ルート化不要!AndroidにTWRPリカバリをインストールする完全ガイド

TWRP(Team Win Recovery Project)は、Androidデバイス向けのオープンソースリカバリソフトウェアです。TWRPを導入すると、ファームウェアの保存・インストール・バックアップ・復元が自由に行えるようになり、root化やカスタムROMの書き込みなどを行う際にも、デバイスを壊す心配を大幅に減らせます。この記事では、Androidスマホをルート化せずにTWRPをインストールする手順を詳しく解説します。
注意:TWRPのインストール自体にroot化は不要ですが、ブートローダーのアンロックは必須です。アンロックすると端末内のすべてのデータが消去される点にご注意ください。また、ブートローダーのアンロック方法は機種によって異なるため、お使いのデバイス専用の手順を別途確認することをおすすめします。

ステップ1:Android SDKツールをダウンロードして展開する
TWRPをインストールする前に、まずAndroid SDKツールを用意しましょう。Android Studio全体(かなり容量が大きい)ではなくコマンドラインツールだけでよい場合は、Android開発者公式サイトで「Download options」をクリックし、「Command line tools only」セクションからお使いのOSに対応したパッケージを選択してダウンロードしてください。

ダウンロードが完了したら、コマンドラインツールを任意の場所に展開します。後ほどこのフォルダで作業を行うため、アクセスしやすい場所(例:Cドライブ直下やユーザーフォルダ)に置いておくと便利です。
ステップ2:自分のデバイスに対応したTWRPイメージをダウンロードする

次に、お使いのデバイスに合ったTWRPイメージファイルをダウンロードします。TWRP公式サイトでは、対応デバイスの一覧が公開されているので、自分の機種名を検索して正しいイメージファイルを見つけてください。誤った機種用のイメージを書き込むと端末が起動しなくなる恐れがあるため、必ず型番をよく確認しましょう。
ステップ3:開発者向けオプションの解除とUSBデバッグ・OEMロック解除の有効化
まず、スマホの開発者向けオプションを解放します。「設定」アプリから「端末情報」(「About phone」)を開き、「ビルド番号」を7回連続でタップしてください。これで開発者向けオプションが有効になります。

続いて、「設定」→「システム」→「詳細設定」→「開発者向けオプション」→「USBデバッグ」の順に進み、スイッチをオンにします。確認ダイアログが表示されたら「OK」をタップしてください。

次に、同じ開発者向けオプションのメニュー内にある「OEMロック解除」を探して有効にします。

ここで画面ロックのセキュリティコードの入力を求められ、「ブートローダーをアンロックするとデバイス保護機能が無効になる」という警告が表示されます。ほとんどの場合、ブートローダーのアンロックを行うと端末内のデータがすべて消去されます。写真・ファイル・設定など、残しておきたいデータは必ず事前にバックアップを取ってください。
ステップ4:デバイスをパソコンに接続する
USBデータケーブルを使って、Androidデバイスをパソコンに接続します。接続時に「USBデバッグを許可しますか?」というダイアログが表示された場合は、「このパソコンからのUSBデバッグを常に許可する」にチェックを入れて「OK」をタップしましょう。
もし何も表示されない場合、そのケーブルは充電専用ケーブルである可能性が高いです。データ通信に対応したケーブルに交換してから再試行してください。
ステップ5:コマンドプロンプトからTWRPをインストールする
お使いのOSに応じて、Android SDKツールを展開したフォルダ内でコマンドプロンプト(Windows)またはターミナル(Mac/Linux)を開きます。あらかじめ、ダウンロードしたTWRPイメージファイルもこのフォルダにコピーしておきましょう。
コマンドウィンドウで以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
adb devices
接続中のデバイスが一覧に表示されれば、正常に認識されています。

次に、以下のコマンドを実行して、デバイスをブートローダー/fastbootモードで再起動します。
adb reboot bootloader
続いて、TWRPイメージを書き込むために以下のコマンドを実行します。
fastboot flash recovery twrp-3.6.X-XXX.img
コマンド内の「twrp-3.6.X-XXX.img」の部分は、実際にダウンロードしたTWRPイメージのファイル名に合わせて書き換えてください。
最後に、以下のコマンドを実行してデバイスを再起動します。
fastboot reboot
これでTWRPカスタムリカバリの導入は完了です。以降はTWRPの各種機能を自由に活用できるようになります。
TWRPリカバリを起動する方法
TWRPの起動方法も機種によって異なりますが、一般的には電源が切れた状態で特定のキーコンビネーションを押すことでリカバリモードに入れます。例えば、多くのデバイスでは「電源ボタン+音量アップボタン」を同時に長押しするとTWRPリカバリが起動します。お使いの機種の具体的なキー操作は、メーカーの公式情報やTWRPのデバイスページで確認してください。
TWRPの導入に成功したら、さらに一歩進んでAndroidデバイスをroot化してみるのもよいでしょう。root化後は、「Androidスマホがroot化されているか確認する方法」の記事も参考にしてみてください。
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