Windows 10のセキュアサインインを有効・無効にする3つの方法
Windows 10の標準ログイン画面では、ユーザー名やパスワードなどのログイン情報をシステムへ送信するための小さなスクリプトが動作しています。万が一、この通信パケットが第三者に傍受されると、ログイン情報が漏洩してしまう危険性があります。

そこで役立つのが「セキュアサインイン(Secure Sign-in)」です。これはサインイン画面をさまざまな攻撃から守るための追加セキュリティ機能です。特に注意すべきなのは、ウイルスやマルウェアが偽のサインイン画面を表示し、ユーザー名とパスワードを盗み取ろうとする手口です。こうしたケースでも、Ctrl + Alt + Deleteキーを押せば、本物のサインイン画面かどうかを確実に見分けられます。このオプションを有効にすると、ロック画面でCtrl + Alt + Deleteを押すまでサインイン処理が開始されなくなります。
このセキュリティオプションはデフォルトで無効になっているため、利用するには設定変更が必要です。この記事では、Windows 10でセキュアサインインを有効・無効にする方法を、3つの異なる手法ごとに手順を追って解説します。
Windows 10のセキュアサインインを切り替える方法は、主に以下の3つがあります。
方法1:netplwizコマンドを使用する
最も手軽なのが、netplwizコマンドを使う方法です。検索バーから「ファイル名を指定して実行」を起動し、数回のクリックとダイアログ操作だけでユーザーアカウント画面にたどり着けます。以下の手順に従ってください。
- Windowsキー + R を押すか、Windowsアイコンの隣にある検索バーをクリックします。
- 検索バーに「実行(Run)」と入力し、「ファイル名を指定して実行」アプリをクリックします。

- ダイアログボックスが表示されたら、「名前(O)」欄に「netplwiz」と入力し、「OK」ボタンをクリックします。

- 「OK」をクリックすると、次のダイアログボックスが表示されます。
- 「詳細設定」タブを開き、「セキュアサインイン」の下にある「ユーザーがCtrl + Alt + Deleteを押す必要がある」にチェックを入れます。
- 「適用」→「OK」の順にクリックすると、セキュアサインインが有効になります。
- セキュアサインインを無効にしたい場合は、「ユーザーがCtrl + Alt + Deleteを押す必要がある」のチェックを外します。
- 「適用」→「OK」の順にクリックすると、セキュアサインインが無効になります。
- 変更を反映させるため、Windows 10を再起動します。

方法2:ローカルセキュリティポリシーを使用する
netplwizの方法で設定を変更できない場合は、ローカルセキュリティポリシーを試してみましょう。こちらはクリック回数がやや多く、対話型ログオンの設定画面まで数段階の操作が必要ですが、確実に設定できます。以下の手順に従ってください。
- Windowsキー + R を押すか、Windowsアイコンの隣にある検索バーをクリックします。
- 検索バーに「実行(Run)」と入力し、「ファイル名を指定して実行」アプリをクリックします。

- ポップアップダイアログが表示されるので、「名前(O)」欄に「secpol.msc」と入力し、「OK」ボタンをクリックします。

- 「OK」をクリックすると、次のウィンドウが表示されます。

- 左側の一覧にある「ローカルポリシー」を展開し、その下の「セキュリティオプション」を選択します。
- 右側の一覧をスクロールし、「対話型ログオン:CTRL+ALT+DELを必要としない」という項目をダブルクリックします。

- 下図のようなダイアログボックスが表示され、「ローカルセキュリティ設定」タブがデフォルトで開いています。
- Windows 10でセキュアサインインを無効にしたい場合は、「有効」ラジオボタンを選択し、「適用」→「OK」の順にクリックします。
- セキュアサインインを有効にしたい場合は、「無効」ラジオボタンを選択し、「適用」→「OK」の順にクリックします。
- 開いているウィンドウを閉じ、パソコンを再起動します。

方法3:レジストリエディターを使用する
上記のいずれの方法でも設定を変更できない場合は、レジストリエディターを利用しましょう。こちらは操作手順がやや多く、2つのダイアログを経由する必要がありますが、確実に設定を反映できます。レジストリの操作は慎重に行ってください。以下の手順に従います。
- Windowsキー + R を押すか、Windowsアイコンの隣にある検索バーをクリックします。
- 検索バーに「実行(Run)」と入力し、「ファイル名を指定して実行」アプリをクリックします。

- ポップアップダイアログが表示されるので、「名前(O)」欄に「regedit」と入力し、「OK」をクリックします。
- 「OK」をクリックすると、レジストリエディターのウィンドウが開きます。

- 左側の一覧にある「HKEY_LOCAL_MACHINE」を展開し、以下のパスへ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE -> SOFTWARE -> Microsoft -> WindowsNT -> CurrentVersion -> Winlogon
- Winlogonフォルダをダブルクリックしたら、右側の一覧から「DisableCAD」という項目をダブルクリックします。

- 下図のように、該当箇所がハイライトされたダイアログボックスが表示されます。
- セキュアサインインを無効にする場合は、「値のデータ」欄に「1」と入力して「OK」をクリックします。
- セキュアサインインを有効にする場合は、「値のデータ」欄に「0」と入力して「OK」をクリックします。
- レジストリエディターを閉じ、Windows 10を再起動すると変更が反映されます。

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