MacでMySQLを完全にアンインストールする方法【バックアップから削除まで】
MacからMySQLを完全にアンインストールしようと考えている方へ。実は、MySQLの削除は思っているほど単純ではありません。このチュートリアルでは、MacBook上でMySQLをきれいにアンインストールするための手順を、ステップバイステップでわかりやすく解説します。
ステップ1:データベースのバックアップを作成する
MySQLを削除した後もデータベースを残しておきたい場合は、必ず事前にバックアップを作成しておきましょう。
mysqldumpコマンドを使うと、データベースの内容をテキストファイルとして書き出せます。.sql形式のバックアップファイルがあれば、後でデータベースを再構築したいときにも簡単に復元できるので安心です。
バックアップを作成する手順は以下の通りです。
「command + space」キーを押してSpotlight検索を起動します。
「ターミナル」と入力して検索し、クリックして開きます。
まず、以下のコマンドを入力して、MySQLのバイナリファイルが格納されているディレクトリへ移動します。
cd /usr/local/mysql/bin
続いて、以下のコマンドを実行すると、all_databases.sqlという名前のバックアップファイルが作成されます。
./mysqldump --all-databases > all_databases.sql
このファイルには、データベースを復元するためのSQLクエリがすべて含まれています。後でデータベースを再構築する必要が生じた際に役立ちます。
バックアップが完了したら、いよいよMySQLのクリーンアンインストールに進みましょう。
ステップ2:MySQLサーバーを停止する
この作業は「システム環境設定」から簡単に行えますが、ターミナルから直接実行することも可能です。ここでは両方の方法を詳しく見ていきます。
システム環境設定からMySQLサーバーを停止する
「システム環境設定」を開きます。
パネルの下部にある「MySQL」を探してクリックし、MySQLの設定画面を表示します。
「Stop MySQL Server」ボタンをクリックします。
ターミナルからMySQLサーバーを停止する
Homebrewを使ってMySQLをインストールした方は、以下のコマンドを入力してMySQLサーバーを停止してください。
brew services stop mysql
コマンドが正しく実行されたか確認するには、次のコマンドでサービス一覧を表示します。
brew services list
MySQLのステータスが「stopped」に変わっていれば成功です。
Homebrew以外の方法でMySQLをインストールした場合は、以下の手順に従ってください。
まず、以下のコマンドでMySQLのバイナリファイルがあるディレクトリへ移動します。
cd /usr/local/mysql/bin
続いて、以下のコマンドでMySQLサーバーを停止します。
rootアカウントにパスワードを設定していない場合は、次のコマンドを実行します。
./mysqladmin -u root shutdown
rootアカウントにパスワードを設定している場合は、次のコマンドを実行し、プロンプトが表示されたらrootパスワードを入力してください。
./mysqladmin -u root -p shutdown
コマンドが正常に動作したかどうかは、「システム環境設定」のMySQLパネルを開き、ボタンが「Stop MySQL Server」から「Start MySQL Server」に変わっているかどうかで確認できます。
ステップ3:MySQLのすべての要素を削除する
これらの削除作業は、MySQLをアンインストールするうえで非常に重要です。関連ファイルがmacOS環境に残っていると、古いバージョンのMySQLを再インストールできなくなることがあります。
MySQLフォルダとその中身をすべて削除するには、以下のコマンドを実行します。
sudo rm -rf /usr/local/mysql
sudo rm -rf /usr/local/mysql*
パスワードを求められたら、管理者パスワードを入力してください。
この2つのコマンドを実行することで、MySQLフォルダ本体と、そのフォルダへのシンボリックリンクも確実に削除されます。
スタートアップ項目と環境設定ペインを削除するには、以下のコマンドを実行します。
sudo rm -rf /Library/StartupItems/MySQLCOM
sudo rm -rf /Library/PreferencePanes/My*
「Receipts」フォルダには、MySQLサーバーのインストール・稼働時に作成された要素が含まれています。このフォルダを削除するには、以下のコマンドを実行します。
sudo rm -rf /Library/Receipts/mysql*
sudo rm -rf /Library/Receipts/MySQL*
sudo rm -rf /private/var/db/receipts/*mysql*
これらのコマンドにより、MySQLのインストールや稼働によって作成されたすべての要素がmacOS環境から完全に取り除かれます。
なお、MySQLの導入方法によっては、一部のファイルがそもそも存在しない場合があります。コマンド実行時に「no matches found」というエラーが表示されても、無視して問題ありません。
以上の手順で、MySQLのアンインストールは完了です。あとは別のバージョンのMySQLを新たにインストールし、事前に作成しておいたバックアップからデータベースを復元すれば、環境をすぐに再構築できます。
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