【Windows 11/10】Hyper-Vで仮想マシンをエクスポート・インポート・複製する方法
この記事では、Windows 11/10に標準搭載されているHyper-Vを使って、仮想マシンをインポート・エクスポート・複製する方法を詳しく解説します。作成済みの仮想マシンを別のパソコンに移して、すぐに同じ環境を使い始めたい場面は意外と多いもの。そんなときに役立つのが、Hyper-Vに備わっているエクスポートとインポートの機能です。

Hyper-VはWindows 11/10に組み込まれている仮想化ツールです。すでにHyper-Vの仮想マシン上にOSをインストールしていて、何らかの理由でその環境ごと別のパソコンへ移行したい場合でも、追加ソフトを導入しなくても標準機能だけで対応できます。
Hyper-Vから仮想マシンをエクスポートする方法
仮想マシンをエクスポートするには、以下の手順に従います。
- タスクバーの検索ボックスで「Hyper-V マネージャー」と検索して開く
- 左側の一覧からホストコンピューターをクリック
- エクスポートしたい仮想マシンを右クリック
- 「エクスポート」を選択
- 「参照」ボタンをクリックして保存先フォルダーを指定
- 「エクスポート」ボタンをクリック
それでは、各手順を詳しく見ていきましょう。
まず、パソコンでHyper-Vマネージャーを開きます。すでに開いている場合は、実行中の仮想マシンがないことを確認してください。まだ開いていない場合は、タスクバーの検索ボックスに「hyper-v マネージャー」と入力し、表示された結果をクリックして起動します。
次に、左側の「Hyper-V マネージャー」の下にあるホストコンピューターを選択すると、画面にすべての仮想マシンが一覧表示されます。エクスポートしたい仮想マシンを右クリックし、「エクスポート」を選択しましょう。

ポップアップウィンドウが開き、エクスポートファイルの保存先フォルダーを指定するよう求められます。「参照」ボタンをクリックして、任意のフォルダーを選んでください。

保存先を選んだら「エクスポート」ボタンをクリックします。処理は数分程度で完了し、終了後にフォルダーを開けばエクスポートされたファイル一式を確認できます。
Hyper-Vに仮想マシンをインポートする方法
仮想マシンをインポートするには、以下の手順を実行します。
- パソコンでHyper-Vマネージャーを開く
- 右側の操作ペインから「仮想マシンのインポート」をクリック
- 「次へ」ボタンをクリック
- 「参照」ボタンでエクスポート済みのフォルダーを選択
- インポートする仮想マシンを選択
- 「仮想マシンを復元する」を選択して「次へ」をクリック
- 仮想マシンのファイルを保存するフォルダーを指定
- 「参照」ボタンで仮想ハードディスクの保存先フォルダーを選択
- 「完了」ボタンをクリック
以下、手順の詳細を確認していきます。
まずはHyper-Vマネージャーを起動します。タスクバーの検索ボックスを利用すると素早く開けます。続いて、画面右側に表示される「仮想マシンのインポート」をクリックし、ウィザードが開いたら「次へ」ボタンを押します。

次に、エクスポートしたフォルダーを指定します。「フォルダーの検索」画面が表示されていることを確認し、「参照」ボタンをクリックして、先ほどエクスポートしたフォルダーを選択してください。

「次へ」をクリックすると、インポートする仮想マシンの選択画面に移ります。エクスポートしたフォルダーに複数の仮想マシンが含まれている場合もあるため、「仮想マシンの選択」セクションで目的の仮想マシンを選び、「次へ」をクリックします。

続く「インポートの種類の選択」画面では、次の3つのオプションが表示されます。
- 仮想マシンを登録する(既存の一意のIDを使用)
- 仮想マシンを復元する(既存の一意のIDを使用)
- 仮想マシンをコピーする(新しい一意のIDを作成)
今回は2番目の「仮想マシンを復元する(既存の一意のIDを使用)」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

次に、仮想マシンのファイルを保存するフォルダーを選択します。デフォルトではProgramDataフォルダー内の「Hyper-V」フォルダーに保存されますが、必要に応じて「仮想マシンを別の場所に格納する」にチェックを入れ、任意のパスを指定することも可能です。

カスタムフォルダーを指定しない場合は、そのまま「次へ」をクリックして「記憶域フォルダーの選択」画面へ進みます。ここでは、仮想ハードディスクを保存するフォルダーを指定します。「参照」ボタンをクリックし、用途に合わせたパスを選択してください。

最後に「完了」ボタンをクリックすればインポートは完了です。あとは新しいパソコン上で仮想マシンを起動してみましょう。
Hyper-Vで仮想マシンを複製(クローン)する方法
Hyper-Vには専用の「複製」ボタンはありませんが、エクスポートとインポートを組み合わせることでクローンを作成できます。手順は以下のとおりです。
- 元となる仮想マシンをエクスポートする
- 「仮想マシンのインポート」ウィザードを開き、エクスポートしたフォルダーを指定する
- インポートの種類で「仮想マシンをコピーする(新しい一意のIDを作成)」を選択する
- 保存先フォルダーを指定して「完了」をクリックする
「コピーする」を選ぶと新しい一意のIDが発行されるため、同一ホスト上に同じ構成の仮想マシンを複数台並べて運用することもできます。テスト環境の量産などに便利な方法です。
よくある質問
仮想マシンのインポート・エクスポートとは?
Hyper-Vの「インポート」と「エクスポート」機能を使うと、仮想マシンを別のパソコンへ移動できます。また、これらの機能は仮想マシンのバックアップとしても活用でき、同じパソコンでも別のパソコンでも復元(リストア)できます。
Hyper-Vでインポート・エクスポートを行うには?
Hyper-Vで仮想マシンをインポート・エクスポートするには、標準搭載の機能を使用します。エクスポートは、仮想マシンを右クリックしたときのコンテキストメニューから「エクスポート」を選択します。インポートは、操作ペイン(アクションペイン)にある「仮想マシンのインポート」を選択します。
以上で解説は終わりです。このチュートリアルが、Hyper-Vでの仮想マシンの移行やバックアップの参考になれば幸いです。
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