Javalockerランサムウェアとは?感染時の対処法と予防策を徹底解説
Javalockerは、主にWindowsデバイスに感染し、すべての個人ファイルをロックするランサムウェアの一種です。ファイルの暗号化に成功すると、ビットコインで300ドルの身代金を要求してきます。暗号化の対象となるファイルには、PDF、MS Office文書、動画、データベースなどが含まれます。
Javalockerランサムウェアは何をするのか?
コンピューターに侵入すると、Javalockerランサムウェアはあらかじめ決められたファイルタイプを検索し、各ファイル名の末尾に「.javalocker」という拡張子を付けて暗号化します。たとえば、元のファイル名が「mydocument.jpg」だった場合、「mydocument.jpg.javalocker」に変更されてしまうのです。
このマルウェアが使用するのは非対称暗号方式で、ロックされた各ファイルを復号するには特別な鍵が必要になります。そのため、サイバー犯罪者は復号鍵を提供する条件として、身代金の支払いを求めてくるわけです。
Javalockerランサムウェアの駆除方法
感染したデバイスからJavalockerランサムウェアを駆除する場合、良いニュースと悪いニュースがあります。良いニュースは、Outbyte Anti-Malwareのような強力なアンチマルウェアソリューションを使えば、ウイルスの除去は比較的簡単だということです。一方、悪いニュースは、感染後にファイルを復元する方法がないということです。身代金を支払わない限り、ファイルは永久に失われたものと諦めるしかありません。
ただし、身代金の支払いは以下の2つの理由から絶対に避けるべきです。第一に、マルウェアを作った犯罪者を助長し、さらに強力なウイルスの開発を促してしまいます。第二に、身代金を支払っても、ファイルが解除される保証は一切ないのです。結果として300ドルとファイルの両方を失う、二重の悲劇に終わる可能性さえあります。
アンチマルウェアツールを使用するには、まずデバイスを「ネットワーク付きセーフモード」で起動する必要があります。Windows 10/11デバイスの場合、以下の手順に従ってください。
- Shiftキーを押しながら、電源 > 再起動を選択します。
- Windowsが再起動したらオプションの選択画面が表示されるので、トラブルシューティング > 詳細オプションを選びます。
- 詳細オプションの中からスタートアップ設定を選択します。
- 再起動ボタンを押します。
- コンピューターが再起動したら、矢印キーでネットワーク付きセーフモードを選択します。または、F5キーを押しても構いません。
ネットワーク付きセーフモードでは、アンチマルウェアソフトなどのユーティリティツールをダウンロードしたり、Javalockerランサムウェアの駆除に役立つ情報を掲載したブログにアクセスしたりできます。
アンチマルウェアツールの使用後も、コンピューターのディスクをクリーンアップするか、少なくともWindows回復ツールを使用することが推奨されます。ディスクのクリーンアップではファイルやフォルダーが削除されますが、同時にマルウェアの温床となっているジャンクファイルも一掃できるというメリットがあります。
ディスククリーンアップの手順(Windows 10/11)
- Windowsの検索ボックスに「ディスククリーンアップ」と入力します。
- ディスククリーンアップユーティリティを選択します。
- クリーンアップしたいディスクまたはドライブを選択します。
- 削除するファイルの項目で、すべてのファイルタイプにチェックを入れます。
- OKを押します。
より簡単かつ効果的な方法としては、PC修復ツールの使用が挙げられます。PC修復ツールなら、コンピューターをクリーンアップするだけでなく、ジャンクファイルの削除や、破損・欠損したレジストリエントリの修復もまとめて行えます。
タスクマネージャーやコントロールパネルを使ってマルウェアの本体ファイルを手動で削除する場合は、以下のファイルを探してください。
- Trojan.Script.Generic.4!c
- Java/Filecoder.AJ
- Trojan.Maljava
- Malware.JAVA/Filecoder.nhpgb
- Java.Trojan.Agent.LQ
- Ransom:Win32/JavaLocker.S!MTB
- Java:Malware-gen
Windows回復オプションの活用
Windows回復オプションを使ったことがない方でも、マルウェア攻撃を受けた後こそ、Windows回復を実行する絶好のタイミングです。選択した回復オプションによって、コンピューターの構成、設定、アプリへの変更が元に戻され、場合によってはプログラム自体が削除されることもあります。
システムの復元
システムの復元は、影響が比較的少ないことから人気のあるWindows回復オプションです。設定やアプリが失われることもありますが、選択する復元ポイントによって影響を受ける範囲は限られます。Windows 10/11デバイスで復元ポイントを有効にするには、前述の手順(ネットワーク付きセーフモードへの起動)に従います。ただし、スタートアップ設定の代わりにシステムの復元を選択してください。
このPCを初期状態に戻す
「このPCを初期状態に戻す」オプションは、その名の通りコンピューターを初期状態へ戻す機能で、Windows回復オプションの中でもより大胆な手段の一つです。このオプションの良いところは、コンピューターをまっさらな状態から再スタートできる点にあります。Javalockerランサムウェアによってすでにファイルが被害を受けている状況なら、失うものはほとんどないと言えるでしょう。
Windowsデバイスでの具体的な手順は以下の通りです。
- Windows + Iキーを押して設定アプリを開きます。
- 更新とセキュリティから回復を選択します。
- 回復オプションの一覧が表示されるので、このPCを初期状態に戻すを選択します。
- 開始するをクリックします。
- 個人用ファイルを保持するかすべて削除するかを尋ねられたら、すべて削除するを選択します。
- 次に、ファイルの削除とドライブのクリーニングを行うか、ファイルの削除のみを行うかを尋ねられます。ファイルの削除とドライブのクリーニングを選択してください。なお、このオプションは完了まで少し時間がかかります。
- 画面の指示に従ってプロセスを完了させます。
これでコンピューターの初期化、全ファイル・フォルダーの削除、ドライブのクリーニングが完了しました。マルウェアがデバイスに残存している可能性はもうありません。
ランサムウェア攻撃を防ぐ方法
このランサムウェア駆除・保護ガイドの最後のステップは、ウイルスが再びデバイスに侵入するのを防ぐことです。マルウェアは複数の経路から脆弱なコンピューターへ侵入するため、これがおそらく最も難しい部分です。今後の感染からデバイスを守るために役立つ対策をいくつか紹介します。
- ソフトウェアの脆弱性を修正するため、デバイスを常に最新の状態に更新する。
- 強力なアンチマルウェアソリューションで定期的にコンピューターをスキャンする。
- ファイルをバックアップしておけば、万が一攻撃を受けてもファイルを取り戻せる。
- メール添付ファイルをダウンロードしたりクリックしたりする前に、その正当性を必ず確認する。
- 汚染源となりやすい海賊版ソフトウェアは使用しない。
- オフィスやコンピューティングリソースを他人と共有している場合は、共通のサイバーセキュリティ戦略について合意しておく。
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