Windows 10で電源プランを作成・管理する方法|設定からコマンド操作まで徹底解説
PC画面右下の電源アイコンをクリックすると、「バランス」「高パフォーマンス」「省電力」、そして「カスタムプラン」といったさまざまな電源プランが表示されます。「このカスタムプランはどこから来たのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
これらの電源プランは、Windows 10上のハードウェアやシステム設定に関連するすべての電源設定を管理するために使われています。
目次
- カスタム電源プランを作成すべき3つのケース
- Windows 10でカスタム電源プランを作成する方法
- バランス・高パフォーマンス・省電力の違いとは?
- 利用可能な電源プランの一覧を表示する方法
- カスタム電源プランをエクスポートして展開する方法
カスタム電源プランを作成すべき3つのケース
新しい電源プランを作成・適用したい場面は、主に以下の3つです。
- Creators Update(クリエーターズアップデート)の適用後に電源プランが消えてしまった場合
- 自分の使い方や好みに合わせて電源プランをカスタマイズしたい場合
- 詳細電源設定などが勝手に変更されてしまう場合
それでは、以下の手順に従って、自分専用のカスタム電源プランを設定していきましょう。
Windows 10でカスタム電源プランを作成する方法
電源プランを設定するには、「電源とスリープの設定」を開く必要があります。ここでは、PCのスリープや電源に関するすべての設定を変更できます。
手順1. スタート > 設定 > システム の順に開きます。
手順2. 左メニューの「電源とスリープ」を選択し、「追加の電源設定」をクリックします。
手順3. 開いたウィンドウで「電源プランの作成」をクリックします。
この画面では、標準で用意されている電源プランである「バランス」、「高パフォーマンス」、「省電力」が確認できます。
手順4. 「既存のプランをベースにする」セクションで、ベースとなる電源プランにチェックを入れます。ここでは推奨されている「バランス」を選択しましょう。
続いて「プラン名」欄に、新しい電源プランの名前を入力します。ここでは例として「マイカスタムプラン1」と入力します。
入力できたら「次へ」をクリックします。
手順5. 「プラン設定の編集:マイカスタムプラン1」画面で、ディスプレイの明るさやスリープに入るまでの時間など、お好みの設定を選択し、「作成」ボタンを押して新しい電源プランを完成させます。
手順6. 「作成」をクリックすると、次の画面で新しく作成した電源プランが表示されます。ここでは「マイカスタムプラン1」が追加されています。
新しい電源プランを適用すれば、Windows 10の電源設定が自分の使い方に最も適した状態になります。
さらに細かく調整したい場合は、詳細な電源設定を変更することをおすすめします。
ところで、既存の3つの電源プラン(バランス・高パフォーマンス・省電力)のうち、どれを選べばよいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。次はそれぞれの違いを見ていきましょう。
バランス・高パフォーマンス・省電力の違いとは?
この3つはすべてWindows 10に標準搭載されている電源プランです。推奨は「バランス」ですが、用途によっては「高パフォーマンス」や「省電力」を選ぶユーザーもいます。
それぞれのメリット・デメリットがわからない方は、以下の説明を参考にしてください。
バランス — Windows 10のデフォルトの電源プランです。CPUのパフォーマンスを効率よく引き出しながら省電力性も両立できるため、最も多くのユーザーに使われています。
高パフォーマンス — 省電力とは対照的に、ディスプレイの明るさを上げ、省電力目的でアプリの動作を制限しません。そのぶん消費電力は増えますが、PCの性能を最大限に引き出せます。
省電力 — ディスプレイの明るさを下げ、ソフトウェアやハードウェアの動作を抑えることでバッテリー駆動時間を延ばします。バッテリー残量が少ないときに特に役立つプランです。
ただし、大切なのは「自分のPC環境に最も合った電源プランを選ぶこと」です。ご自身の使い方に合わせて最適なプランを選びましょう。
利用可能な電源プランの一覧を表示する方法
各電源プランの違いがわかったところで、「そもそも自分のPCにどんなプランがあるのか知りたい」という初心者の方もいるでしょう。そんなときは、コマンドプロンプトを使えば、作成したカスタム電源プランを含むすべての利用可能なプランを一覧表示できます。
手順1. Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を起動します。
手順2. ボックスにcmdと入力し、Enterキーを押してコマンドプロンプトを開きます。※管理者権限でWindows 10にサインインしている必要があります。
手順3. コマンドプロンプトにpowercfg /listと入力し、Enterキーを押して実行します。
すると、バランス、カスタム電源プラン、高パフォーマンス、省電力を含む、PCに設定可能なすべての電源プランが一覧で表示されます。
上のスクリーンショットのように、各電源プランの横にはGUIDが表示されていることにも注目してください。このGUIDは、次に紹介するエクスポート作業で必要になります。
利用可能な電源プランを確認したら、カスタマイズした電源プランをエクスポートして、ほかのPCに展開するのもよいでしょう。
カスタム電源プランをエクスポートして展開する方法
せっかくWindows 10用のカスタム電源プランを作成したなら、ファイルとして書き出してほかのPCでも活用してみませんか?
以下の手順に従ってください。
コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。
powercfg -EXPORT C:\マイカスタムプラン1.pow {guidPlan-New}
ここではカスタム電源プランとして「マイカスタムプラン1」を指定しています。{guidPlan-New}の部分には、前述の手順で確認した対象プランのGUIDを入力してください。
Enterキーを押してコマンドを実行すると、指定した場所に.pow形式のファイルとして保存されます。
あとは、この新しいカスタム電源プランを使って、Windows 10の電源設定を自由に管理できるようになります。
まとめ
本記事では、Windows 10で電源プランを作成・変更する方法と、その最適化の手順を解説しました。自分に合った電源プランを作り、詳細設定まで調整することで、初めて本当に快適な電源管理が実現します。ぜひ本記事を参考に、あなたのPCに最適な電源プランを見つけてください。
-
Windows 10の電源プランを変更する方法!省電力・高パフォーマンスの使い分けを解説
Windowsには、特定の作業内容に合わせてカスタマイズできる多彩な電源設定オプションが用意されています。ユーザーは自分の使い方に応じてシステムの電力を柔軟に管理でき、「電源プランの変更」機能を活用すれば、作業をただこなすだけでなく、より有意義かつ生産的に進められます。この記事では、Windowsの電源プランの編集方法を詳しく解説し、より快適でパーソナライズされたPC体験を実現する方法をご紹介します。Windows 10で電源プランを変更する方法Windows 10のPCでは、作業内容に応じて異なる電源プランを使い分けるのがおすすめです。省電力モード:重い処理を行わず、長時間にわたって電力を節
-
【Windows 10】Microsoftファミリー機能でお子様のアカウントを安全に管理する方法
これまでの記事では、Windows 10でさまざまな種類のアカウントを作成する方法や、そのアクセス方法についてご紹介してきました。しかし、お子様のアカウントを具体的にどう管理すればよいのかについては、まだ詳しく触れていませんでした。実は、特定のアプリの使用を禁止したり、悪意のあるコンテンツを含むWebサイトへのアクセスをブロックしたりすることができるのです。 さらに、お子様がPCを使用できる時間帯と使用できない時間帯を細かく設定することも可能です。これらはすべて、Windows 10の設定アプリ内にある「アカウント」セクションから行えます。ただし、手順を進める前に、Windows 10で利用