ChromeとSafariに代わる注目のモバイルブラウザ5選
スマートフォンには最初からブラウザアプリがプリインストールされており、多くの人はそれを使い続けています。しかし、他のブラウザを一度も試したことがないなら、より快適なウェブ体験を逃しているかもしれません。
多くの人にとってGoogle Chromeは標準のモバイルブラウザです。最新のChrome 66アップデートでは新しいUIが導入され、メディアプレーヤーも変更されました。Android版Chromeは思っている以上に多機能で、iOS版もSafariの優れた代替手段になります。
とはいえ、Chromeの外にも目を向けてみましょう。モバイルブラウザの中には、インターネットへの入り口そのものを一変させてくれるものがいくつもあります。
1. Smooz(Android / iOS):ジェスチャーで実現する片手ブラウジング
スマートフォンでの閲覧は通常、両手が必要です。片手で端末を持ち、もう片方の手でスワイプする——ほとんどのブラウザは、親指だけで完結できる快適な片手操作に対応していません。しかしSmoozは違います。
Smoozは、ブラウザでよく使う操作をスマートなジェスチャーで処理できます。たとえば、リンクを長押しすると新しいタブで開き、スワイプでタブ間を切り替えられます。カスタムジェスチャーでタブをピン留めすれば、うっかり閉じたり別のページへ移動してしまう心配もありません。直感的な操作感で、一度使うと手放せなくなるはずです。
もちろん、文字入力も片手で行う必要があります。AndroidならGboardの片手モードを活用しましょう。iPhoneユーザーは片手入力のコツを覚えておくと便利です。
2. Cake(Android / iOS):高速読み込みで検索体験を刷新
Cakeの開発チームは、「現在のモバイルブラウザはデスクトップ版の縮小版にすぎない」と考えました。そこで、スマートフォンのためにゼロから設計されたブラウザを作り上げたのです。その焦点は、「いかに簡単に情報を探し、閲覧できるか」に置かれています。
Cakeの最大の特徴は、ブラウザ内での検索の仕組みそのものを変えられる点です(Google、Bing、DuckDuckGoなどから選択可能)。通常の検索結果ページを表示する代わりに、オーガニック検索の1位ページを自動的に開きます。右にスワイプすれば、すでに読み込まれた次のページへ移動。裏ではCakeが表示の速いサイトを先読みしているため、滑らかでストレスのない体験が実現します。
カスタマイズ性の高さも魅力です。用途ごとに検索エンジンを切り替えられます。たとえばウェブ検索はGoogle、画像はGiphy、動画はYouTubeといった具合です。さらに広告ブロック、ポップアップブロックなど、現代的なモバイルブラウザに求められる機能も一通り備えています。
3. Amazon「Internet」(Android):軽量・高速・ニュースフィード付き
ストレージ容量が不足しがちで、より軽量なアプリを探しているAndroidユーザーに朗報です。しかも開発元はあのAmazonです。
その名も「Internet」。必要なストレージはわずか5MB未満で、起動も速く、操作感は一般的なブラウザとほぼ同じです。他の軽量ブラウザには欠けている「プライベートモード」まで搭載されています。さらにAmazonは、Chromeらしい要素としてニュースフィードも追加しました。
アプリを開くと、モバイル版Chromeさながらの画面が表示されます。よく訪れるサイトの一覧に続き、興味のあるトピックに関する最新ニュースが並ぶ構成です。
ただし注意点もあります。Amazonはこのブラウザを「プライベート」と謳っていますが、その根拠は不明瞭です。アプリは写真・メディア・ファイルへのアクセス権限、ストレージ、完全なネットワークアクセスを要求します。Chromeほど侵入的ではないものの、Amazonにはプライバシー面での懸念もあるため、「プライベート」という表現は割り引いて受け取るのが賢明でしょう。
なお、このブラウザは現在インドでのみ提供されていますが、APKをサイドロードすればダウンロードしてインストールできます。
4. Samsung Internet Browser(Android):意外ながら興味深い選択肢
一般的に、Samsung純正アプリはより優れたサードパーティ製アプリに置き換えるのがおすすめです。しかしブラウザに関しては例外的で、むしろ普段使いのブラウザをSamsung Internet Browserに置き換える価値があります。
Samsung InternetはChromiumベースのブラウザなので、基本的な機能はGoogle Chromeとほぼ同じです。しかし一度使えば、速度の違いにすぐ気づくはず。体感的にかなり速く動作します。ダウンロードマネージャーなど、Chromeでは物足りないと感じやすい部分でも上回っています。さらに驚くことに、消費電力もChromeより少ないのです。
そして何より、Chromeがまだ実現していない「拡張機能」に対応しています。数こそ多くありませんが、収録されている拡張機能はどれも実用的です。
5. DuckDuckGo Privacy Browser(Android / iOS):プライバシー第一、ブラウジングその次
オンラインでの追跡が誰にとっても深刻な問題となっている今、プライバシー重視の検索エンジンとして名を馳せてきたDuckDuckGoが、ウェブ閲覧中もユーザーを守るためのブラウザをリリースしました。
DuckDuckGo Privacy Browserはデフォルトで、サイトとの暗号化接続を確保し、悪意のあるトラッカーをブロックします。各サイトにはプライバシーグレードが付与されるため、データ漏洩のリスクがあるサイトかどうか一目でわかります。いつでも「Fire」ロゴをタップすれば、すべての閲覧データを即座に消去できます。
それ以外の部分はシンプルなウェブブラウザで、Chromeなどの大手ブラウザが備える基本機能は一通り揃っています。詳しく知りたい方は、DuckDuckGoの新アプリがあなたを守る仕組みについての記事もぜひチェックしてください。
ブラウザがプライバシーを侵害する仕組みを知ろう
スマートフォンに最初から入っているブラウザを使っているなら、それがプライバシーを脅かしている可能性があることを知っておきましょう。端末を販売した企業、ブラウザを開発した企業、あるいはその両方が、あなたが訪れたサイト全体を横断して追跡しているかもしれません。
実際にどの程度のリスクがあるのか、ブラウザがプライバシーを侵害する仕組みについて詳しく解説した記事を読んでみてください。
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