lsblkコマンドでLinuxのデバイス名・ディスク・パーティション情報を一覧表示する方法
Linuxでは、ディスクやパーティションを直接コマンドラインから操作する必要がある場面がよくあります。実際に操作したい対象はファイルシステムであることが多いのですが、その操作はファイルシステムが格納されているパーティションを指定して行うことになります。コマンドラインでは、これらを「/dev/sda3」のようなデバイス名で参照します。
しかし、ディスク、パーティション、光学ドライブ、USBドライブなどが多数接続されたシステムでは、それぞれに割り当てられたデバイス名を特定するのが難しいことがあります。そこで活躍するのが「lsblk」コマンドです。
lsblkコマンドとは何をするもの?
lsblkは、ストレージデバイスに関する情報を表示するユーティリティです。最も一般的な使い方は、後続のコマンドに渡す正しいデバイス名を特定することです。
lsblk

多くの場合、追加オプションなしのlsblkだけで、操作したいディスクやパーティションを識別するのに十分です。たとえば上の画像からは「sda4」がWindowsパーティションだと分かりますが、これはサイズが約200GBであることを知っているからです。しかし、同じサイズのパーティションが2つ以上あると、話はもう少し複雑になります。また、システム内の特定のディスクやパーティションのサイズを知らない、あるいは覚えていないというケースもあるでしょう。
Linuxではデバイス名を取り違えると大変危険です。誤ったコマンド一つで、大切なデータを破壊したり損傷させたりする可能性があります。
便利なlsblkのオプション
デフォルトでは、lsblkは先ほどの画像のように少数のプロパティしか表示しません。しかし、コマンドにオプションを追加すれば、さらに多くのデバイスプロパティを出力できます。そうすることで、目的のディスクやパーティションを格段に簡単に特定できるようになります。
SSDかHDDかを判別する
lsblkでどのような追加列を表示できるかを確認するには、次のコマンドを実行します。
lsblk --help
ここではROTAとDISC-GRANという列を使います。ROTAは、そのブロックデバイスが回転式ストレージ(HDD)に属しているかどうかを示します。ハードディスクは回転式なので、この列には「1」(真を意味するバイナリ値)が表示されます。DISC-GRANはdiscard(トリム)の粒度を表します。SSDは未使用のデータブロックを解放するためにdiscardをサポートしていますが、ハードディスクはこの機能を必要としないためサポートしていません。そのため、HDDではこの列に「0B」(discard粒度ゼロバイト)と表示されます。
lsblk -o +ROTA,DISC-GRAN

ディスク/パーティション上のファイルシステムを表示する
パーティションの一覧を見れば、サイズだけである程度何が格納されているか推測できることもあります。それでも判断できない場合は、lsblkにファイルシステム情報も出力させましょう。この方法の方がパーティションを特定しやすくなります。その理由は以下の通りです。
- WindowsはNTFSファイルシステムを使用する
- Linuxは通常ext4を使用する
- USBデバイスはFAT、FAT32(vfat)、またはNTFSを使用する
- EFIブートパーティションは非常に小さく、vfatファイルシステムとして表示される
さらにLABEL列も追加しましょう。パーティション作成時やフォーマット時にラベルが付けられている場合、識別の手がかりになります。
lsblk -o +FSTYPE,LABEL
リムーバブルデバイス/USBメモリを表示する
lsblk -o +RM
このコマンドは、デバイスがリムーバブルかどうかを示す列を追加表示します。「1」は「真」を意味し、USBメモリなどのリムーバブルメディアであることを示します。
HDD/SSDのモデル名を表示する
ファームウェアのアップグレードやドライバのダウンロードのために、ストレージデバイスの正確な型番を調べたい場合に便利です。
lsblk -d -o +MODEL
ファイルシステムのUUID(汎用一意識別子)を表示する
古いLinuxディストリビューションでは、「/etc/fstab」にデバイス名を記述してファイルシステムをマウントしていました。しかしこの方法は信頼性に欠けていました。システムに別のストレージデバイスを追加すると、「/dev/sda2」が「/dev/sdb2」に変わってしまう可能性があるからです。現在は代わりにUUIDが使われています。UUIDは、コンピュータに何を追加・削除しても変わりません。何らかの理由でUUIDが必要な場合は、次のコマンドでlsblkに表示させることができます。
lsblk -o +UUID
必要なその他の列を表示する
このチュートリアルの冒頭で、lsblkが表示できる追加列を確認するために以下のコマンドを使いました。
lsblk --help
ここで紹介した例だけではニーズを満たせない場合は、再度ヘルプ情報を確認し、必要に応じてオプションを組み合わせてください。やり方は簡単で、lsblk -o +に続けて出力したい列名を指定するだけです。複数の列名はカンマ(「,」)で区切ります。例:
lsblk -o +SCHED,RM,FSTYPE
まとめ
目的のデバイス名を特定できたら、続いて実行するコマンドでは、必ず完全なデバイスパスに置き換えてください。たとえば、lsblkの結果として「sda4」が得られた場合、次のコマンドでは「/dev/sda4」と指定します。つまり、mkfs -t ext4 /dev/sda4のようなコマンドでは、「sda4」ではなく「/dev/sda4」と入力するということです。
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