キャプチャカード不要!OBS NDIでデュアルPC配信環境を構築する完全ガイド
デュアルPC配信というと、高価なキャプチャカードが必要だと思われがちですが、実はOBS NDIを使えば追加購入なしで簡単に構築できます。パフォーマンスも非常に優れており、ネットワーク経由でゲーム用PCの画面を配信用PCへ送信する仕組みです。
このガイドでは、OBS NDIの導入に必要なすべての手順を解説し、実際のパフォーマンスに関する考察もご紹介します。正しくセットアップできるよう、各ステップを丁寧に読み進めてください。

OBS NDIは本当に使える?キャプチャカードとの比較
まず、NDIのパフォーマンスについてお話しします。筆者自身も配信と録画の両方で使用していますが、その体験は非常に良好です。有線LANでルーターに接続さえしていれば、滑らかで安定したパフォーマンスが得られ、画質はシングルPC構成での配信と見分けがつかないレベルです。
さらに、フレームレートや解像度の制限もありません。一部のキャプチャカード(例:Elgato HD60S)はHDMI接続のみのため、1080p 60fpsでのプレイと配信を強制されます。しかしNDIならネットワーク経由でデータを送信するため、DisplayPort接続のまま、より高いフレームレートと解像度を維持したまま配信できます。
両方のPCへのOBS NDI導入手順
ゲーム用PC側の設定
- まず、両方のPCにOBSをダウンロードしてインストールします。最初にゲーム用PCから始め、配信用PCは後ほど設定します。
- ゲーム用PCでOBSを閉じ、OBS NDIプラグインの配布ページにアクセスします。「Download」をクリックし、ページを下にスクロールして「obs-ndi-4.6.1-Windows-Installer.exe」をダウンロードしてください。

インストーラーを実行し、インストールが完了するとゲーム用PCの再起動を求められます。再起動後にOBSを開き、「ツール」→「NDI Output settings」の順にクリックします。

新しいウィンドウが表示されるので、「Main Output」にチェックを入れて、任意の出力名を付けます。この名前は後ほど配信用PC側で必要になるので、忘れないようにメモしておきましょう。

これでゲーム用PC側の必須作業は完了です。後からシーンやキャプチャデバイスの追加、音声・映像の調整を自由に行えます。続いて、配信用PC側で必要な手順を見ていきましょう。
配信用PC側の設定
- 配信用PCでOBSを開き、シーンボックス左下の「+」ボタンをクリックして新しいシーンを追加します。
- シーンに名前を付けて「OK」をクリックします。次にソースボックス内の「+」ボタンをクリックし、「NDI Source」を選択します。


「Source name」欄をクリックすると、先ほど設定した名前が括弧付きで表示されるので、自分のゲーム用PCを選択します。帯域幅(Bandwidth)は「Highest」に設定し、その他の項目はデフォルトのままで問題ありません。「OK」をクリックしましょう。

これで、配信用PCのOBSにゲーム用PCのOBSで表示されている内容がリアルタイムに反映されます。ライブ配信中でも配信用PCに触れることなく、ゲーム用PC側からシーンの編集や調整が可能になります。
配信開始前の準備と注意点
初回配信の準備は整いましたが、開始前に確認しておくべきポイントがいくつかあります。
- まず、ストリームキーを配信用PCに入力します。配信開始・録画開始のボタンも配信用PC側で押してください。
- 配信用PCでアクティブにしておく必要があるのは、NDIソース1つとシーン1つだけです。他のシーンやソースはすべてゲーム用PC側から切り替え・編集できます。
- 問題が発生した場合は、両方のOBSで映像設定が同一になっているか確認してください。たとえば、ゲーム用PCで1920×1080で録画しつつ配信出力を1280×720にリスケールしているなら、配信用PCでも同じ設定に揃えます。
- 最後に、配信中は常に両方のPCでOBSを起動しておく必要があります。
まとめ
OBS NDIを使ったデュアルPC配信の方法をご紹介しました。セットアップは驚くほど簡単で、ハードウェアの増設も一切不要。ネイティブの解像度とフレームレートのまま配信できるのが最大の魅力です。有線LAN環境さえ整っていれば、キャプチャカードに引けを取らないクオリティで、快適なデュアルPC配信を無料で実現できます。
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