LinuxでZIPファイルを解凍する方法|unzipコマンドの基本と便利なオプション一覧
ZIPファイルは、コンピュータやサーバー間でデータをやり取りする際に手軽かつ効率的な手段です。ファイルを圧縮しておけば、ローカルドライブのディスク容量を節約できるだけでなく、インターネットからファイルをダウンロードする際にも帯域幅を大きく抑えられるため、ほとんどの場合、フルサイズのファイルをそのまま送るよりも快適に扱えます。
圧縮されたアーカイブを受け取ったら、Linuxではたった1つのコマンドで解凍できます。unzipコマンドには多数のスイッチ(オプション)が用意されており、動作を柔軟にカスタマイズできるのも魅力です。
単一のZIPファイルを解凍する
ファイルを解凍するときの基本的な構文は以下のとおりです。
unzip filename
たとえば、3つのテキストファイルが含まれたsample.zipというアーカイブがあるとします。このファイルを現在のフォルダに解凍するには、次のコマンドを実行します。
unzip sample.zip
複数のファイルをまとめて解凍したい場合は、unzip first.zip second.zip third.zip のようにファイル名を順に列挙するか、ワイルドカードを使って unzip *.zip のように指定すればOKです。
なお、コマンドラインを使わず、デスクトップ環境のGUIでZIPファイルを展開することも可能です。デスクトップ環境ごとに操作は異なりますが、一般的には圧縮ファイルを右クリックし、「展開」や「ここに解凍」といったメニュー項目を選択するだけで解凍できます。
unzipコマンドが使えないときは
環境によってはunzipがインストールされていない場合があります。その場合は、Debian/Ubuntu系なら sudo apt install unzip、RHEL/CentOS系なら sudo yum install unzip を実行してインストールしてください。
unzipコマンドの主なオプション
基本のunzipコマンドの動作を変更したい場合は、以下のオプションを活用しましょう。
- -d /path/to/extract/location: アーカイブを別のディレクトリに解凍します。
- -j: アーカイブ内にフォルダ構造が含まれていても、新しいフォルダを作成せずに解凍します。
- -l: 解凍せずに、アーカイブファイルの内容一覧を表示します。
- -n: 既存のファイルを上書きしません。代わりのファイル名を指定するよう求められます。
- -o: 必要に応じて、既存のファイルを上書きします。
- -P password: パスワードで保護されたアーカイブを解凍するためのパスワードを指定します。
- -q: 標準出力にステータスメッセージを表示せずに解凍します。
- -t: アーカイブファイルが有効かどうかをテストします。
- -v: 解凍せずに、アーカイブに関する詳細情報を表示します。
- -x filename: アーカイブを解凍しますが、指定したファイルだけは除外して展開します。
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