SMS Backup & Restoreというアプリを使えば、スマホ上で直接メッセージをバックアップできます。
まずアプリを開いて「今すぐバックアップ」をタップしましょう。すべての通話履歴、すべてのSMS、または選択したSMSスレッドの中から、バックアップ対象を柔軟に選べます。バックアップしたい項目にチェックが入っていることを確認してください。
次にバックアップの保存先を選択します。Googleドライブ、Dropbox、OneDrive、または端末内のローカル保存から選べます。ローカル保存の場合は保存場所を細かく指定できますが、これはあまりおすすめしません。スマホを紛失・破損するとバックアップファイルも一緒に失われてしまうからです。クラウド保存を選ぶのが安全です。
このアプリの強みは自動バックアップのスケジュール機能です。1時間ごと、毎日、毎週など繰り返し実行するよう設定でき、「設定してあとは放置」が可能なので、メッセージが常に安全に保護されていると安心できます。
スケジュールを作成・編集するには、アプリのホーム画面で「バックアップを設定」をタップします。頻度と保存先を選ぶとジョブが登録されます。復元が必要になったときは、左側のメニューを開いて「復元」をタップし、バックアップファイルを読み込みましょう。
3. SMS Backup+
SMS Backup+を使うと、メッセージをGmailアカウントに手軽にバックアップできます。ただし、GoogleのAPI変更により従来の動作が使えなくなったため、正しく機能させるにはいくつか追加の手順が必要です。
Gmail側の事前準備
SMS Backup+をダウンロードする前に、PCでGmailの設定を開きます。歯車アイコンをクリックして「設定」を選択し、「メール転送とPOP/IMAP」タブを開いて下にスクロールし、「IMAPを有効にする」を選択します。ページを離れる前に「変更を保存」をクリックするのを忘れないでください。
続いて、Googleアカウントのセキュリティ設定に移動します。任意のGoogleページ右上にあるプロフィール画像をクリックし、「Googleアカウントを管理」を選択します。「セキュリティ」セクションで「Googleへのログイン」という見出しを見つけ、「アプリパスワード」をクリックします。
「アプリパスワード」が表示されない場合は、先に「2段階認証プロセス」を有効にしておく必要があります。2要素認証に不慣れな方は、解説ガイドを参考に設定してください。
「アプリパスワード」セクションを開くと、2つのプルダウンメニューがあるページが表示されます。「アプリを選択」で「その他(カスタム名)」をクリックし、「SMS Backup+」と入力します。「生成」を押すと、通常のパスワードの代わりに使える16桁のコードが発行されます。
このページを一度閉じるとコードは二度と表示されません(初期設定後は基本的に不要ですが)。必ずメモを取るか、アプリ側の設定が完了するまでページを開いたままにしておきましょう。
SMS Backup+の使い方
これでようやくスマホにSMS Backup+をダウンロードできます。アプリを開いたら「詳細設定 > カスタムIMAPサーバー」をタップします。画面上部の「認証」を選択し、「平文」を選びましょう。
メールアドレスを入力したら、ページの「パスワード」欄に16桁のコードをスペースなしで入力します。「セキュリティ」オプションが「TLS」に設定されていることを確認して、アプリのホーム画面に戻ります。
これでスマホのテキストメッセージをGmailアカウントにバックアップできるようになりました!ページ上部の「バックアップ」をクリックするとメッセージのバックアップが始まります。「自動バックアップ」オプションを有効にすれば自動化も可能で、その場合は「自動バックアップ設定」で頻度をいつでも編集できます。
他のアプリと同様に、新しい端末でSMS Backup+の「復元」オプションを使えば、過去のテキストメッセージをすべて取り戻せます。
4. SMS Organizer
メッセージングとSMSバックアップを兼ねたオールインワンアプリをお探しなら、SMS Organizerがぴったりです。Microsoft Garageプロジェクトとして開発されたアプリで、現在は早期アクセス段階ですが、信頼できる代替SMSアプリであり、バックアップサービスとしても優れた機能を発揮します。
このアプリの最大の魅力は整理機能です。受信したテキストメッセージを「個人」「取引」「プロモーション」「スター付き」の4つのセクションに自動分類してくれるため、重要なメッセージを見逃しにくくなります。
メッセージのバックアップを始めるには、右上の3点メニューをタップして「設定 > バックアップと復元」に進みます。ここでGoogleドライブアカウントを接続すれば、必要なときにいつでもバックアップや復元を実行できます。
自動バックアップの頻度は「自動バックアップ」を選択して変更できます。手動バックアップのみに絞ることも、毎日・毎週・毎月の自動バックアップを選ぶことも可能です。
新しいスマホにメッセージを移行したいときは、新しい端末にSMS Organizerをダウンロードし、Googleアカウントを追加して「復元」をタップするだけ。これだけで過去のメッセージが丸ごと引き継がれます。
SMSバックアップで大切なメッセージを守ろう
テキストメッセージの保存方法を知っておくと、新しいスマホへの移行時に役立つだけでなく、スマホが突然故障したり紛失したりしたときの保険にもなります。思い出の詰まった会話は、かけがえのない価値を持つことがあります。日頃からバックアップを取っておくのが賢い選択です。
もしバックアップする前にメッセージを消してしまった場合は、Androidで削除されたテキストメッセージを復元する方法を解説した記事もぜひ参考にしてみてください。
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