Androidに「Ultimate Performance Mod」をインストールする方法|root済み端末のパフォーマンスを最大化
root化したAndroidスマホを使い込んでいる実験好きなユーザーなら、デバイスのパフォーマンスを細かくチューニングするためのツールが数多く存在することはご存じでしょう。CPUクロックの調整、build.propの編集、GPU設定の変更など、端末を爆速化するためのアプリや手法には事欠きません。
とはいえ、パフォーマンス向上のために複数のアプリを組み合わせて最適な構成を見つけるのは、なかなか骨の折れる作業です。そこで登場するのが「スクリプト」――Androidシステムにさまざまな変更を一括で加え、最大限のパフォーマンスを引き出すオールインワンパッケージです。今回紹介する「Ultimate Performance Mod(UPM)」は、まさにその代表格と言える存在であり、期待通りの成果をもたらしてくれます。
UPMは、XDA Developersの有志ユーザーたちによるスクリプトやチューニングを集約し、1つの書き込み可能な.zipファイルにまとめたものです。筆者は「端末を速くする」「バッテリーを節約する」と謳うものに対して、本来ならかなり懐疑的な立場です。Google PlayにはRAMクリーナーアプリが大量に出回っていますが、それらはむしろ全体的なパフォーマンスに悪影響を与えることさえあるからです。
必要なもの
- root化済みのAndroidスマホ(root化の手順はAppualsの「how to root」ガイドを参照)
- TWRP / CarlivTouch / CWMなどのカスタムリカバリー
- カーネルのinit.dサポート、またはGoogle Playの「Universal Init.D」アプリ
※UPM V13はAndroid 5.0〜7.1に対応 - 任意:UPMアンインストーラースクリプト(リカバリーから書き込み可能)
- 任意:nandroidバックアップ(必ず取得しておくことを強くおすすめします)
Ultimate Performance Modは具体的に何をしてくれる?
UPMは、Android向けに人気の高い4つのパフォーマンスエンジンを統合したものです。
- Pure Performance X
- Broadcom Booster
- Adrenaline Engine
- Fly-On Mod
主な機能は以下のとおりです。
- メモリ管理の完全最適化
- LinuxカーネルレベルのチューニングによるGUI・CPUパフォーマンスとバッテリー持ちの改善
- /systemおよび/data内アプリのzipalignを24時間ごとに自動実行、起動時にもzipalignを実行
- CPU負荷の一部をGPUレンダリングへオフロードし、CPUクロックを必要に応じて自動スケーリング
実際にはさらに膨大な機能リストがありますが、ここでは詳細な解説よりも導入ガイドに焦点を当てます。それでも懐疑的な方のために付け加えると、XDAの公式スレッドでは1,215件の投稿中973件もの「Thanks」が寄せられているほど高く評価されています。
それでは、早速インストールしていきましょう!
AndroidへのUltimate Performance Modのインストール手順
ステップ1:init.dサポートの確認
まず、お使いのカーネルがinit.dに対応しているかを確認します。最も簡単な方法は、必要条件の項で紹介した「Universal Init.D」アプリをダウンロードして起動することです。アプリを開き、下にスクロールして「Test」ボタンを押し、スマホを再起動してもう一度アプリを開いてください。

カーネルがすでにinit.dをサポートしていれば、その旨が表示されます。対応していない場合は、アプリ上部のOn/Offスイッチを切り替えて再起動すれば、init.dサポートをエミュレートできます。
もしこれでも物足りないなら、カーネル自体にinit.dサポートを組み込むという手もあります。ただしこれはやや上級者向けで、専用のガイドが必要になります。「その道を選ぶ」という方は、準備が整ったらまた戻ってきてください。
ステップ2:ZIPファイルの書き込み
準備はいいですか? カスタムリカバリーを起動し、上記リンクから入手したultimate_performance_v13.zipをフラッシュしてください。
ステップ3:再起動して効果を確認
あとはスマホを再起動するだけです。問題なく完了していれば、実際にどれほどパフォーマンスが変化したか試してみましょう。重めのゲームアプリを起動したり、ウェブページをスクロールしてみたりしてください。
システムにどんなチューニングが施されたのか気になる場合は、テキストエディタでbuild.propを開き、「#By PurePerformance X」のセクションまでスクロールすると、変更内容の一端をうかがい知ることができます。
筆者は、自分で調査・検証していないものについて記事にしたり、読者にインストールを勧めたりすることは決してありません。テックライターとしての名誉にかけて言いますが、UPMは筆者のスマホ(RAM 3GB、Mediatek Helio X20 オクタコア搭載、Marshmallow 6.0)の総合パフォーマンスに大きな違いをもたらしました。もともと十分に高性能な端末でしたが、UPM導入後はゲームが数秒で起動し、ウェブページのスクロールはバターのように滑らかになり、スタンバイ時のバッテリー持ちは数時間延びたと実感しています。
トラブルが発生した場合の対処法
このスクリプトをフラッシュした後にブートループに陥った場合は、リカバリーを起動してアンインストーラーをフラッシュしてください。スクリプトが完全に削除され、元のbuild.propファイルが復元されるはずです。それでも解決しない最悪のケースでは、nandroidバックアップを復元しましょう。
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