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Windowsでブラウザサンドボックスを設定・活用する方法【Sandboxie対応】

どんなソフトウェアでも安心してテストしたり、どんなウェブサイトでも気軽に訪れたりできる——そんな体験を想像してみてください。それを実現するのがブラウザサンドボックスです。Windows 10に内蔵された「Windowsサンドボックス」や、無料ツール「Sandboxie」で導入できますが、最も手軽なのはSandboxieでしょう。しかも、無料で使えるのも嬉しいポイントです。

ブラウザサンドボックスとは?

「サンドボックス」という言葉はコンピュータの世界では少し不思議に聞こえるかもしれませんが、現実の砂場を思い浮かべてください。砂場は壁で囲まれ、砂が外にこぼれて芝生を汚さないようになっています。同時に、自由に遊べる決められた空間でもあります。

ブラウザサンドボックスも同じ仕組みです。ソフトウェアやウェブサイトの動きをコンピュータ本体から隔離し、ウイルスやマルウェアがシステム全体に広がるのを防ぎます。さらに、心配ごとなく自由にウェブを楽しめる環境を提供してくれるのです。

Windows 10の標準サンドボックス機能

Windows 10 Pro、Enterprise、Educationエディションをお使いなら、標準で「Windowsサンドボックス」機能が利用できます。対応エディションでこの機能を有効にすれば、ウェブ閲覧にも活用できます。既定のブラウザはEdgeですが、別のブラウザを使いたい場合は、サンドボックス内に個別にインストールする必要があります。

ただし、大きな課題があります。それは、Windowsサンドボックスを終了するたびにすべての設定が消去されるという点です。次回起動時には、まるで真っ新なWindowsを新規インストールしたような状態になるため、設定を一からやり直すことになります。

Edge以外のブラウザを使いたければ、そのたびに再インストールし、ブックマークを移行し、お気に入りの拡張機能やアドオンも入れ直さなければなりません。ブックマークも拡張機能も、一切保存されないのです。

確かに、XML構成ファイルを見つけて編集すれば、セッション間で一部のデータを保持することも可能です。しかし、多くの人にとっては手間がかかりすぎる作業と言えるでしょう。

Sandboxieでサンドボックス化されたウェブ閲覧を実現

Sandboxieは愛嬌のある名前ですが、デジタルセキュリティ業界のリーダーであるSophosが提供する強力なサンドボックスツールです。あらゆるプログラムをサンドボックス内で実行できるため、ソフトウェアのテスト、怪しいメール添付ファイルの確認、そしてもちろんウェブ閲覧など、幅広い用途に活用できます。

Sandboxieを無料でダウンロードしてインストールしたら、まずはチュートリアルに従って基本的な使い方を確認しておきましょう。

本記事では「Sandboxed Web Browser(サンドボックス化されたウェブブラウザ)」に焦点を当てますが、Sandboxieにはそれ以外にも多くの機能があります。ぜひいろいろと試してみてください。

Sandboxieをインストールすると、デスクトップにショートカットが作成されます。あとは「Sandboxed Web Browser」アイコンをダブルクリックするだけでOKです。既定のブラウザが、普段使っているブックマークや拡張機能をそのまま引き継いだ状態で起動します。これまで通りの感覚でウェブを利用でき、Windowsサンドボックスのような追加設定は一切不要です。これこそが、多くの人にとってSandboxieがWindowsサンドボックスよりも優れている理由です。

ブラウザサンドボックスの中では何が起きているのか

Sandboxieは、ウェブブラウザを動かすすべてのプロセスを、コンピュータ上の他のプロセスから完全に隔離します。イメージとしては、コンピュータの中にもう一台ミニコンピュータがあるようなものです。

Sandboxieはブラウザに対し、必要最低限のリソースと権限だけを与えます。それ以上のリソースへアクセスしようとする動きはすべて拒否されます。さらに、ブラウザが何をしているのかをリアルタイムで監視することも可能です。システムトレイのSandboxieアイコンをダブルクリックすると「Sandboxie Control Window(Sandboxieコントロールウィンドウ)」が開き、ブラウザサンドボックスが使用中の全プロセスを確認できます。

では、どのウィンドウがサンドボックス化されているのか、どうやって見分ければよいのでしょうか?複数のブラウザを開いている場合はどうでしょう?方法は簡単です。マウスカーソルをウィンドウの上端に移動してみてください。Sandboxieのウィンドウであれば、ブラウザの縁に黄色いハイライト枠が表示されます。

ウェブブラウザはすでにサンドボックスを使っていないの?

実は、ほとんどのウェブブラウザは何らかのサンドボックス機構を採用しています。それでも、人々はウェブサイト経由でウイルスに感染してしまうのです。つまり、サンドボックス化にも程度の差があるということです。各ブラウザがどのようにサンドボックスを利用しているのか、その詳細を知るのは非常に困難です。「○○以外はすべてサンドボックス化しています」と公表すれば、自社のセキュリティが宣伝ほどではないと認めることになってしまうからです。

本記事で紹介する方法は、100%サンドボックス化されていると謳っています。プログラムをリバースエンジニアリングでもしない限り、私たちはそれを信じるか信じないかを選ぶしかありません。ちなみに、リバースエンジニアリングに興味がある方は、米国家安全保障局(NSA)が公開している無料ツール「Ghidra」をチェックしてみてください。

もちろん、すべてのウェブブラウザが危険だと言っているわけではありません。しかし、ブラウザサンドボックスを併用すれば、さらに安全性を高めることができます。現在使っているブラウザの安全性が気になるなら、別のブラウザへの乗り換えも検討してみてはいかがでしょうか。意外と知られていないブラウザの選択肢は、まだまだたくさんあるのです。

ブラウザサンドボックスで完全に保護されるのか?

短い答えは「はい、保護されます」。しかし長い答えは「完全に保護されるわけではありません」です。サンドボックス内で単にウェブサイトを閲覧するだけであれば、しっかりと保護されています。ところが、サンドボックス化されたブラウザで何かをダウンロードし、それをサンドボックスの外で開いてしまったらどうなるでしょうか?その場合、保護は失われます。もちろん、そのダウンロードファイルもSandboxieで開けば話は別ですが。

サンドボックス化されたブラウザを使ってみたいと思いましたか?どんな用途に活用したいですか?ウェブ閲覧をコンピュータの他の部分から隔離する他の方法をご存知でしたら、ぜひコメント欄でお聞かせください!

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