字幕付きDVDディスクの作り方|HandBrakeで字幕を追加して書き込む方法
クラウドストレージやUSBメモリが普及した現代において、DVDに動画を保存するのは少し時代遅れに感じられるかもしれません。しかし、それは見方の問題かもしれません。実はDVDは、あまり使用しないコンテンツを長期保存するのに適した媒体なのです。フラッシュストレージと異なり、ファイルが破損するリスクが格段に低いという大きなメリットがあります。
これは動画などのメディアファイルにも当てはまります。家庭用ビデオを大量にお持ちの方や、自分のDVDコレクションのバックアップコピーを作りたい方は、字幕付きでディスクに焼くことを検討してみてはいかがでしょうか。DVD書き込み対応のドライブとDVD-RまたはDVD-RWディスクさえあれば、OSを問わずどのプラットフォームでもDVDを作成できます。
DVD用の字幕ファイルを見つける方法
字幕付きDVDを作成するには、まずディスクに焼き込むための正しい字幕ファイルを用意する必要があります。字幕ファイルにはさまざまな形式がありますが、最も一般的なのはSRT、WebVTT、TXTです。
有名な映画など、広く知られているコンテンツを焼く場合は、インターネット上で多言語の字幕ファイルを見つけてダウンロードできます。外国語コンテンツの視聴に役立つだけでなく、聴覚に障害のある方のために字幕を付けるといった使い方も可能です。映画やドラマの無料字幕サイトについては、専門のまとめ記事や紹介動画も参考になるでしょう。
自宅で撮影したホームビデオの場合は、YouTubeの自動字幕生成機能を利用して字幕を作成し、PCにエクスポートするという方法もあります。ただし、この方法が有効なのは音声がクリアで聞き取りやすい場合に限られます。自動生成された字幕の精度は決して低くありませんが、誤字や誤認識がないか必ずダブルチェックしましょう。
字幕ファイルをVLCに読み込んで再生すれば、内容と同期に問題がないかを確認できます。問題がなければ、字幕を付けたままDVDへの書き込みに進みましょう。
HandBrakeで動画に字幕を追加する
多くのユーザーにとって、字幕トラック付きのメディアファイルを作成するのに最適なツールは、オープンソースの動画トランスコーダ「HandBrake」です。HandBrakeはDVDのリッピングにも使えますが、MP4やMKVなどの動画ファイルに字幕トラックを追加することもできます。
変換後のファイルはそのまま保存できるほか、今回のようにサードパーティ製のDVD書き込みソフトを使って、新しいDVDとして焼き込むことも可能です。
- まず、Windows/Linux PCまたはMacにHandBrakeをダウンロードしてインストールします。Open Sourceボタンを押して、メディアファイルまたは既存のDVDを読み込みます。HandBrakeがメディアをスキャンし、コンテンツに応じた適切なプリセットを自動的に選択します。別のフォーマットに変換したい場合は、これらの設定を自由に編集しても構いません。
- HandBrakeのメディア設定が正しいことを確認したら、Subtitlesタブを開きます。ここからメディアコンテンツに字幕を追加できます。Tracks > Add External Subtitles Trackを選択してください。
- メディアに対応する字幕トラックを探して追加すると、字幕リストに表示されます。Language列で、その字幕トラックの言語を正しく設定しておきましょう。
- メディアコンテンツに複数の言語が含まれている場合は、字幕トラックの横にあるForced Onlyチェックボックスにチェックを入れます。こうすることで、別の言語が使われているシーンでのみ字幕が表示されるようになります。
- デフォルトでは、DVD再生時に字幕トラックはオフになっています。再生中に字幕を常に表示させたい場合は、Defaultチェックボックスにチェックを入れてください。字幕は自動的に表示されますが、プレーヤー側で再生中にオフに切り替えることも可能です。
- 字幕を動画画像に強制的に焼き込み、視聴者が無効化できないようにしたい場合は、Burned Inチェックボックスにチェックを入れます。
- 古いスタンドアロンのDVDプレーヤーとの互換性を最大限に高めるには、動画エンコーダーの種類をMPEG-2に変更する必要があります。この設定はVideoタブから行えます。
- 字幕トラックをメディアコンテンツに追加できたら、Save Asボックスにファイル名を入力し、Add to Queue > Start Queueを押して変換を開始します。
字幕付きDVDを書き込む
適切な字幕トラックを含む動画ファイルが完成したら、いよいよDVDに書き込みます。サードパーティ製のDVD書き込みソフトは多数ありますが、おすすめはWindowsなら「Imgburn」、macOSなら「Burn」です。
残念ながら、Imgburnの公式サイトでは現在、アドウェア同梱のインストーラーが配布されています。これは珍しいことではなく、Windows向けの無料DVD書き込みソフトの多くに同様のアドウェアがバンドルされています。幸い、MajorGeeksのサイトからアドウェアなしのインストーラーをダウンロードできます。
- DVDに書き込む前に、字幕トラックがメディアファイルに正しく追加されているか確認しておきましょう。VLCを開いてFile > Open Fileを選択します。メディアファイルが読み込まれたら、Video > Subtitle Track(他のプラットフォームではSubtitles > Subtitle Track)から、利用可能な字幕トラックを選択して字幕を有効にできます。
- 動画ファイルの準備が整ったら、WindowsではImgburnを起動し、Write files/folders to discオプションを選択してDVDへの書き込みを行います。
- Imgburn画面のBrowse for a fileボタンを押して、書き込むメディアファイルを指定します。ファイルが書き込みリストに読み込まれたら、Optionsメニューに切り替えて、ファイルシステムをISO9660 + UDFに設定します。
- Labelsタブで、ISO9660とUDFの各セクションにDVDのボリューム名を入力します。
- Deviceセクションで書き込み速度を4xに設定すると、エラーの少ない安定した書き込みが行えます。Burnボタンを押して書き込みを開始し、OKで確定しましょう。
- macOSでDVDに書き込む場合は、Burnを起動してVideoタブを開き、ドロップダウンメニューからDVD-VideoまたはDivXを選択します。ファイルを読み込む準備ができたら、File > Openで対象ファイルを開きます。
- Untitledのテキストを任意のラベル名に置き換えることで、DVDにオリジナルのラベルを付けられます。書き込みの準備が整ったら、Burnボタンを押して処理を開始しましょう。
作成した字幕付きDVDの再生方法
DVDの作成に成功すれば、PCやMac、スタンドアロンのメディア機器(機器の対応フォーマットによります)で再生できるはずです。字幕付きでDVDを焼くことで、さまざまな視聴者にとって理解しやすい動画コンテンツが完成します。
前述のとおり、これは外国語映画を楽しむのに最適な方法です。語学学習中の方の教材としても役立ちますし、ホームビデオに状況説明を加えることにもつながります。もちろん、DVDドライブが正常に動作していることが前提となるため、作業前にドライブが清潔で正常に機能しているかどうかを必ず確認しておきましょう。
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