Android版Operaブラウザの無料VPNの使い方|設定手順を徹底解説

現代のデジタル社会では、オンラインでビジネスを行う私たちにとって、Web上に送信するデータをしっかり管理することが欠かせません。インターネットに接続するたびに、通信は必ずプロバイダ(ISP)を経由します。そしてプロバイダは、あなたがオンラインで行うあらゆる行動にアクセスできる立場にあります。閲覧履歴や位置情報を追跡し、そのデータを広告主や政府機関といった第三者へ提供することもあるのです。
VPNとはどのような仕組みか
自分の情報が悪意ある第三者の手に渡るリスクを減らす方法の一つが、VPNを使って通信経路を変更することです。VPN(Virtual Private Network:仮想プライベートネットワーク)はIPアドレスを隠し、ネットワーク上を行き交うすべてのデータを暗号化します。万一情報を傍受されても内容は解読不能なため、盗まれても無価値なものとなります。

世界中で6億5,000万人以上が、VPNなどのツールを活用して身元を隠し、トラッキングを回避しています。そんな中、Operaウェブブラウザを展開する企業は、デスクトップ版およびAndroid版ブラウザにVPN機能を標準搭載しています。
Operaブラウザは長年にわたり業界の先駆者として知られてきました。スピードダイヤルやタブブラウジングなど、今や標準となっている機能をいち早く導入したのがOperaです。2016年からはデスクトップ版で無料VPNサービスを提供しており、当初は拡張機能として配布され、後にブラウザ本体へ統合されました。
モバイル向けには、AndroidとiOS両対応の無料アプリが提供されていましたが、これらのアプリは提供終了となりました。ただしプロジェクト自体は放棄されておらず、その後、Android版ブラウザにVPNがデフォルト機能として組み込まれました。現時点ではiPhone向けには利用できません。
AndroidでOpera VPNを設定する手順
Android端末で無料VPNを利用するには、Google Playストアから「Opera with VPN」をダウンロードします。Operaブラウザには複数の種類があるため、必ず「with VPN」と明記された正しいアプリを選びましょう。

インストールが完了したら、必要なタイミングでVPNが起動するよう設定を行います。
1. Operaブラウザを起動します。

2. 画面右下にあるOperaアイコンをタップします。

3. メニューから「設定」を選択します。

4. VPNのトグルスイッチをオンにします。
VPNをオンにすると、初期状態ではプライベートタブ(シークレットタブ)を使用しているときのみ有効になる点に注意してください。通常のブラウジングでは自動的には作動しません。すべての閲覧時にVPNを使いたい場合は、設定を変更しましょう。
5. 設定メニュー内の「VPN」という項目をタップして、詳細設定画面を開きます。

6. 「プライベートタブでのみVPNを使用」のチェックを外します。
VPNの接続地域(仮想ロケーション)を変更する
VPNを使えば、実際の所在地が特定されないIPアドレスを「借りる」ことが可能です。このIPアドレスは、必ずしも自分がいる地域のものである必要はありません。別の地域に切り替えれば、サーバーが混雑している場合により快適な接続が得られることもあります。また、航空券や旅行プランのお得な料金を比較したり、ファイアウォールを回避したり、一部アクセス制限されたサイトを閲覧したりすることにも役立ちます。
IPアドレスを借りたい地域を変更する手順は以下の通りです。
1. ブラウザを開きます(設定によってはプライベート/シークレットタブを開く)。
2. 表示したいURLを入力します。
3. 画面左上にある青いVPNアイコンをタップします。
4. 「設定」を選択します。
5. 「仮想ロケーション」をタップします。
6. リストから希望の地域を選択します。
VPNは、オンライン上のデータをより安全に守るための効果的な手段です。有料のVPNサービスも数多く存在し、日常的に利用するなら検討する価値は十分あります。しかし、たまにしか使わないという方であれば、Operaブラウザの無料VPNでも十分にニーズを満たせるでしょう。
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