about:blank(アバウトブランク)とは?意味と表示される原因、削除・変更する方法を解説
ブラウザを開いたときに「about:blank」という真っ白なページが表示され、「これは何?どうやって消せるの?」と疑問に思ったことはありませんか。この記事では、about:blankページの役割、潜んでいるかもしれないセキュリティリスク、そして二度と表示されないようにするための具体的な対処法まで、わかりやすく解説します。

「about:blank」ページとは?
about:blankページは、特定のブラウザだけの機能ではありません。Google Chrome、Mozilla Firefox、Apple Safari、Microsoft Edge、Internet Explorer、Brave、Operaなど、ほぼすべての主要ブラウザに存在しています。
その名の通り、about:blankページとはブラウザのタブに表示される「空のページ」のことです。新しいタブを開いた瞬間や、ブラウザを起動したときに、ふと目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
ただし、注意が必要なケースもあります。後述しますが、改変されたabout:blankページが表示される場合、マルウェア(多くはブラウザハイジャッカー)に感染している可能性があるのです。
あえてabout:blankを使うメリット
新しいタブを開くたびに空白ページが出るのは不便だと感じる人もいますが、逆にこの仕様を意図的に活用しているユーザーも少なくありません。
一見地味な機能に思えますが、about:blankページには次のようなメリットがあります。
- 余計な要素による気散じを防ぎ、集中できる
- ホームページを常に空白の状態に保てる
- 古いPCでのプロセスを抑え、ブラウザがシステムリソースを占有するのを防げる
- セッション開始時に通信のないタブを開くことで、帯域幅の消費を抑えられる
- 起動時のプライバシーを確保できる(共有のオフィス環境で特に有効)
- 前回のセッションでキャッシュされた大量のタブやウィンドウが一斉に開かれるのを防げる
これらの中でも特に大きなメリットは、CPUとメモリ使用量の削減です。
低スペックのPCでは、FirefoxやChromeなどのブラウザが起動直後の数秒間に、利用可能なシステムリソースのかなりの割合を消費することがあります。その結果、同時に実行している他のアプリケーションの動作に支障が出ることもあります。

こうした動作は、起動ページをabout:blankに設定しておくことで完全に回避できます。
マルウェア感染の可能性はある?
結論から言えば、ほとんどの場合、この空白ページはマルウェアではなく、PCのセキュリティにとって危険なものではありません。ブラウザを常に最新バージョンに更新していれば、心配する必要はほぼないでしょう。
ただし過去には、about:blankの機能を悪用してユーザーを広告ページへ誘導するアドウェアプログラムが確認されたこともあります。
最も多いのは、ブラウザハイジャッカーがホームページを勝手に書き換えるケースです。特に、ウイルス対策ソフトが脅威を検出したものの、感染を完全に駆除でききれなかった場合に発生しやすい傾向があります。
感染を疑うべき典型的な症状は以下の通りです。
- 同意していないのに、不要なアドウェアがPCにインストールされる
- Webページ上のテキストが勝手にクリック可能なリンクに変換される
- 偽のアップデートやソフトのインストールを促すポップアップが頻繁に表示される
- よく訪問するサイトに、外部から注入された広告バナーが表示される
これらの症状に心当たりがある場合は、Malwarebytesでディープスキャンを実行し、システムから潜在的に望ましくないマルウェアやアドウェアを完全に除去するのが最善の対策です。
about:blankページを削除・変更する方法
まず押さえておきたい点として、about:blankページ自体を完全に取り除くことはできません。これはブラウザに組み込まれた基本機能であり、内部に常驻しているためです。
しかし安心してください。設定を変更すれば、自分の目に触れないようにすることは十分可能です。
ブラウザ起動時に新規タブページや任意のWebサイトを表示したい場合は、各ブラウザの設定から既定の動作を変更しましょう。
手順はブラウザごとに異なるため、ここでは主要ブラウザ別の設定方法を順番に紹介します。
Google Chromeの場合
Chromeを開き、右上の縦3点アイコンをクリックして、メニューから「設定」を選択します。
続いて左メニューの「起動時」セクションに移動し、「新しいタブページを開く」を選択するか、「指定したページを開く」のリストから「about:blank」を削除してください。

Mozilla Firefoxの場合
Firefoxの場合は、右上のメニューボタン(3本線アイコン)をクリックし、「設定」>「ホーム」の順に進みます。
表示された画面で、ブラウザ起動時や新規ウィンドウを開いたときに表示したいホームページを任意のものに変更します。「about:blank」や「空白のページ」が選択されていないことを必ず確認してください。

Safariの場合
MacなどApple製品でSafariを使用している場合は、メニューバーの「Safari」から「環境設定」を開き、「一般」タブをクリックします。
一般設定の画面内で、ホームページ欄の「about:blank」を削除し、起動時に表示したい任意のURLに書き換えてください。

Microsoft Edgeの場合
Microsoft Edgeまたはその派生ブラウザを使用している場合は、「設定」>「起動時」の順に移動することで、about:blankページの表示を解除できます。
そこで「新しいタブを開く」を選択するか、Edgeの起動時に開かれるページのリストから「about:blank」を削除すれば完了です。
-
about:blank(空白ページ)とは?正体と削除・設定方法を徹底解説
Chrome、Firefox、Safari、Microsoft Edgeなど、どのブラウザを使っていても、新しいタブを開いた瞬間にabout:blank(空白ページ)が表示され、「これは正常な表示なのか、それともパソコンがマルウェアに感染してしまったのか」と不安になったことはありませんか?この記事では、about:blankの正体をわかりやすく解説し、気になる場合の対処・削除方法までご紹介します。それでは早速見ていきましょう。 about:blankとは? about:blankは実際のウェブページではなく、ブラウザに最初から組み込まれている機能です。URI(Uniform Resource
-
TrickBotマルウェアとは?感染経路とMacからの完全削除ガイド
2016年以降、サイバー犯罪者たちは機密データを盗み見るためにTrickBot(トリックボット)マルウェアを使用してきました。当初はデータ窃取に重点を置いていたこのマルウェアは、現在ではネットワークトラフィックを改ざんしてさらなる拡散を図る能力まで備えています。脅威アクターにとってお気に入りのツールであり、長年にわたるアップデートを重ね、より多くのシステムを標的にできるよう進化してきました。そのため、「適応型モジュラーマルウェア」という評価も得ています。 さらに、バンキングトロイの木馬であるTrickBotは、感染したネットワークを経由して拡散する性質を持ち、WindowsのServer Me