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about:configでFirefoxのダウンロード設定を変更する方法【保存先・通知・プラグイン表示などをカスタマイズ】

Firefoxでファイルをダウンロードするのは、一見とてもシンプルな作業です。リンクをクリックし、必要であれば保存先を選択して、転送が完了するのを待つだけ。しかし実は、ブラウザーには思っている以上に細かくダウンロード動作を制御できる機能が備わっています。about:configの設定画面を使えば、ダウンロード先の変更、プラグインの表示方法の調整など、さまざまなダウンロード関連の設定を自由にカスタマイズできます。

※この記事は、Mozilla Firefoxブラウザーをご利用の方を対象としています。

about:config画面へのアクセス方法

これらの詳細設定は、通常の設定画面には表示されていない「about:config」から変更できます。以下の手順でアクセスしてみましょう。

注意:about:configは非常に強力な機能を持つ画面です。ここでの変更次第では、ブラウザー本体やシステム全体の動作に深刻な影響を及ぼす可能性があります。操作の際は十分に注意してください。

  1. まずFirefoxを起動し、アドレスバーにabout:configと入力してEnterキーを押します。すると「動作保証外になる可能性があります」という趣旨の警告画面が表示されるので、「危険性を承知の上で使用する」(旧バージョンでは「細心の注意を払って使用する」)ボタンをクリックして先へ進みます。

  2. 現在のタブにFirefoxの詳細設定一覧が表示されます。上部にある検索フィールドにbrowser.downloadと入力してください。ダウンロードに関連する設定項目だけが絞り込まれて表示されます。

    設定値の変更方法は、データ型によって異なります。

    • 真偽値(boolean)型の場合:該当する行をダブルクリックするだけで、truefalseが即座に切り替わります。
    • 整数(integer)型・文字列(string)型の場合:ダブルクリックするとダイアログが開くので、そこに希望の値を入力して保存します。

    以下に挙げる設定項目が、Firefoxのダウンロードに関する動作を制御しています。用途に合わせて適宜変更しましょう。

変更できる主なダウンロード関連設定

1. browser.download.animateNotifications

  • 種類:真偽値(boolean)
  • 初期値:true

概要:trueに設定している場合、ダウンロード中はツールバー上のダウンロードボタン(下向き矢印のアイコン)がアニメーション表示されます。このアニメーションには、小型のプログレスバーも含まれます。アニメーションが不要な場合はfalseに変更しましょう。

2. browser.download.folderList

  • 種類:整数(integer)
  • 初期値:1

概要:ダウンロードファイルの保存先を決定する重要な設定です。

  • 0 … デスクトップに保存
  • 1 … ダウンロードフォルダーに保存
  • 2 … 前回のダウンロードで指定した場所を再利用

3. browser.download.hide_plugins_without_extensions

  • 種類:真偽値(boolean)
  • 初期値:true

概要:ファイル拡張子が関連付けられていないプラグインは、ダウンロードファイルの処理方法を選択する際に候補として表示されません。拡張子との関連付けを持たないプラグインも含めて、すべてのプラグインを「ダウンロード時の処理」ダイアログに表示したい場合は、この値をfalseに変更してください。

4. browser.download.manager.addToRecentDocs

  • 種類:真偽値(boolean)
  • 初期値:true

概要:Windowsユーザーのみに関係する設定です。初期状態では、ダウンロードしたファイルがOSの「最近使った項目」の一覧に自動的に追加されます。ダウンロード履歴をそこに残したくない場合は、値をfalseに変更しましょう。

5. browser.download.manager.resumeOnWakeDelay

  • 種類:整数(integer)
  • 初期値:10000

概要:Firefoxは、一時停止したダウンロードを再開する機能を持っています。この設定値(ミリ秒単位)は、パソコンがスリープや休止状態から復帰した後、中断されていたダウンロードの再開を試みるまでの待ち時間を指定します。初期値の10000は10秒に相当します。

6. browser.download.panel.shown

  • 種類:真偽値(boolean)
  • 初期値:false

概要:ダウンロード中でも、ツールバーのダウンロードボタンを自分でクリックしない限り、進行状況を示すパネルは表示されません。しかし、この値をtrueに変更すると、ダウンロードが始まった瞬間にそのパネルが自動的にポップアップ表示され、ブラウザーウィンドウの一部に重なって現れるようになります。

7. browser.download.saveLinkAsFilenameTimeout

  • 種類:整数(integer)
  • 初期値:4000

概要:多くの場合、ダウンロードファイルの名前はURLそのものと一致します。たとえば https://browsers.lifewire.com/test-download.exe というURLであれば、ファイル名はtest-download.exeとなり、そのままハードディスクに保存されます。ところが一部のWebサイトでは、Content-Dispositionヘッダーフィールドを使って、URLとは異なるファイル名を指定していることがあります。Firefoxは初期状態で4000ミリ秒(4秒)間このヘッダー情報を要求し続け、時間内に取得できなければタイムアウトが発生し、URLに含まれるファイル名を採用します。この待ち時間を長くしたり短くしたりしたい場合は、この設定値を変更してください。

8. browser.download.show_plugins_in_list

  • 種類:真偽値(boolean)
  • 初期値:true

概要:前述のbrowser.download.hide_plugins_without_extensionsと同様に、「ダウンロード時の処理」ダイアログの表示内容に影響する設定です。初期状態では、インストール済みの各プラグインの横に関連付けられたファイル形式と利用可能なアクションが表示されます。この表示を抑制したい場合は、値をfalseに変更しましょう。

9. browser.download.useDownloadDir

  • 種類:真偽値(boolean)
  • 初期値:true

概要:Firefoxでダウンロードが開始されると、ファイルはbrowser.download.folderListで指定された場所に自動保存されます。ダウンロードのたびに毎回保存先を確認するダイアログを表示させたい場合は、この値をfalseに変更してください。

まとめ

about:configを使えば、通常の設定画面では変更できないダウンロード関連の細かな挙動まで思い通りにコントロールできます。保存先の管理、通知アニメーションのオン/オフ、プラグインの表示制御など、日々のダウンロード体験を快適にする設定ばかりなので、ぜひ活用してみてください。ただし、変更前に既定値を控えておくと、問題が起きたときに元に戻せるので安心です。

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