Googleの「Tab Maker」で新しいタブページ用の拡張機能を作成する方法
ChromeやFirefoxなどのブラウザは、スマートフォンやパソコンで最もよく使われるアプリケーションのひとつです。ブラウザを使っていると、タブを開くたびに「新しいタブ」ページが表示されます。実はこのページ、ブラウザの中でも最も閲覧回数の多いページのひとつなのです。
天気予報やスポーツのスコア、好きなニュースなど、自分の欲しい情報でこのページをカスタマイズできたら便利だと思いませんか?
そんな願いを叶えるために、Googleはコーディング不要のツール「Tab Maker」を提供しています。この記事では、Tab Makerの概要と具体的な使い方を詳しく解説します。
GoogleのTab Makerとは?
Tab Makerは、Chromeの新しいタブページをカスタマイズ・強化するための拡張機能を、誰でも簡単に作れるようにしたGoogleの公式ツールです。新しいタブを開くたびに何か新しい発見がある——そんな体験を実現できます。

従来、こうした拡張機能はプロの開発者がコードを書いて作るものでした。しかしTab Makerなら、技術的な知識やプログラミングの経験がなくても、直感的な操作だけで新しいタブページ用の拡張機能を作成できます。
このツールは非開発者向けに設計されており、画面の案内に沿って進めるだけで、独自の拡張機能を完成させられます。最大の魅力は、コードが一切不要で、ビジュアル操作だけでデザインできる点です。
Tab Makerの主な機能
Tab Makerはシンプルで使いやすいツールです。テキスト、リンク、画像、GIFなど、さまざまな種類のコンテンツに対応しています。お気に入りのニュースフィードへのリンクを追加すれば、新しいタブを開くたびに最新の記事が自動的に表示されます。
作業をスムーズにするため、あらかじめ用意されたテンプレートも多数あります。さらに、Googleスプレッドシートと連携して、拡張機能に表示されるコンテンツを管理できるのも大きな特徴です。スプレッドシートのファイルを編集・更新するだけで、拡張機能の内容を継続的にメンテナンスできます。
Tab Makerなら、わずか5つのステップで初めての拡張機能を作成できます。完成した拡張機能は圧縮ファイル(ZIP)として書き出せるので、友人と共有したり、Chromeウェブストアに公開したりすることも可能です。
Tab Makerで新しいタブページ拡張機能を作成する手順
以下の手順に従って、オリジナルの新しいタブページ拡張機能を作りましょう。
1. テンプレートを選択する

まずは、目的に合ったテンプレートを選びます。用意されているテンプレートは豊富で、複数のスコアカードを表示できるものや、複数都市の天気を一度に表示できるものなど、2つの機能に対応したテンプレートもあります。
2. 表示したいコンテンツを追加する

テンプレートを選んだら、「Add Your Content(コンテンツを追加)」をクリックして、Googleスプレッドシートに画像・リンク・テキストを入力していきます。サンプルコンテンツも確認できるので、作業の流れをつかむのに役立ちます。
スプレッドシートを開いたら、まずコピーを作成します。その後、コピーしたシートに画像、GIF、リンク、テキスト、数値などを自由に入力しましょう。行数はいくらでも増やせます。

シートはGoogleアカウントに自動保存されるため、いつでも中断したところから作業を再開できます。なお、ガイドラインでは、画像やGIFとテキストを同じ列に混在させないことが推奨されています。
画像やGIFを追加する場合は、画像のURLをコピーして該当する列に貼り付けるだけです。ニュースフィードや天気情報サイトのハイパーリンクも同様の方法で追加できます。
最後に、スプレッドシートを公開します。「ファイル」>「ウェブに公開」の順に選択してください。このとき、ドロップダウンから必ず「カンマ区切り値(.csv)」形式を選択することが重要です。
続いて「ドキュメント全体」のドロップダウンから対象のシートを選び、「公開」をクリックするとリンクが生成されます。このリンクをTab Makerのページに貼り付けましょう。
3. ページ全体のデザインを調整する

次に、新しいタブページ全体の見た目を調整します。背景色、画像のプロパティ、ページの余白(パディング)などを編集できます。
このステップは、新しいタブページの第一印象を左右する重要な工程です。時間をかけてじっくり微調整し、納得できたら「次へ」をクリックしましょう。
4. ブロック要素を編集する

続いて、編集したいブロック要素をクリックして選択し、個別に調整します。フォントの種類やサイズ、高さ、スタイルなどを細かく変更できます。
前のステップと同様に、ブロック要素の編集もページの見た目や読みやすさに大きく影響します。迷ったら、試行錯誤しながら理想のデザインを探してみてください。
5. 拡張機能の最終ファイルを作成する

最後のステップでは、拡張機能に名前を付けます。主な用途を説明する説明文を追加したり、オリジナルのアイコンを設定したりすることもできます。
ここで設定した名前・アイコン・説明文は、Chromeウェブストアに公開する場合にもそのまま使用されます。すべて完了したら、「最初からやり直す」か「ZIPファイルとしてダウンロードする」のどちらかを選択しましょう。
作成した拡張機能を使うには?
拡張機能をZIPファイルでダウンロードしたら、まずファイルを解凍します。次に、Chromeのアドレスバーにchrome://extensionsと入力して拡張機能ページを開き、右上の「デベロッパー モード」をオンにします。
その後、「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」をクリックし、解凍した拡張機能のフォルダを選択してください。これで、自作の拡張機能を使い始められます。
まとめ:Tab Makerで自分だけの新しいタブページを
Tab Makerは、Googleが提供するユニークなツールです。Chromeウェブストアにある既存の新しいタブページ拡張機能に頼らなくても、自分好みの拡張機能を自作できるようになりました。しかも、特別な技術知識は一切必要ありません。
プログラミングスキルがあれば、さらに高度なカスタマイズを加えて体験を向上させることも可能です。行き詰まったときは、Tab Makerの公式サイトにデザインや実装に関するFAQが多数掲載されているので、ぜひ参考にしてみてください。
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