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ブラウザなしでWebを使う方法とは?FTP・wget・cURLなど代替手段を徹底解説

今あなたはブラウザでこの記事を読んでいます。では、ブラウザを一切使わずにインターネットへ接続することはできるのでしょうか?そもそも可能なのか、そしてどんな場面で役立つのか、詳しく見ていきましょう。

Webブラウザは非常に普及しており、スマートTVにまで搭載されています。しかし実は、インターネットに接続するためにブラウザは必須ではありません。ブラウザは「Webページを見る」ための重要なツールですが、ネット上で何をするかによっては、なくても困らないのです。

そもそもインターネットは、World Wide Web(WWW)が誕生する前から存在していました。ブラウザ以外にも、オンライン接続を可能にするさまざまなツールやプロトコルが用意されています。

なぜブラウザなしでWebを使う必要があるのか?

一風変わった話に聞こえるかもしれませんが、ブラウザなしでWebにアクセスしたい理由は意外と多く存在します。

  1. セキュリティとプライバシー: システムがマルウェアに感染している場合、ウイルスがブラウザの動作やアクセス先サイトを制限することがあります。目的のサイトが開けない、必要なファイルがダウンロードできないといったケースです。
  2. ブラウザが存在しない: ブラウザがアンインストールされていたり、最初から入っていないこともあります(まれですが不可能ではありません)。その場合、Chromeなどのブラウザをダウンロードする方法そのものが必要になります。
  3. ブラウザがブロックされている: ペアレンタルコントロールや職場の制限により、ブラウザからのアクセスが遮断されている可能性もあります。ただし、この記事はあくまで情報提供であり、実行は自己責任でお願いします。
  4. 通信速度が遅い: 回線が遅いとHTMLファイルのダウンロードに支障が出ることがあります。広告やスクリプトが原因でサイトがタイムアウトする場合も、直接ファイルを取得すれば解決できます。
  5. 古いPCでモダンなサイトが表示できない: スペックの低いPCでは最新のWebページの表示や処理が重く、既存のブラウザでは人気サイトを快適に閲覧できないことがあります。

ブラウザなしでファイルをダウンロードする方法

ブラウザがないけれどファイルをダウンロードしたい――たとえば新しいブラウザ本体をインストールしたいケースもあるでしょう。別デバイスもなければ、スマートフォンからPCへのデータ転送手段もない。そんなときどうすればいいのでしょうか?

FTPを使う

最も定番の方法がFTPです。選択肢は2つあります。FileZillaのような専用FTPクライアントを使うか、コマンドラインを使うかです。

Windows PowerShellとFTPでファイルをダウンロードするのは簡単です。「ftp」と入力し、次のコマンドを実行します。

open ftp.domain.name

認証情報の入力を求められたら入力してください。putコマンドとgetコマンドでリモートサーバーとの間でデータをやり取りできます。詳細を知りたい場合は、ftpプロンプトで「help」と入力しましょう。

LinuxターミナルでFTPを使う場合は以下のようにします。

ftp domain.name

ドメインのIPアドレスを指定することもできますし、ログインが必要なら次のように入力します。

ftp user@ftpdomain.name

ユーザー名とパスワードを求められたら入力してください。接続が確立したら、通常のLinuxコマンドでファイル構造を移動できます。ファイルをダウンロードするには、まず保存先ディレクトリを設定します。

lcd /home/user/yourdirectoryname

あとはgetコマンドを使うだけです。

get filename

wgetを使う

wgetはLinuxに標準搭載されているツールです(WindowsやmacOSでもサードパーティ製ツールで導入できます)。ファイルやWebページのダウンロードに最適で、使い方はシンプルです。

wget www.url-here.com/filename.fileext

各種オプション(スイッチ)を組み合わせれば、サイト全体の一括ダウンロードや特定形式のファイルだけの取得なども可能です。詳細はwgetのガイドを参照してください。

PowerShellを使う

Windows PowerShellでもファイルをダウンロードできます。スタートボタンを右クリックして「Windows PowerShell」を選択し、以下を入力しましょう。

$WebClient = New-Object System.Net.WebClient
$WebClient.DownloadFile("https://url-here/file","C:\path\file")

このコマンドは、FTP経由でも標準的なHTTP接続でも利用できます。認証が必要な場合はInvoke-WebRequestコマンドを使います。

Invoke-WebRequest -Uri https://www.url-here.com/ -OutFile C:"\path\file" -Credential "yourUserName"

続行前にユーザー名とパスワードを入力するダイアログが表示されます。認証が成功しない限り、ダウンロードは完了しない点に注意してください。

BitTorrentを使う

より一般的な手段としては、BitTorrentによるP2Pファイル共有があります。これは違法ダウンロード専用の技術ではなく、Microsoft、Canonical、UbisoftなどもOSやソフトウェアの配布に活用しています。

.torrentファイルとBitTorrentクライアントをシステムに取り込むには、ここで紹介したダウンロード方法のいずれかを使う必要があります。それさえ済ませば、あとはファイルをダウンロードするだけです。

cURLを使う

wgetと同様に、cURLでもWebサイトからファイルをダウンロードできます。

curl -O https://url-here.com/file.name

-Oオプションはファイルをそのままの名前で保存します。-oオプションにファイル名を指定すれば、名前を変更して保存することも可能です。

curl -o myfile.name https://url-here.com/file.name

複数ファイルは順番に指定することでまとめてダウンロードできます。cURL経由でFTPを使うこともできます。

curl ftp://ftp.url-here.com --user username:password

WindowsユーザーはPowerShellからcURLを利用できます。プロンプトで「curl」と入力し、UriプロンプトにcURLコマンドを入力するだけです。Linuxにはプリインストールされているため、同じ要領でターミナルから使えます。

ブラウザなしでソフトウェアをインストールする方法

ブラウザなしでソフトをインストールしたいけれど入手先が分からない場合はどうすればいいでしょうか? FTP、wget、PowerShellはアドレスがないと使えません。そこで頼れるのがアプリストアやパッケージマネージャーです。

アプリストア

macOSとWindowsにはそれぞれ専用のアプリストアがあり、デスクトップからアクセスできます。有効なアカウントでサインインしていれば、ソフトウェアを検索・ダウンロード・インストールできます。

パッケージマネージャー

一方、Linuxにはパッケージマネージャーという選択肢があります。これはソフトウェアリポジトリへテキストベースでアクセスできるコマンドラインツールです。インストールしたいソフトの名前を知っておく必要がありますが、基本のコマンドは毎回同じで、OSごとに使い分ける形になります。

たとえばUbuntuでは次のコマンドを使います。

apt install package-name

Fedoraでは次のように入力します。

yum install package-name

RPM系パッケージマネージャーを採用しているディストリビューションなら、次のコマンドが使えます。

rpm -ivh package-name

SNSやメールもブラウザなしで利用できる

ブラウザの代表的な用途といえば、SNSやメール、チャットでしょう。これらのサービスはブラウザなしでも使えるのでしょうか?

もちろん、使えます。

メール

PCではGmailやOutlookをブラウザで開いてメールを確認するのが一般的かもしれません。しかしスマホでメールアプリを使っているように、PCでも昔はそうやってメールを読んでいたのです。そして今もそれは可能です。

OS標準のメールクライアントを起動してアカウント情報を入力すれば、数秒後には受信トレイにメールが届きます。ブラウザは不要です。

ニュースグループ

Usenetはかつてほど普及していませんが、熱心なファンを持つ貴重なリソースです。ニュースリーダーがあれば、多種多様なテーマの議論グループを読むことができます。

Usenetはブラウザ経由のgroups.google.comでもアクセスできますが、ニュースリーダーアプリの利用がおすすめです。たとえばMozilla ThunderbirdはNNTPに対応しており、専用ニュースリーダーを選ぶのも良いでしょう。

RSS

RSS(Really Simple Syndication)も近年は利用が減ったツールです。しかし10年ほど前は、お気に入りサイトの更新情報を受け取るのに欠かせない存在でした。現在でもポッドキャストの配信や、Feedlyのようなアプリでお気に入りサイトの最新コンテンツを取得する用途で活躍しています。

デスクトップ向けRSSクライアントは多数あります。場合によってはRSSフィードの正確なURLを把握しておく必要がありますが、最近のアプリはフィードのXMLページを自動検出する機能が向上しています。

チャットクライアント

最後は、最も人気のあるオンラインアクティビティであるチャットです。Facebook MessengerやSkypeなど、多くのチャットサービスでは専用クライアントが利用でき、World Wide Webを介さずに相手へ直接データを送信します。

詳しくはチャットクライアントの一覧をチェックしてみてください。

画像なしで閲覧するという選択肢

どうしてもWebにアクセスする必要がある場合、専用ブラウザを使わずに閲覧する方法もあります。理想的ではありませんが、コマンドラインツールで実現可能です。

Lynx

おそらく最も軽量なブラウザであるLynxは、Linux向けのコマンドラインツールです。次のコマンドでインストールできます。

apt install lynx

起動後、「G」キーを押すとデータを取得したいサイトのURLを入力できます。Adobe FlashやJavaScriptには対応していない点に注意してください。

最高のソリューションではありませんが、URLが分からないファイルを探す際には、少し手軽な方法になります。

Telnet

もうひとつの方法がTelnet経由でのWeb閲覧です。コマンドラインからGoogleへアクセスできます。LinuxとmacOSは標準で対応していますが、WindowsユーザーはまずTelnetを有効化する必要があります。スタートメニューで「control」と入力し、「プログラム > Windowsの機能の有効化または無効化」を開いて「Telnetクライアント」にチェックを入れ、「OK」を押してファイルのインストールを待ちます。その後、Windowsの再起動が必要です。

TelnetでGoogleにアクセスするには、スタートメニューを右クリックしてWindows PowerShellを開き、以下を入力します。

telnet google.com 80
GET / HTTP/1.0
Host: google.com

再度Enterキーを押せば、Googleにアクセスできます。もちろん最高の閲覧方法ではありませんが、URLさえ分かれば個々のWebページを確認できます。ここで重要なのがGETコマンドです。これはHTTPコマンドのひとつであり、他にもさまざまな種類があります。HTTPコマンドの一覧が参考になるでしょう。

ブラウザの代替手段はこんなに豊富!

ブラウザが使えなくなると、インターネットの利用も終わりだと不安になるかもしれません。しかし実際には、World Wide Webはインターネットの一面にすぎず、ブラウザがなくてもオンラインには接続できます。SNSやネットショップの利用は不便になりますが、それ以外であれば、新しいブラウザをダウンロードしてインストールする程度のことは、他のツールで十分カバーできます。

ブラウザが使えず困った経験はありますか? コマンドラインでのソフトダウンロードが好きな方、RedditよりUsenet派の方も、ぜひコメント欄で教えてください。

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