PCでAdobe Flashを無効化すべき理由と2つの簡単な方法
まだ対応していない方は、今すぐお使いのパソコンでFlashを無効にしましょう。開発元のAdobeは信頼できる企業ですが、Flash自体はもはや時代遅れで、安全性の面でも深刻な問題を抱えたソフトウェアです。
かつてAdobe Flashは、YouTubeなどの動画視聴やオンラインゲームのプレイに欠かせない存在でした。しかし、スティーブ・ジョブズがFlashを強く嫌っていたことは有名で、Apple製品からFlashのサポートを外したことが、Flash終焉の引き金となりました。

その後、Androidもサポートを打ち切り、HTML5の登場が止めを刺しました。HTML5の普及により、Flashは完全に役目を終えています。
それでもFlashを使い続けていると、悪意ある第三者によるマルウェア攻撃の標的になりかねません。オンラインセキュリティのためにも、Adobe Flashを恒久的に無効化するタイミングは今です。安心してください。通常のウェブ閲覧にはまったく影響せず、むしろ安全性は大きく向上します。
Adobe Flashを無効にする2つの方法

ここで強調したいのは、アンインストールではなく無効化でよいという点です。Flashをアンインストールすることも可能ですが、実際にはその必要はありません。無効にしたまま放置すれば十分です。
Flashがパソコンにインストールされていても、本当の問題はブラウザ側にあります。攻撃者が脆弱性を突いてマルウェアを仕掛けるのは、まさにブラウザだからです。
したがって、無効化はブラウザレベルで行う必要があり、その方法は2つあります。今回はChromeとFirefoxを中心に解説します。SafariはデフォルトでFlashが無効になっているため、何もする必要がありません。
Microsoft Edgeをお使いの場合は、Edge向けのFlash無効化ガイドをご参照ください。ただし、MicrosoftはChromiumベースの新版への移行を進めているため、Edgeからの乗り換えも検討する価値があります。
方法1:Flashブロック系拡張機能を導入する
手軽さ重視なら、拡張機能(プラグイン)をインストールして自動的にブロックするのが一番簡単です。拡張機能はブラウザの動作を遅くすることがあるため万能ではありませんが、導入する拡張機能を絞っている方や、設定作業をなるべく避けたい方には最適な選択肢となるでしょう。
Chromeで定番なのは「Flashcontrol」です。インストール後、HTML5に対応していない古いウェブプレーヤーは、以下のように動作しなくなります。

とはいえ、現在のウェブの大半はHTML5で動いているため、こうした事態はそれほど頻繁には起こりません。また、あくまで無効化でありアンインストールではないため、Flashでしか再生できない動画をどうしても見たい場合は、一時的に再び有効にすることも理論上は可能です。ただし、セキュリティリスクを考えると避けるべき行為です。
Firefoxユーザーには「Flash Block Plus」がおすすめです。

方法2:ブラウザ設定でFlashをオフにする
拡張機能の導入が最速の方法ではありますが、実は必須ではありません。ブラウザの設定画面までたどり着ければ、文字通り「一瞬」でFlashをオフにできます。
Chromeの場合、アドレスバーに以下を入力してください(https://は不要です)。
chrome://settings/content/flash
すると、ChromeのFlash設定画面が開きます。以下のような表示になるはずです。

青いトグルスイッチをマウスで左へスライドすると、「先に確認する(推奨)」の表示が次のように変わります。

その下には、任意のブロックリスト(ブラックリスト)と許可リスト(ホワイトリスト)が用意されています。Flashを有効のまま個別サイトだけをブロックする方法もありますが、かなり手間がかかるうえ煩雑です。Flashを完全にブロックし、信頼できるサイトのみを許可リストに登録する方が効率的で安全です。
Firefoxについては、新しいバージョンではFlashプラグインがすでに削除されています(どうしても必要なら別途インストールは可能なようです)。一方、古いバージョン(バージョン52より前)ではFlashが残っています。該当する場合は、アドレスバーに以下を入力してください。
about:addons
次に「プラグイン」タブを開き、Flashを見つけて無効化します。設定によってはブラウザの再起動が必要です。
なお、Adobeは2020年12月31日にFlash Playerの提供を終了し、2021年1月以降はFlashコンテンツの再生自体がブロックされています。最新のブラウザ環境ではFlashはほぼ過去のものとなりましたが、古い環境を使い続けている方は、本記事の手順で確実に無効化しておきましょう。
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