LinuxでTeamViewerの自動起動を無効化する方法:ステップバイステップガイド
TeamViewerは、離れた場所にあるワークステーションにリモート接続し、データやメッセージのやり取りを行うための人気アプリケーションです。Windows環境ではこの用途で最も広く利用されているプログラムの一つであり、Linuxユーザーの一部はWineを併用することで同じ利便性を実現しています。可能であればネイティブのLinuxアプリケーションを使うのが理想ですが、接続先の相手がWindowsを使用している場合は、TeamViewerが必要になることもあるでしょう。
ここで大きな問題となるのが、TeamViewerが自動的に起動してしまう点です。バージョンによっては、wineserverをはじめとする複数のプロセスが同時に立ち上がります。しかも、スタートアップアプリケーションの一覧には表示されないため、PCの再起動時に自動起動しないようにするには、少し工夫が必要です。なお、比較的新しいバージョンのTeamViewerは、Wineなどのライブラリに依存せずに動作するものもあります。
方法1:TeamViewer 8の起動デーモンを無効化する
まず、お好みの方法でコマンドターミナルを開いてください。この作業はグラフィカル環境で行うのが便利です。Ctrl+Alt+Tabキーを押すか、Dashから「terminal」を検索して起動しましょう。LXDEをお使いの場合は、システムツールメニューからLXTerminalを起動するとよいでしょう。KDEメニューやXfce4のWhiskerメニューから起動することも可能です。
ユーザープロンプトが表示されたら、次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
sudo teamviewer --daemon disable
これでTeamViewerの自動起動が無効になります。すでに実行中の場合は、そのまま動作し続けますが、デーモンが無効になっていても、必要なときに自分で手動起動できます。マシンを再起動すれば、関連プロセスが一切立ち上がらなくなっていることを確認できるはずです。
方法2:プロセスを手動で終了させる
デスクトップ環境でタスクマネージャーを開ける場合は、Windowsと同じようにCtrl+Alt+Delキーなどを押して起動し、プロセス一覧から「wineserver」を探してください。
他にWineを利用するプログラムが動いていないのであれば、該当プロセスを右クリックして強制終了しても問題ありません。対象プロセスのパスは、/opt/teamviewer8/tv_bin/wine/bin/wineserverのようになっているはずです(バージョンにより多少異なります)。Wineを使う別のアプリケーションを誤って終了しないよう、パスが異なるプロセスは安易に終了しないでください。マウスカーソルをプロセスに重ねると、詳細情報を確認できます。
方法3:global.confを編集する
コマンドラインから設定ファイルを開きます。
sudo nano /opt/teamviewer8/config/global.conf
ファイル内に次のような行があるか探してください。
[int32] Always_Online = 1
「1」を「0」に書き換え、Ctrl+Oで保存、Ctrl+Xでエディタを終了します。その後コンピュータを再起動すれば、TeamViewerは自動的に起動しなくなるはずです。
方法4:autostartファイルを編集する
ここまでの方法で解決しない場合は、autostartディレクトリを確認してみましょう。コマンドラインでls ~/.config/autostart/を実行し、「teamviewer」や「wine」に関連するファイルがないか探します。何も表示されない場合は、ls ~/.config/autostart/*.desktopを試してみてください。
不要なファイルが見つかったら、rmコマンドで削除できます。
rm ~/.config/autostart/teamviewer.desktop
ファイル名が異なる場合は、実際の名前に置き換えてください。
ファイルを削除せずに残しておきたい場合は、nanoで編集します。
sudo nano ~/.config/autostart/teamviewer.desktop
次のような行を探してください。
X-GNOME-Autostart-enabled=true
値を「false」に変更し、ファイルを保存して終了します。これで自動起動の問題は解決するはずです。
まとめ
以上のように、Linux上でTeamViewerの自動起動を止める方法は複数あります。最も簡単なのはデーモンを無効化する方法ですが、環境によっては設定ファイルやautostartエントリの編集が必要になることもあります。自分の環境に合った方法を選び、快適なリモート接続環境を整えましょう。
著者について

Kevin Arrows(ケビン・アローズ)
ケビン・アローズは、10年以上の業界経験を持つテクノロジースペシャリストです。Microsoft Certified Technology Specialist(MCTS)の認定資格を保有し、常に最新の技術動向をキャッチアップすることに情熱を注いでいます。ソフトウェア開発、サイバーセキュリティ、クラウドコンピューティングなど、幅広い分野について執筆活動を行っており、複雑な技術的概念をわかりやすく解説する能力で高い評価を得ています。
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