MoneyGramウイルスの削除方法|感染経路と対処法を徹底解説
MoneyGram(マネーグラム)は、いわゆる「FBIウイルス」に分類されるランサムウェアの一種です。画面をロックするタイプのマルウェアで、著作権侵害や児童ポルノなどの違法行為を行ったとしてユーザーを脅し、金銭を騙し取ろうとします。ただし、これらの罪状には一切根拠がありません。
MoneyGramウイルスはコンピュータに感染すると、可能な限り多くのファイルやフォルダを暗号化します。ロックを解除してファイルへアクセスするには300ドルの身代金の支払いを求められ、拒否すればファイルを二度と取り戻せない可能性があると警告されます。さらに、身代金は匿名性の高いMoneyPakまたはMoneyGramサービス経由でのみ送金可能という条件が課されています。
MoneyGramウイルスの感染経路
MoneyGramマルウェアがどのようにコンピュータに侵入したのか気になる方も多いでしょう。主な感染経路は以下の3つです。
まず、悪意のあるウェブサイトです。FBI MoneyGramマルウェアの拡散において、こうしたサイトは重要な役割を果たしています。サイトを訪れただけで、リンクをクリックしたり新しいタブを開いたりするだけで感染プロセスが始まることがあります。
次に、偽のメールキャンペーンです。被害者を巧みに騙し、添付ファイルや悪意のあるリンクをクリックさせて感染させます。
そして、人気ソフトのバンドルです。Adobe Flash Playerなどの定番ソフトに偽装して配布されるケースもあります。Adobe社がマルウェアを拡散しているわけではありませんが、公式サイト以外からFlash Playerをダウンロードすることは、デバイスのセキュリティにとって重大な脅威となります。
MoneyGramウイルスをパソコンから削除する方法
MoneyGramランサムウェアを駆除するには、まずOutbyte Antivirusのような強力なアンチマルウェアソフトを用意しましょう。加えて、Windowsの起動方法に関する知識も必要ですが、本記事で順を追って解説します。アンチウイルスソフトはウイルスに関連するファイルをすべて削除し、今後の感染からもコンピュータを守ってくれます。
MoneyGramマルウェアはスクリーンロッカー型のため、何らかの操作を行うにはコンピュータを特殊なモードで再起動する必要があります。Windows 7/VistaまたはWindows XPをお使いの場合は、以下の手順で「セーフモードとネットワーク」を起動してください。
- コンピュータを再起動し、F8キーを繰り返し押します。
- 再起動後にハードウェアテストが実行され、詳細ブートオプションメニューが表示されます。
- 矢印キーで[セーフモードとネットワーク]を選択します。
「セーフモードとネットワーク」ではネットワーク機能が使えるため、MoneyGramマルウェアを駆除するアンチマルウェアソフトをダウンロードできます。
Windows 10/11でセーフモードとネットワークを起動する方法
Windows 10/11を「セーフモードとネットワーク」で起動するには、以下の手順に従います。
- 電源ボタンを約10秒間押し続けて、コンピュータの電源を切ります。
- 再度電源ボタンを押してデバイスを起動します。
- Windowsが再起動したら、もう一度電源ボタンを10秒間押し続けて電源を切ります。
- このオン/オフの操作を繰り返し、Windows回復環境(winRE)が起動するまで続けます。
winREに入った後は、以下の手順でセーフモードに移行します。
- [オプションの選択]画面で、[トラブルシューティング] > [詳細オプション] > [スタートアップ設定] > [再起動]を選択します。
- 再起動後に表示されるオプション一覧から[セーフモードとネットワーク]を矢印キーで選択するか、キーボードの「5」を押します。
Windowsが「セーフモードとネットワーク」で起動したら、アンチマルウェアソフトをダウンロードし、Windows 10/11デバイスからウイルスを完全に駆除しましょう。
システムの復元を活用する
システムの復元は、Windows 10/11の標準機能で、コンピュータを以前の正常な動作状態に戻すことができます。この方法を有効に活用するには、感染前に作成された復元ポイントが必要です。画面操作ができない状況でも、前述の手順で[詳細オプション]メニューまで進み、今回は[システムの復元]を選択してください。
システムの復元を実行すると、選択した復元ポイント以降に加えられたアプリや設定の変更が取り消されます。ただし、暗号化されたファイルそのものを復旧することはできない点に注意が必要です。
「ファイルが復元されないなら、いっそ身代金を払って済ませたほうがいいのでは?」という声もあります。確かに一理あるように聞こえますが、サイバー犯罪者に身代金を支払うことは強くお勧めしません。理由は2つあります。
第一に、ファイルのロック解除は保証されていません。犯罪者は金銭を手に入れた時点で、あなたとの約束を守る義務を感じません。第二に、身代金の支払いは新たな詐欺を助長します。犯罪者が「詐欺は儲かる」と学習してしまうからです。
身代金を支払う代わりに、以下の予防策を日頃から実践しましょう。
常に最新のOSを使用する
Windows OSは優れたソフトウェアですが、ハッカーたちは日々新たな脆弱性を探し出し、悪用しようとしています。Microsoftはセキュリティパッチを継続的に公開しているため、古いバージョンのWindowsを使い続けると、これらの保護措置を逃してしまいます。
信頼できるアンチマルウェアを導入する
無料のアンチウイルスソフトは基本的な保護しか提供しません。MoneyGramのような強力なマルウェアに対抗するには、プレミアム版のセキュリティソフトの導入を検討しましょう。
悪意のあるサイトに注意する
ブラウザが「このサイトは安全ではありません」と警告することがあります。そのようなメッセージが表示されたら、誘惑に負けずアクセスを中止しましょう。
添付ファイルの信憑性を確認する
差出人が不明な添付ファイルを受け取った場合は、開く前に必ず送信元の真偽を確認してください。ひと手間かけることで、後々の深刻なトラブルを回避できます。
重要なファイルのバックアップを作成する
大切なファイルのバックアップを別の場所に保管していれば、仮に悪質なランサムウェアの攻撃を受けても、被害や業務の遅延を最小限に抑えることができます。
以上がMoneyGramウイルスに関する解説でした。ご質問やご意見、追加情報などがあれば、ぜひ下のコメント欄でお聞かせください。
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